TOMIX

立体感のある実感的な床下機器

キハ261-1000形床下
キハ261-1000形エンジン周り

ディーゼルカーの見どころの一つに、機関やその関連機器が物々しく並ぶ床下があります。キハ261系1000番代は、全車に460馬力のDMF13HZJ形エンジンを2基搭載しており、所狭しと並ぶ機器類が重厚感を醸し出しています。製品でもその雰囲気を大切にラジエーターを始めとする各機器を可能な限り再現しています。特に心臓部とも言える機関周りは、エンジンやマフラーを別パーツ化しています。実車をイメージして色を変えたそれらのパーツが床下の立体感を増し、より引き締まった機関周りは、今にも力強いエンジン音が聞こえてきそうな仕上がりになっています。

車体傾斜装置の制御箱を別パーツ化

車体傾斜装置パーツ装着状態

前回ご紹介した通り、キハ261系1000番代は登場時に車体傾斜装置を搭載していましたが、後に同装置の使用が停止されました。それに伴う変化はロゴだけでなく床下にも及び、車体傾斜装置の制御箱が省略されるなどの変化が見られます。製品は、この制御箱を別パーツとし、通常品は装着した状態、限定品は非装着の状態としています。また、増結用の単品は、付属するこのパーツを選択式として、お好みに合わせて着脱できるようにしています。

車輪半径にもこだわった台車

車輪の半径比較
キハ261-1100形の台車

同系の車輪は、一般的な車両より半径が小さめのものを採用しており、製品でもその特有の車輪径を再現しました。左の写真は、一般的な電車の車輪と比較したものです。大きさの違いがお分かりいただけるのではないでしょうか。その車輪が組み込まれる台車も、ダンパーやシリンダーの蛇腹カバーに至るまで作り込み、床下機器の造形とも相まって実感的な足回りとなっています。

JR北海道が導入する「多目的車両」にも選ばれ、
活躍の幅がますます広がるキハ261系1000番代。
次回の情報室もお楽しみに!