運転室側窓下に点検蓋が設置された姿を再現
トミックス1/80スケール・16.5mmゲージでは、2008年にEF81形300番代を発売いたしましたが、この度、300番代の『2次形』をリニューアル発売いたします。また、EF81形400番代は、2021年に『JR九州仕様』を発売いたしましたが、新たに『JR貨物更新車』が加わります。いずれもスタンダードモデルとプレステージモデルをラインナップいたします。
今回の製品では、300番代(写真左)と400番代(写真右)共に運転室側窓下に点検蓋が設置された姿を再現しています。実車の点検蓋は、後年にバランサーのメンテナンスの効率化を図るために装備されたもので、バランサーの点検の際には、本来運転室内にある覆い板を外して行う必要がありますが、付近に配管類があるため、覆い板の着脱が困難なことから、外側からメンテナンスができるように設置されました。
また、門司機関区に所属するEF81形をモデル化した製品は、運転室側窓下にある区名札の「門」を、300番代と400番代のスタンダードモデルではシールが付属し、300番代と400番代のプレステージモデルでは印刷済みとしています。運転室側窓下に設置された点検蓋や車体裾部のエンド標記などと相まって、細部に至るまで立体的かつ実感的に再現しています。
400番代は側面下部に白帯の入った姿を再現
JR貨物では、種車となったEF81形0番代の製造から35年以上が経過したEF81形400番代を継続使用するため、順次更新工事が行われました。
製品のEF81形400番代は、更新工事の施工により、車体側面中央の下部に白線の入った姿を再現しています(写真)。また、実車と同様にプレート式のナンバープレートは、スタンダードモデル、プレステージモデル共に403・404・406・408号機が付属します。
ジャンパ栓が増設されたスカートを再現
関門トンネルで使用されていたEF30形の増備車として製造されたEF81形300番代は、1986年に全機が重連総括制御化を中心とした工事が行われました。また、EF30形の置き換えを目的に1986年より登場したEF81形400番代も、0番代からの改造に際して重連総括制御化を中心とした工事が施されました。
製品は、300番代(写真左)と400番代(写真右)共に重連総括制御化によってスカートにジャンパ栓が増設され、スノープロウの替わりにATS保護板が取り付けられた姿とし、九州特有のヘッドマーク掛けなど、両番代の特徴を再現しています(写真はいずれも2エンド側のスカートです)。
今なお現役で活躍を続けるEF81形を再現した製品は、いずれも9月発売予定です。
発売中の貨車・コンテナ製品と組み合わせて、九州内の貨物列車を再現してみてはいかがでしょうか。
次回のHO情報室もお楽しみに!
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