鷲別・愛知機関区所属機を再現したJR貨物新更新車
DD51形の内、北海道を始めとする酷冷地用として登場したグループは「A寒地形」に分類され、運転台の前面窓に旋回窓を採用するなど、厳しい寒さに対応した仕様となっています。JR貨物に所属する「A寒地形」の中で、A更新施工車は赤色とグレーを基調とした塗色に順次変更されました。北海道の鷲別機関区に所属していた同形は、道内の石油輸送の終了等に伴って一部が愛知機関区へ転属し、引き続き活躍を続けていました。
製品は、鷲別機関区時代と愛知機関区時代をそれぞれ再現したプレステージモデルと、どちらの時代設定にも対応するスタンダードモデルを発売いたします。砂まき管ヒーター用の機器箱(写真右)が設置されるなど、同形の特徴を再現しています。
作り分けたスカートとファン周り
一見同様に見えるJR貨物新更新車ですが、スカート周りと冷却ファン周りの塗装に仕様の違いや個体差が見られます。愛知機関区の車両(写真左)は、スノープロウが取り外され、ATS車上子の保護板が取り付けられており、両脇のステップの形状にも変化が見られます。鷲別機関区時代(写真右)と比較するとその違いがお分かりいただけるのではないでしょうか。
製品は、プレステージモデルの『寒地型・愛知機関区・JR貨物新更新車』は1146・1156号機、『寒地型・鷲別機関区・JR貨物新更新車』は1147・1166号機をイメージし、冷却ファン周りの塗装の差異も再現しています。また、スタンダードモデルの『寒地型・JR貨物新更新車』は冷却ファン周りはグレーとしています。『寒地型・愛知機関区・JR貨物新更新車』以外の2種は砂まき管ヒーターは形状の異なる2種を付属し、お好みで選択できるようにしています。
国鉄時代の寒地型も製品化
「A寒地形」の国鉄時代を再現した製品もスタンダードモデルとプレステージモデルで発売いたします。特徴的な側窓や乗務員扉に取り付けられた格子状のタブレットプロテクターを再現しています。スタンダードモデルでは、砂まき管ヒーター用の機器箱は別パーツとし、お好みで取り付けることが可能で、砂まき管ヒーターも形状の異なる2種のパーツを付属します。一方のプレステージモデルでは、砂まき管ヒーター用の機器箱は取り付け済みとしています。