ヘッドライト消灯時でも実感的な「KM ヘッド®」を採用
実車のヘッドライトは、ライトレンズの奧に鏡面があるため、消灯時は銀色に光って見えます。今回の製品では、消灯状態でも実車さながらにヘッドライトが銀色に見える「KMヘッド®」を採用しています。発売中の『153系』や『455(475)系』などにも採用しているこの機構は、ライトプリズム(導光材)の途中に鏡面を模した半透過フィルムを組み込む構造としています。写真左は消灯状態で、ライトレンズの奥側が銀色に見えます。写真右は点灯状態で、フィルムによる減光も少なく、電球色LEDにより実感的に点灯します。大型ヘッドライトを備えたDF50形にはとても効果的なギミックです。
形状を見直したタブレットプロテクター
1エンド寄り側面のフィルターカバーのタブレットプロテクターは、いずれの製品も金属製のエッチングパーツで再現しています。今回のリニューアルに際してパーツの形状を見直し、新規製作していますので、旧製品よりも一段と立体感が増しています。また、運転席の側面に設置されたタブレットキャッチャーは、スタンダードモデル2種ではユーザー取り付けのパーツを付属し(写真)、プレステージモデル2種ではよりリアルな質感の金属製パーツを取り付け済みとしています。
「ヨロイ戸」の茶色塗装をトミックスで初の製品化
DF50形のフィルターカバーは、当初はアルミを打ち抜いた十文字タイプのものでしたが、0番代は56号機から、500番代は557号機からステンレス製の「ヨロイ戸」タイプのものに変更され、後年は一部の車両で製造時と異なるカバーに交換されていました。
このたび新発売の『後期型・茶色』(写真上)は、フィルターカバーが「ヨロイ戸」で茶色塗装をまとう姿を再現しており、この組み合わせはトミックス1/80スケール・16.5mmゲージでは初の製品化となります。また、同時発売の『前期型・茶色・プレステージモデル』(写真下)は、フィルターカバーは十文字タイプを再現しており、台車間にあるアフタークーラーの形状と取り付け位置の違いも作り分けています(後期型は縦型で1エンド寄り、前期型は横型で2エンド寄り)。