引き続き、ED76形のディテールをご覧いただきましょう。
このページでは、屋根上を中心にご紹介いたします。
2006.8.29up
ED76
形は、客車用のSG(蒸気暖房)を搭載していたため、屋根上にはSG用の排気ダクトを装備していましたが(写真左)、後年、SGの廃止に伴い、ダクトは塞がれました(写真右)。
『0番代』『1000番代』では、実車がSGを搭載していた時代の屋根上の排気ダクト、SG廃止後のふさぎ板のいずれかを選択して取り付けることができます。
また、同形の新製時には、SG用の排気ダクト横に整風板を設置しており、一部の車両では、ダクトの撤去後も整風板は残されていました。 整風板は、市販のピンバイスと付属の治具を使用して取り付けられます。
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『プレステージモデル』はSG用ダクト、整風板が取り付け済みで、ふさぎ板は付属しません。
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『JR貨物更新車・1017号機』は、ふさぎ板が取り付け済みで、SG用ダクト、整風板は付属しません。
ED76形は、ある時期から前頭部の屋根上に列車無線アンテナが装備されるようになりました。
『0番代』『1000番代』では、市販のピンバイスと付属の治具を使用して取り付けられます。同形の近年の姿を再現したい、という方は、少々手間はかかりますが、是非トライしていただきたいところです。
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『プレステージモデル』には、列車無線アンテナが付属しません。
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『JR貨物更新車・1017号機』は、列車無線アンテナが取り付け済みとなっています。
コンパクトな屋根上に整然と立ち並ぶ碍子や機器群、高圧配線は、交流電機の見せ場であり、モデルの完成度を左右する重要なポイントでもあります。そこでパーツ1つ1つにもこだわり、より実感的な仕上がりを追求しています。
また、海岸線を走る同形は、塩害による電気系統のトラブルを防ぐため、碍子の表面に緑色のシリコンコンパウンドを塗布されており、製品ではこれを模して碍子は緑色としています。
次回のHO情報室は新たな展開が・・・??
どうぞ、お楽しみに!
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