一部の標記とパーツが印刷・取り付け済みに!
製品は、側面の定員・ドアコック・エンド標記、妻面の形式・自重・換算標記など(サロ163形はサロ165形と兼用のため除く)、旧製品では転写シートによる貼り付け式としていた標記の一部を印刷済みとしました。さらに、車側表示灯パーツを取り付け済みとしたことで、よりお手軽にお楽しみいただけるようになりました。ラインナップはこれまでと同様に、4両基本セットは両先頭車を低運転台または高運転台とした2種、2両増結セットはモハユニットのモーター付とモーターなしの2種、単品でサロ163(165)形を含む中間車5種を揃えています。モーターなどの走行関係は変わりませんので、お手持ちの従来の153系製品と合わせてもお楽しみいただけます。
継承される「東海型」の顔
153系の「東海型」の前面スタイルは、修学旅行用の155系やその後の急行形電車、さらに401・421系から始まる近郊形電車に引き継がれ、特に高運転台(写真左)は急行・近郊形電車の標準となりました。急行形電車の455(475)系もその流れを汲んでいますが(写真右)、正面から少し角度を変えて見てみると、幌枠の出っ張りなどに差異があることが分かります。それゆえ、他の急行形電車などと比較すると、153系は若干のっぺりした印象を受けるのではないでしょうか。特に製品では、幌枠がオレンジ色となった姿を再現していますので、その特徴がより引き立って見えます。このような細部のフォルムの違いも模型で感じながらお楽しみください。