TOMIX

パンタグラフはシングルアームのPS35A形を搭載

モハ114形1000番代に搭載のPS35A形パンタグラフ
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
元冷房準備車を模してベンチレーターの配置が不均一な姿を再現
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

1977年に登場した115系1000番代は、耐寒・耐雪構造の強化とシートピッチの拡大が図られたグループです。信州地区に配属された車両は当初「湘南色」でしたが、後にクリームに緑と赤い帯が入った塗色を経て、1992年より明るいグレーにブルーとグリーンの帯が入った爽やかな「長野色」となりました。
製品は、この「長野色」をまとい、1998年度からアコモデーションの改良と信頼性向上を目的としたリニューアル工事が実施された、115系1000番代「N編成」の3両編成をセットとしています。また、長野総合車両所に所属した115系は、冬季の雪害対策として、菱形のパンタグラフに対して着雪面積が小さく、着雪した際の雪の重みが菱形よりも小さくなるシングルアーム式のパンタグラフに変更されることになり、2001年度から2004年度にかけて、それまでのPS23形(「115系長野色vol.2」参照)からPS35A形に換装され、2000年度以降のリニューアル工事施工車は、パンタグラフの換装も併せて行われました。製品ではPS35A形に換装後を再現し(写真左)、冷房準備車として製造され、後に冷房化された車両を模して、屋根上のベンチレーターの配置が不均一な姿としており(写真右)、これまでに発売された『115-1000系(長野色)』の旧製品とは、その点も作り分けています。

SIV化された補助電源装置、密封コロ軸受の台車を再現

モハ114形1000番代の床下の補助電源はSIV化された姿を再現
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
各台車の軸受は密封コロ軸受化された姿を再現
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

中間車モハ114形1000番代の床下にある補助電源装置は、新製時からMG(電動発電機)が使用されていましたが、リニューアル工事の際にSIV(静止形インバータ)に変更されました。また、各台車の軸受は密封コロ軸受化されました。
製品でも、リニューアル車の大きな特徴であるモハ114形1000番代の床下に搭載されたSIV(写真左)と、各車両の台車は密封コロ軸受化された姿を再現しています(写真右)。また、台車の写真の車体左裾部にある所属定員・エンド標記や妻面にある換算自重標記など一部標記類は各車印刷済みとなり、車体番号などについては付属する転写シートからお好みの編成を選ぶことができます。

『長野色・N編成・リニューアル車』サイドビュー

クモハ115形1000番代
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

クモハ115形1000番代

実車は主制御器・主抵抗器を搭載する115系1000番代の制御電動車で、モハ114形とユニットを組みます。
製品では、先頭車はクモハ115形1000番代とクハ115形1000番代、中間車はモーター付のモハ114形1000番代による3両セットとしています。先頭車の前面表示部は交換式とし、「普通(紺地)」と「快速」の印刷済みパーツが付属、ヘッドライトは電球色LED、テールライトは赤色LED、前面表示部は白色LEDによって点灯します。また、各車両の窓のHゴム部は黒色で再現し、側面表示灯は取り付け済みとしています。
なお、サイドビュー写真では、いずれも側面方向幕のシールは未貼り付けとなっています。

モハ114形1000番代(M)
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

モハ114形1000番代(M)

実車はSIV、コンプレッサー、パンタグラフなどを搭載する115系1000番代の中間電動車で、クモハ115形とユニットを組みます。

クハ115形1000番代
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

クハ115形1000番代

実車は115系1000番代の制御付随車で、後位側にトイレが設置されています。

「長野色」をまとう115系1000番代にて「N編成」のリニューアル車は、
トミックス1/80スケール・16.5mmゲージでは、初の製品化となります。
9月発売予定ですので、ぜひこの機会にお買い求めください!