189系は碓氷峠におけるEF63形との協調運転に対応した直流型特急電車で1975年に登場しました。
登場から1997年10月に碓氷峠が廃止されるまでの間、主に上野-長野を結ぶ特急列車「あさま」として活躍していました。
1990年より183系あずさに続き189系あさまもグレードアップ改造が施され、あさまグレーにアイビーグリーンとフォギーグレーの帯を配した塗装となり、のちに一般編成も同様の塗装へと変更されました。
長野総合車両所のN109編成はサハ481形からの改造車であるクハ188形100・600番代を先頭に連結し活躍した特徴的な編成で、特急「あさま」廃止後も同地区に残り、編成短縮の上N103編成を名乗り2015年まで活躍しました。
TOMIXではこのJR 189系特急電車(長野総合車両所・N109編成・あさま)を再現し、発売いたします。
実車のクハ188形は485系の中間車 サハ481形100番代に183系列の運転台を取り付けの上、先頭車化改造車を施した車両でした。
485系をベースとしていることから、各部に183系との違いが見られました。
ヘッド・テールライト、トレインマークは電球色LEDによる常点灯基板装備、ON-OFFスイッチ付。
トレインマークはカラープリズムの採用により白色に近い色で点灯します。
EF63形との併結に備えて、上野方の先頭車クハ188-602にはTNカプラーを装備しています。
また、実車も基本的に長野方クハ188にのみカバーを装着していました。
印刷済みトレインマーク「あさま」を装着済み、交換用に「そよかぜ(※1)、マリンシティーあさま(※2)」を付属しています。
※1「そよかぜ」とはあさまを補完する形で上野~中軽井沢・上田(上りのみ)間で運転された季節列車で、1997年頃まで運転されました。
※2「マリンシティーあさま」とは碓氷峠最晩年の1997年に運転された臨時列車で、横浜~長野間で運転、N109編成も実際に充当され活躍しました。
過去にも製品化を行ったことのあるサロ189形ですが、今回の製品化にあたり一部ディテールを見直し、実車の板で塞いだような外観を再現しています。
クハ188-602
サロ189-110
クハ188-102
製品詳細情報<98596>JR 189系特急電車(長野総合車両所・N109編成・あさま)基本セット、 <98597>JR 189系特急電車(長野総合車両所・N109編成・あさま)増結セットも合わせてご覧ください。
※TOMIX N情報室ではいち早く情報をお伝えするために試作品の写真を掲載しており、製品とは仕様が異なる場合があります。
※製品によってはメーカー在庫なし、生産終了などのため入手困難な場合があります。ご了承ください。
※バックナンバーは掲載当時の情報です。最新の情報とは異なる場合がありますので、ご了承ください。
※無断転載・複製を禁じます。