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2009.10.06up
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153系(登場時はモハ91系)は、1958(昭和33)年に登場した直流急行形電車です。
同系は、それまで中距離電車の主力であった80系の後継車両として開発されました。
走行装置は国鉄初の新性能電車となった101系(登場時はモハ90系)を基本に、空気バネを装備した台車を採用するなど、より準急・急行運用に適したものに改良されました。
車体構造は80系の最終増備車である300番代をベースとしつつも、車体幅は100mm拡大された2900mmとなり、居住性が向上しました。
また、前面貫通形となった先頭車は、運転席の床が客室と同じ高さ(低運転台・0番代)でしたが、事故対策や視認性の向上を図るため、30センチ高くした高運転台の500番代へと移行しました。
この500番代に見られる貫通形の高運転台、パノラミックウインドーとその下にバランスよく配置された灯火類のデザインは、165系や113系をはじめとする国鉄の急行・近郊形電車へと長きに渡り採用されました。
当初、準急をメインとした運用に就いていましたが、1961(昭和36)年からは急行での運用が本格化していき、それに併せて一等車のサロ152形や食堂車のサハシ153形も加わり、急行にふさわしい編成となり、活躍の場を拡げていきました。
登場時は食堂車のビュフェ部分を除いて非冷房でしたが、優等列車のサービス向上を目的に、1964(昭和39)年よりまずサロ152形から冷房取付が始められ、1968(昭和43)年からは普通車にも冷房取付が始められました。その後、快速や普通列車などにも使用されていましたが、1983(昭和58)年3月を最後に運用から離脱しました。
製品は、同系がもっとも華やかに活躍していた、非冷房の姿を再現します。
基本セットは先頭車の前面が異なる2種を、増結セットはモーター付とモーター無しのモハユニット2種を揃え、単品ではそれぞれ時代設定の異なるサロ152形、サロ153形を2種ずつ、さらにサハ153形とサハシ153形をラインナップいたします。
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低運転台のクハ153-0形(左)と高運転台のクハ153-500形(右)のファーストショットです。
特に低運転台タイプはトミックスでは初の製品化です。
次回より詳しくご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!

今週末は、「第49回全日本模型ホビーショー」が開催されます!
(10/10・11 幕張メッセ 9ホール)
『153系』のサンプルも展示する予定です。
皆様のお越しをお待ちしております。
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