TOMIX

国鉄時代とJR後のお召塗装を再現

EF81形(81号機・お召塗装)、EF81形(81号機・復活お召塗装

EF81形81号機は、1985(昭和60)年に開催された「つくば万博」へのお召列車のけん引機に抜擢され、側面の帯をはじめ手すりや解放テコなど各部に銀色の色差しが施された、いわゆる「お召」仕様になりました。その後は、「赤2号」や「北斗星色」に塗り替えられましたが、2014(平成26)年に再びお召塗装へ復刻されました。製品では、国鉄時代のお召塗装をプレステージモデル(写真左)で、現在の復刻後の姿をスタンダードモデル(写真右)で発売いたします。前者はHゴムをグレーで、後者では黒色で再現するなど、時代設定に合わせて細部を作り分けています。

時代設定により異なる屋根上

EF81形(81号機・お召塗装)屋根上
EF81形(81号機・復活お召塗装)屋根上

屋根上をご覧ください。実車ではパンタグラフや高圧配線も銀色で塗装され、一般的なEF81形とは異なる特徴的な外観となっています。製品はそのような特徴はもちろん、国鉄時代を再現した『お召塗装』(写真左)ではガイシを白色とし、常磐無線アンテナが搭載された姿を、JR化後を再現した『復活お召塗装』(写真右)ではガイシが緑色で常磐無線アンテナが撤去されて台座のみが残る姿とし、ランボードは黒色とするなど両者の形態的な差異を作り分けています。

付属のカプラーと交換して銀色の連結器を再現

銀色の連結機

同機の特徴のひとつである銀色で塗装された連結器は、付属のダミーカプラーと交換することで再現できる仕様としています。同じく銀色に塗装された解放テコと相まって、実感的なスカート周りとなっています。

銀色で雰囲気を実車に近づけた車輪

銀色の車輪

実車では足回りにも銀色の色差しが施されていますが、製品でもそのイメージを大切にして車輪は銀色のものを採用し、円周側面に施された色差しの雰囲気を演出しています。写真は『お召塗装』で、輪心部分はボックス動輪で再現しており、『復活お召塗装』では一体車輪としています。

作り分けた銀帯の質感

まだまだニューラインナップが続く『EF81形』シリーズ。
次回は『81号機・北斗星』と『トワイライトエクスプレス』をご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに!