「JR北海道色」を単品で、「国鉄一般色」をセットで発売
2022年3月に北海道釧路地域を撤退する以前の時代設定でモデル化した製品は、「JR北海道色(写真上)」をモーターつきとモーターなしの単品で、「国鉄一般色(写真下)」をモーターつきとモーターなしの2両セットでラインナップしています。「JR北海道色」は釧路所属車と旭川所属車が再現可能で、所属先によって異なる屋根上のホイッスルの取り付け位置は、付属の治具による穴開けで選択が可能です。「国鉄一般色」は特定の車体番号のため、ホイッスルは穴開け済みの指定箇所に差し込む仕様としています。
また、銘板については位置、色違いにも対応できるよう、細密感あるエッチングの別パーツにしました。「JR北海道色」は付属のエッチングパーツで、釧路所属車の2エンド側貫通扉にある表示枠を再現可能です(写真左)。釧路所属車の「国鉄一般色」は2エンド側貫通扉に表示枠を印刷済みとし、実感的に再現できるようにエッチングパーツも付属しています(写真右)。単品とセットのいずれの製品にも、釧路所属車と旭川所属車のさまざまなパターンの側面サボを盛り込んだシールが付属します(イメージ画像)。
片側側面の折り畳み式ステップの有無を作り分け
細部の違いもご覧いただきましょう。製品では、トイレ窓そばの乗客用ドアの脇にある折り畳み式ステップの台座をモールドの有無で作り分けています。「JR北海道色」はステップ台座をモールドで再現しており(写真左)、「国鉄一般色」はステップが完全に撤去された姿としています(写真右)。
また、実車の「国鉄一般色」は、1759番と1766番の元の車両であるキハ40形100番代の製造年時の違いで、トイレ点検口が1759番ではユニット式でフチあり、1766番ではフチなしとなっています。製品の「国鉄一般色」では、付属のエッチングパーツを貼り付けることで、写真のようにフチありの1759番のトイレ点検口を再現できます。
側面の二重窓はパーツ交換で2通りの状態を選択可能。
「国鉄一般色」と「JR北海道色」による編成も楽しめる
「国鉄一般色」をまとうキハ40形1700番代は、単行及び同色どうし、または「JR北海道色」の同形とも連結して運転する姿が見られます。
製品では、セットと単品の組み合わせ次第で編成のバリエーションをお楽しみいただけます。さらに各車両にライト類の切り替えスイッチを備えており、付属のスイッチバーで操作することで、ヘッドライトとテールライト、前面表示器、乗務員室灯の点灯パターンを切り替えることが可能です。これにより、写真のような3両編成の場合、両端の運転台側は前進時にヘッドライトと前面表示器が点灯し、後進時にテールライトと前面表示器、乗務員室灯が点灯、編成の中間で向かい合わせとなる運転台側は、乗務員室灯のみ点灯もしくはすべて消灯が選択可能で、さまざまな点灯パターンを実車さながらに再現できます。