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交直流機の決定版、EF81形に『カシオペア色』と『赤2号・ひさし付』が登場!
今回はその特徴をご紹介いたします。
2011.09.29up

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EF81形は、1968(昭和43)年に登場した交直流電気機関車です。日本海縦貫線の電化に際して、同線で使用されている直流、交流50Hz・60Hzの3種類の電源方式すべてに対応する機関車として開発されました。同機は総勢164両が製造され、交直流機の代表的な存在となりました。仕様も運用範囲の拡大や用途により多岐にわたり、当初はローズピンク一色だった塗色も多種多様になっています。
今回はその中から、JR東日本の『カシオペア色』と『赤2号・ひさし付』を発売いたします。『カシオペア色』は「カシオペア」けん引用に専用塗色をまとい、主に「カシオペア」や「北斗星」など、寝台特急を担当しました。3両体制で運用された同機は、いずれも田端運転所に配置され、途中で廃車された1両を含めて計4両が活躍しました。なお、現在はその役目をEF510-500形に譲っています。
一方『赤2号・ひさし付』は、同社が保有するEF81形の標準色である赤2号をまとい、運転台窓上にはつらら切りを兼ねたひさしを装備した、特徴のある外観を持つ車両です。製品は青森車両センターに所属する同機の中で、0番代の最終増備グループをプロトタイプとしました。同センターのEF81形は「あけぼの」のけん引機として、現在も長岡~青森間で活躍中です。
製品では『カシオペア色』『赤2号・ひさし付』共々、スタンダードモデルに加えてプレステージモデルもラインナップしています。プレステージモデルでは、パンタグラフや各種手すり、解放テコなどに金属製パーツを使用し、より質感を高めたモデルとしています。
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0番代の最終増備グループは、数多くの設計変更がなされており、外観にも大きな変化が見られます。前頭部(写真左)をご覧ください。同グループから標準装備となったひさしは金属製パーツを使用し、ワイパー部分の切り欠き部とも相まって、実感的に仕上げています。
続いてスカート部(写真右)をご覧ください。操車係用のステップがスカートの外側から取り付けられています。これは、スノープロウの大型化などの形状変更により、取り付け位置が内側から外側へ変えられたことによるものです。製品ではそのような細部も的確に再現しています。
また、青森車両センターのEF81形は、日本屈指の豪雪地帯を走る上越線での使用を考慮し、雪害対策の改造が施され、雪の巻き上げや巻き込みを防止する目的で、前面ステップの上に延長・かさ上げされた加工板が取り付けられています。そうした特徴も的確に作り分けています。
photo 『カシオペア色』は、けん引するE26系客車に合わせて、白地にイエロー・オレンジ・ブルーを大胆に配した特徴のあるデザインとなっています。文字通り「カシオペア」のけん引機として活躍した同機ですが、「北斗星」や貨物列車、稀なケースとして「あけぼの」のけん引を担当したこともありました。そこで、製品では「カシオペア」「北斗星」「あけぼの」のヘッドマークを用意しています。今秋発売予定の『JR24系24形特急寝台客車(あけぼの)』はもちろん、発売中のコンテナ車での貨物運用、EF510-500形の『北斗星色』や『カシオペア色』と合わせて田端運転所を再現するなど、楽しみの幅を広げてみてはいかがでしょうか。

寝台特急のけん引をはじめ、今も各地を駆け抜けるEF81形。
是非、お手持ちの車両に加えてみてはいかがでしょうか?
次回は『JR24系24形特急寝台客車(あけぼの)』をご紹介する予定です。
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