先頭車は前面貫通扉が開いている姿も再現可能
285系は1998年7月に登場した特急寝台電車で、1編成7両で全5編成が現在も活躍しています。「サンライズ瀬戸」、「サンライズ出雲」として、東京と高松・出雲市を結び、東京-岡山間は両列車を併結し、14両で走行しています。
製品は、全5編成が製造された同系をいずれも再現できるよう、旧製品と同様に同一形式内で差異が生じているモハネ285形の床下機器を作り分け、そのタイプによって4両基本セットのAとB、3両増結セットのAとBに振り分けた4種類をラインナップいたします(「285系(サンライズエクスプレス)vol.1」参照)。
今回の製品の大きなリニューアルポイントである、先頭車クハ285形0・3000番代の前面貫通扉のギミックをご覧ください。製品出荷時には扉が閉じた姿としていますが(写真左)、装着済みの前面貫通扉を基本セットA・Bに付属のパーツと交換することで、扉が開いた姿も再現できるようになりました(写真右)。これにより、2編成による併結運転時の実車同様に前面貫通扉がせり出した状態を再現することができます(写真下)。
モハネ285形はパンタグラフが増設された姿を再現
実車の285系は、2014年から2016年にかけて全編成を対象とした内装の更新やパンタグラフが増設されるなどの工事が施されました。その際、各編成に2両含まれているモハネ285形は、JR西日本所属の0番代(モハネ285形0番代、モハネ285形200番代)、JR東海所属の3000番代(モハネ285形3000番代、モハネ285形3200番代)共にパンタグラフが増設されて、2パンタグラフ車となりました。
製品は、この工事後の同系を模しており、モハネ285形の屋根上にはパンタグラフが2基搭載された姿を再現しています(写真はモハネ285形0・3000番代)。