TOMIX

前面表示はガラス越しに表示が見える実感的な姿で再現

前面表示はガラス越しに表示が見える実感的な姿で再現
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

非貫通形を採用した117系は、前面窓が貫通形の車両よりも広いため、2連式のワイパーが左右の窓ガラス下に取り付けられました。この前面窓を始め、側面の客ドアと戸袋窓のガラス押さえはゴム方式をやめて押え金方式としたことで、全体的に窓周りがすっきりした印象となりました。また、前面窓下には特急形の車両並みの大きさの前面表示器を備え、その両脇に設置されたタイフォンや、夜間における前方確認を容易にするため、近郊形の車両では初めて左右2個ずつ装備したシールドビームのヘッドライトなどと相まって、斬新さを追求した同系の車両デザインを際立たせています。
製品では、この特徴的な117系の前面部のイメージを大切にモデル化しています。前面表示は内部の遮光ケース部に印刷済みの交換可能なパーツを組み込むことで、車体に組み戻した際、ガラス越しに表示が見える感じを再現しています(写真)。前面表示パーツは「新快速」を装着済みで、交換用として「快速」と「普通」が付属します。

前面部は後方時に乗務員室内灯が点灯

ヘッドライトとトレインマークの点灯状態
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
テールライトとトレインマーク、乗務員室内灯の点灯状態
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

製品では、先頭車クハ117形及びクハ116形のヘッドライトは電球色LED、テールライトは赤色LED、トレインマークは白色LEDによって実感的に点灯します。さらに編成の後方とした場合、乗務員室の天井部に装着済みの室内灯が点灯します(写真左・右)。これらはON・OFFスイッチによって点灯と消灯の状態を切り替えることができますので、2セット使用して併結運転をお楽しみいただく際に、編成の中間に入る先頭車がライト類をすべて消灯していた当時の運転シーンの再現が可能です。なお、窓越しの上部に見える運行番号の表示器は、付属のシールによる選択式としています(写真では未貼り付け)。

実車の木目調壁をイメージした室内の仕切り

実車の木目調壁をイメージして、室内の仕切りは茶色で再現
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

117系は競合する各私鉄特急車に対抗して、接客設備の改善と外観及び室内のイメージチェンジが図られました。座席は一部の固定席を除いて転換クロスシートが採用され、つり革は一切設置せず、妻面の仕切りやトイレの引き戸などの化粧板を木目調仕上げとして、フラットな天井に取り付けられた蛍光灯は乳白色のグローブ(カバー)で覆うなど、当時の国鉄の近郊形車両としては破格の高級感が演出されました。
製品では、室内も可能な限り作り込んでいます(写真)。シックな印象のクロスシートは茶色のパーツとし、妻面には木目調壁をイメージした仕切りパーツを取り付けており、この壁パーツのドアの両脇には広告掲載用のポスターフレームもモールドで再現するなど、細部の造形にまでこだわっています。

連結面にある連結器周りの配管を再現

各車両の連結面にある連結器周りの配管を再現
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

連結面もご覧ください。昨年発売した『381系』と同様に、製品では各車両の連結面にある連結器周りの配管も立体的且つ実感的に再現しています(写真)。なお、写真では未貼り付けですが、側面の車体裾部の所属・定員標記は転写シートによる選択式とし、エンド標記は印刷済みとしています。また、妻面の形式・自重・換算標記は印刷済みで、検査表記年月は、妻面に印刷済みの検査標記枠内に転写シートからお好みのものを貼り付ける方式とし、側面表示灯は赤いクリアパーツを取り付け済みとしています。

発売に向けて鋭意開発中の『117系(新快速)』。
往時の姿を再現した製品をぜひこの機会にお買い求めください!
次回のHO情報室もお楽しみに!