789-0系は2002年の東北新幹線八戸延伸に合わせ、八戸~函館間を青函トンネルを通して運用する特急電車として登場しました。
「スーパー白鳥」で活躍しますが、2016年開業の北海道新幹線に道を譲り、2017年からは札幌~旭川間の特急「ライラック」で運用されています。
TOMIXではこの789-0系(スーパー白鳥)を2006年以降の編成で再現いたします。
クロハ789は初の試みで、グリーン席と普通席で異なる室内灯の発光色を電球色と白色照明ユニットを搭載することで再現できます。
製品ではグリーン席側シートは青色塗装になります。
※各室内照明ユニットは別売りです
クハ789は6両編成側は200番代、増結側は300番代になっていて一見同じ車両に見えますが、300番代は後から増備された車両により、屋根のビード形状がそれまでの車両より太目で中央
辺りに隙間がある形態に変わります。
製品も屋根を作り分けて、200番代と300番代を作り分け、細かいところでは前頭貫通扉にある窓のワイパーモールドを200番代は黒色、300 番代は銀色で印刷します。
なお屋根上ビード形状の違いは同じく増備車両であるHE300編成のモハ788-300や5両編成を6両編成構成にする際に登場したサハ789-100も太いビードになっており、製品も同様に再現しています。
同じ車体構造のキハ261-1000と一見同じに見える789系ですが、側面窓周囲にスジ状の表現が確認できるかと思います。
台車はキハ261系台車と異なる形状を新規製作で再現しています。
実車の床下機器は積雪を考慮してカバーで覆われています。
製品もそれぞれの車両に対応した側面の大きなカバーを再現しました。
また、車端部のトイレタンクおよびカバーも再現しました。
交流電車らしい屋根上機器を再現しています。
すでにTOMIXで製品化のJR北海道733系近郊電車に近い配置ですが、一部配線の形状違いによりパンタグラフ以外は新規製作となっています。
789系は当初クロハ789-100+モハ788-100の2両で構成されたHE-100編成と、モハ789-200+モハ788-200+クハ789-200の3両で構成されたHE-200編成を背中合わせに連結した5両編成を基本に、余分にあるHE-200編成あるいは編成を分割して捻出したHE-200編成を分割していない5両編成に連結して繁忙期に増結8両編成にしていましたが、需要見直しでHE-100編成にサハ789-100を増備組み込んで3両編成化して3両+3両の6両編成に、さらに増結専用のクハ789-300+モハ788-300のHE-300編成も増備して増結時は6両+2両の編成構成に変わりました。
(これ以外に、当初余分のHE-200編成を6両編成にするために増備されたHE-100(105)編成や、編成ごと増備で登場したHE-100(106)編成とHE-200(206)編成もありました。)
その編成が分割できるところには入替時に便利な回送運転台が設置され、当初HE-100編成のモハ788-100とHE-200編成のモハ789-200のそれぞれ連結面間に回送運転台がありますが、前述通り編成構成の変化に伴いHE-100編成側に増備されたサハ789-100にもHE-200編成との連結側妻面に回送運転台が設けられました。
製品もそれぞれ分割する部分の隣り合った妻面に窓とライト(製品は非点灯)を再現、どちらもガラス表現を入れ実感的にしました。
なお同じく増備されたHE-300編成のモハ788-300は準備だけで窓やライト部分は塞がれたままとなっていましたので製品でも板で塞がれた状態を表現、増結前提の車両により当初よりクハ789-200と連結する側は密連形TNカプラーを装着した状態となります。
クロハ789-100
モハ788-100
サハ789-100
モハ789-200M
モハ788-200
クハ789-200
増結セット
モハ788-300
増結セット
クハ789-300
製品詳細情報<98895>JR 789-0系特急電車(スーパー白鳥)セット、 <98896>JR 789-0系特急電車(スーパー白鳥)増結セットも合わせてご覧ください。
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