EF81形「北斗星色」は、寝台特急「北斗星」の登場に伴い、列車のイメージアップとPRのため、1988(昭和63)年に登場しました。鮮やかな赤2号をベースに側面に描かれた大きな流れ星が特徴で、ロングラン運用に耐えうるべく、内部機器の他、ブレーキシューの変更とそれに伴う一体車輪化など、足回りに改良が施されています。「北斗星」のけん引を中心に長らく活躍を続けてきましたが、2010(平成22)年7月に後継機のEF510形500番代へバトンを渡し、「北斗星」の運用から撤退しました。かつては10両以上が在籍した同色のEF81形も、現在は数両が残るのみとなっています。
EF81形「レインボー」は、ジョイフルトレイン「スーパーエクスプレスレインボー」用のけん引機として、95号機に専用塗装を施し、1987(昭和62)年に登場しました。赤2号より明るめの赤地に、側面には白文字で大きく"EF81"と描かれた斬新なデザインが特徴で、「北斗星」を始め、寝台特急の運用に就くこともありました。「スーパーエクスプレスレインボー」が既に引退した現在も専用塗色のまま残り、主に臨時列車のけん引等で活躍しています。 製品では、この2つのカラーのEF81形を、2010(平成22)年頃の姿をプロトタイプとし、『北斗星色』はスタンダードモデルとプレステージモデルを、『レインボー』はスタンダードモデルをラインナップしています。なお、プレステージモデルは、パンタグラフや各種手すり、解放テコなどに金属製パーツを使用し、より質感を高めたモデルとしています。 |