EF81形は、1968(昭和43)年に登場した交直流電気機関車です。日本海縦貫線の電化に際して、同線で使用されている直流、交流50Hz・60Hzの3種類の電源方式すべてに対応する機関車として開発されました。同機は総勢164両が製造され、交直流機の代表的な存在となりました。仕様も運用範囲の拡大や用途により多岐にわたり、当初はローズピンク一色だった塗色も多種多様になっています。
今回はその中から、JR東日本の『カシオペア色』と『赤2号・ひさし付』を発売いたします。『カシオペア色』は「カシオペア」けん引用に専用塗色をまとい、主に「カシオペア」や「北斗星」など、寝台特急を担当しました。3両体制で運用された同機は、いずれも田端運転所に配置され、途中で廃車された1両を含めて計4両が活躍しました。なお、現在はその役目をEF510-500形に譲っています。
一方『赤2号・ひさし付』は、同社が保有するEF81形の標準色である赤2号をまとい、運転台窓上にはつらら切りを兼ねたひさしを装備した、特徴のある外観を持つ車両です。製品は青森車両センターに所属する同機の中で、0番代の最終増備グループをプロトタイプとしました。同センターのEF81形は「あけぼの」のけん引機として、現在も長岡~青森間で活躍中です。
製品では『カシオペア色』『赤2号・ひさし付』共々、スタンダードモデルに加えてプレステージモデルもラインナップしています。プレステージモデルでは、パンタグラフや各種手すり、解放テコなどに金属製パーツを使用し、より質感を高めたモデルとしています。 |