
CAD画像をご覧ください。285系の先頭車は、国鉄時代に登場した同じ特急寝台電車の583系で採用された、貫通式の高運転台というスタイルを踏襲していますが、そのフォルムは曲線が織りなすスマートなものへと進化を遂げています。一見凹凸のないあっさりしたイメージですが、下部のライト周りの膨らみや運転席の側窓の独特な形状、前方に張り出したスカートなど、複雑な曲線で構成されていることが分かります。模型の仕上がりを大きく左右する造形は、実車を徹底的に研究し、設計に反映しています。右の写真は、開発過程で確認用に製作したモックアップです。CAD図だけではイメージが沸きにくい細かな部分の造形がお分かりいただけるのではないでしょうか。今後も検討と修正を繰り返しながら完成形に近づけてまいりますので、どうぞご期待ください。