TOMIX

国鉄仕様はグレー、JR九州仕様は黒色としたHゴム

国鉄仕様でHゴムがグレーのED76形0番代(後期型・プレステージモデル)
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
JR九州仕様でHゴムが黒色のED76形0番代(後期型・JR九州仕様・プレステージモデル)
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

ED76形は、九州内の旅客・貨物列車けん引機として1965年に登場した交流電気機関車です。国鉄の分割民営化後、JR九州に所属した車両は主に寝台列車のけん引に活躍しましたが、これらの列車の廃止により全車が引退しました。
製品は、ED76形0番代の国鉄仕様とJR九州仕様をそれぞれスタンダードモデルとプレステージモデルでラインナップしています。窓周りのHゴムは、国鉄仕様では登場時からのグレー(写真左)、JR九州仕様では換装後の黒色とし(写真右)、いずれも前面の通風口は片側のみの姿を再現しています。

屋根上のSGダクトの有無は時代設定に合わせて再現

SGダクトと整風板を装備した姿のED76形0番代(後期型・プレステージモデル)
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
SGダクトが撤去され、板で塞がれた姿のED76形0番代(後期型・JR九州仕様・プレステージモデル)
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

ED76形は、客車暖房用のSG(蒸気発生装置)を搭載していたため、屋根上にはSGダクトを装備していましたが(写真左)、後年にSGは廃止され、ダクトはふさがれました(写真右)。なお、同形の新製時には、SGダクト横に整風板を設置しており、一部の車両はダクトの撤去後も整風板は残されていました。
製品では、国鉄仕様とJR九州仕様のスタンダードモデルはSGダクトと整風板、ダクト撤去部のふさぎ板をパーツ選択式としており、後者はJR化後に50系客車用にSGが残された姿を再現することも可能です。また、国鉄仕様のプレステージモデルはSGダクトと整風板を取り付け済み、JR九州仕様のプレステージモデルはSGダクトが撤去されて板でふさがれ、整風板は残された姿をパーツ取り付け済みとしています。

ブルートレインけん引時のヘッドマークも付属

それぞれの製品に付属するヘッドマーク
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

いずれの製品にもブルートレインのヘッドマークが付属します。国鉄仕様のスタンダードモデルとプレステージモデルでは「あかつき」「明星」「はやぶさ」「富士」の4種(左)、JR九州仕様のスタンダードモデルとプレステージモデルでは「さくら」「なは」「はやぶさ」「富士」の4種を揃えています(右)。また、これらのヘッドマークは“九州ブルトレ”で見られた“おわん形”と呼ばれる独特の形状を再現し(山型の「富士」を除く)、付属のアタッチメントを介して着脱が容易に行えるようにしています。

9月発売予定のブルートレイン『14系15形(富士・はやぶさ)』はもちろん、
発売中の『50系』など、九州で活躍した客車と合わせてお楽しみください。
次回のHO情報室もお楽しみに!