新塗装をまとうキハ261系1000番代5次車を製品化
2006年に登場したキハ261系1000番代は現在、函館~札幌間の特急「北斗」や札幌~釧路間の特急「おおぞら」にも運用されており、総数150両以上の主力特急車両に成長しました。当初は基本番代に準じたブルーを基調にグリーンの縦帯とオレンジをアクセントとして、先頭車の側面にロゴを配したデザインでしたが、2015年よりホワイトを基調にパープルの帯と正面の貫通扉にイエローを配した新デザインに移行し、ブルーを基調としたデザインで最後に登場した5次車も順次、新塗装に変更されました。
製品は、新塗装をまとうキハ261系1000番代の5次車をモデル化し(写真左)、キロ261形とキハ260形の1100番代ユニットと、キハ261形とキハ260形の1200番代ユニットで最小単位の編成を組めるモーター付の4両セットと、1両単位で増結される編成を再現できるよう、単品でモーター付とモーターなしのキハ260形1300番代をラインナップしています。
また、実車は塗色変更の端境期に新塗装と旧塗装の車両が混ざった状態で運用される姿も見られました。トミックスでは2019年に旧塗装のキハ261系1000番代をモデル化しており、限定品で先頭車側面のロゴが「HET」の4両セットを(写真右)、通常品で先頭車側面のロゴが「Tilt」の4次車の4両セット、モーター付とモーターなしのキハ260形1300番代をそれぞれ単品で発売しています。これらの車両をお持ちの方は、今回の新塗装の車両とお手持ちの旧塗装の車両を組み合わせることで、新旧の塗装による混成編成の再現もお楽しみいただけます(写真下)。
幕式で残る5次車のトレインマークのデザインを再現
2016年の北海道新幹線開業に備え、特急「スーパー北斗」に投入する関連で登場したキハ261系1000番代の5次車は、2024年現在、前面のトレインマークが幕式で残るグループで、函館と札幌に所属しており、特急「北斗」や特急「とかち」、「おおぞら」で活躍しています。1~4次車は塗色変更と同時にトレインマークのLED化が進められ、その後増備された6次車と7次車は当初から新塗装でトレインマークはLEDによる表示だったため、過渡期に登場した5次車は、新塗装に変更後も幕式のトレインマークを残す貴重な存在となっています。
製品では、両先頭車を含むセットに図柄を印刷した実感的なトレインマークが付属します。「北斗」を装着済みとしており(写真左)、再現する列車に合わせて付属の「スーパー北斗」、「おおぞら」、「とかち」、「スーパーとかち」からお好みのものをお選びください(写真右)。なお、写真のトレインマークは試作品で、色味などの細部につきましては調整中です。