キハ80系は上野~青森間の特急「はつかり」のスピードアップと無煙化を目的に1960年に登場した初の特急形ディーゼル車両です。ボンネット型先頭車のキハ81は1968年の「はつかり」電車化後、上野~秋田間の特急「つばさ」へ活躍の場を移しました。その際運用区間にある板谷峠で補機のEF71形電気機関車と連結するため連結器カバーが外され、連結器が露出するようになりました。キハ81の連結器開口部は各車両ごとに切り取られたため、全6両それぞれ異なる形状が特徴です。
EF71は奥羽本線板谷峠の勾配区間を考慮した交流電気機関車として1968年に登場しました。
キハ80系やキハ181系「つばさ」では補機としても活躍しました。
トミックスではキハ81先頭部にもTNカプラーを装備し、板谷峠でのEF71とキハ81系つばさの協調運転の姿も再現できるよう両車両を製品化いたします。
EF71と連結するため、先頭部にもTNカプラーを装備。
キハ81は6両全ての連結器の開口部形状が異なるのが特徴で、「くろしお」では3・5番想定のスカートで作りました。今回の「つばさ」ではTNカプラー装備にともない実車において開口部が大き目の1・6番想定に設定しました。
※機能上、実際より開口部は大きくしています。
<98311>キハ81(くろしお)の屋根にあった常磐無線アンテナ跡の台座と配管もない姿にしています。
※キハ81形の屋根についてですが、「つばさ」時代のアンテナ・配管の有無の判断が難しい状況により、どちらのキハ81形もアンテナ・配管無しの屋根を再現しています。
キハ81の1両は6番を想定した車両で、この車両だけにつけられていた手すりを別パーツ化して立体的に再現しています。
(ユーザー取付け)
写真は分かりやすいように灰色のパーツを付けていますが、製品では車体色のクリーム色となります(写真右)。
もう片方の1番想定車は手すり無しで再現。
EF71のジャンパ栓モールドはキハ81つばさと時代を合わせて再現しました。
連結器はダミーカプラー付属(上写真)、キハ81と連結用の新規TNカプラー付属(左写真)。
詳細情報<98737>国鉄 キハ81系特急ディーゼルカー(つばさ)セット、<7151>国鉄 EF71形電気機関車(1次形)も合わせてご覧ください。
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