TOMIX

『トワイライトエクスプレス』をリニューアル新発売

基本セットの両端の先頭車は貫通形のクハ381形0番代を再現
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
カニ24形0番代のテールライト・トレインマーク点灯状態
※写真下は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

「トワイライトエクスプレス」は、1989年に登場した寝台特急列車です。同列車に使用される24系25形客車は、従来の「ブルートレイン」と呼ばれる青色の車体とは異なり、緑色を基調に黄色の帯をあしらった専用デザインが採用されました。 当初はカニ24形を含む客車9両の2編成で運行されていましたが、1990年からは1両が増車されて客車10両編成となり、1991年には第3編成が増備されました。2000年代に入ると客車へのリニューアル工事により、車体の黄色帯の上下への銀帯の追加や内装の変更などが行われましたが、2015年3月を最後に大阪~札幌間での「トワイライトエクスプレス」の運行は終了しました。
製品は、車端部にスイートが配置されたスロネフ25形500番代(写真左)を、実車ではオハネ25形を種車として改造された501、502が組み込まれた第1・第2編成でモデル化しています。各セットの構成は2013年に発売した旧製品と同様で、基本セットはスロネフ25形500番代や電源車のカニ24形0番代(写真右)、サロンカーのオハ25形550番代を含んだ4両セットとし、増結セット2種は、食堂車のスシ24形0番代や車両中央部にスイートが設けられたスロネ25形500番代など3両をまとめた増結セットAと、オハネフ25形500番代などB寝台のみの3両で構成した増結セットBを発売いたします。これらのセットを組み合わせることで、実車と同じ10両フル編成がお楽しみいただけます。

各形式のドアレールと靴摺り、一部の標記を印刷で再現

各形式のドアレールと靴摺りを銀色の印刷で再現
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
妻面の形式・自重・換算標記などの一部の標記を印刷で再現
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

今回の製品ではリニューアルポイントとして、各形式の客ドアにモールドで再現したドアレールと靴摺りに、銀色の印刷を施すことでディテールアップしています(写真左)。これによりドア周りの印象も引き締まり、往時の「トワイライトエクスプレス」の姿を一段と実感的に再現しています。
また、妻面の形式・自重・換算標記などは、旧製品では転写シートによる貼り付け式としていた一部の標記を印刷済みとし、よりお手軽にお楽しみいただけるようになりました(写真右)。

『トワイライトエクスプレス色』のEF81形もリニューアル

プレステージモデルのEF81形(トワイライトエクスプレス色)
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
プレステージモデルのEF81形(トワイライトエクスプレス色)
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
スタンダードモデル、プレステージモデルに付属するヘッドマーク
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

JR西日本に継承されたEF81形は、敦賀運転所に所属した車両の一部が「トワイライトエクスプレス」の専用機となり、客車と同じカラーリングに変更されました。
製品では、客車と合わせてけん引機のEF81形もリニューアルいたします。基本仕様は2019年に発売した旧製品に準じており、実車が後年に黄色帯の上下に細い銀色の帯が追加された姿を再現しています(写真上・左)。
また、スタンダードモデルとプレステージモデルの2種をラインナップし、いずれも付属のヘッドマークを旧製品では「トワイライトエクスプレス」「日本海」「つるぎ」としていましたが、リニューアル品では「トワイライトエクスプレス」「日本海」「サロンカーなにわ」に変更しています(写真右)。

『トワイライトエクスプレス』の各製品は7月発売予定ですので、もうしばらくお待ちください。
また、けん引機はED79形、DD51形(JR北海道色)の重連なども再現してみてはいかがでしょうか。
おかげさまでHO情報室は400回を迎えることができました。次回もどうぞお楽しみに!