TOMIX

2026.4.30
第317号 JR キハ400系急行ディーゼルカー(利尻) VOL.1
今回のN情報室は、JR キハ400系急行ディーゼルカー(利尻)を工場から届いた成形試作品で紹介いたします。
※「成形試作品」とは・・・車両形状を確認する為の試作品。そのため塗装や印刷(ロゴマーク・細部の表現)等は表現されていません。
photo編成イメージ(成形試作品) ※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

キハ400系は1988年11月3日ダイヤ改正に合わせ、14系客車で運行されていた急行「宗谷」「天北」をディーゼルカーに置換える目的で登場しました。
一般形のキハ40-100形、キハ48-300・1300形をベースに急行列車としてリクライニングシートと冷房化による客室内の設備向上と、走行機関を330PSのDMF13HZ型エンジンとN-DW14B型変速機に交換して加速性能の向上を図り、札幌~稚内間の時間短縮も実現しました。
1991年3月には、14系客車で残っていた夜行急行「利尻」にも運用されることになり、寝台車には客車のスハネフ14-500形が使われることとなり、連結対応と塗装変更が行われ、「利尻」運用後は、到着先で寝台車を切り離し昼行の「宗谷」「サロベツ」で運用される、北海道特有のディーゼルカーと客車連結による夜行列車の最初のケースにもなりました。
1997年、キハ400形の3両がお座敷車両に再改造され、その補充分として特急形の中間車キハ182-0形が発電装置設置など改造が施され連結されるようになり、急行「利尻」では車体断面がそれぞれ異なる凹凸的のユニークな編成となり、以前より多客期のキハ56形や元同僚のお座敷車キハ400-500形などの増結もありさらに多彩な編成となりました。
札幌~稚内間の優等列車を一手に引き受けてきたキハ400系ですが、2000年3月11日のダイヤ改正でキハ183・261系による特急化が行われ、宗谷線急行から引退しますがそれまでは道北のビジネスや観光また最北の離島、礼文・利尻島へと旅人をいざなう列車としても活躍しました。

実車photo
※写真は実車です ※掲載している写真は各種権利の関係上、転載禁止とさせていただきます

■キハ400形とキハ480-1300形を新規製作、キハ182形改造車も側面や妻面、シート新規で再現


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※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

■キハ400・182形の側面で特徴ある冷房用発電装置のルーバーをそれぞれ再現


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キハ400形とキハ182形の外観で一番の特徴である、冷房電源用の発電装置搭載により設置されたルーバーで周辺が機械的に賑やかになっている車体を再現しています。

キハ400形の電源装置用ルーバーは登場時は上の2つのみでしたが、後半はその下に大きめのルーバー2つ追加され、その姿で再現しています。

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キハ182形も、客室3分の1ほどスペースを割いて、そこに電源装置とそのルーバーが設置されました。
ルーバー形状はこの車両も時代変化で一部塞がれるなど変化が生じますが、製品は改造当初の形状で再現しています。

■クーラーが搭載されたキハ400・480形の屋根上


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※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

キハ400・480形の屋根上は、ベンチレーターが一部撤去されて中央寄りにクーラーが搭載された姿を再現しています。
屋根上は実車では排気などの汚れで判り難くなりますが、クーラー以外は実車に沿って車体上半身の明るめのグレーで塗装します。(写真は未塗装)
なお、この屋根の形態では初めから無線アンテナ設置になり位置は個体差が少ないので、取付穴は開口している状態としています。

■リクライニングシート化された室内を再現

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※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

キハ400形とキハ480形のリクライニングシートに変った室内を専用のシート金型になるのでシート数も実車に合わせて再現しています。
中央がキハ400形、奥がキハ480形で成形色はキハ400形も奥のクリーム色になります。
手前がキハ182形でシート形状は変わりませんが、シートが撤去された部分と発電装置搭載部分の仕切り壁と廊下を再現しています。
なお、実車では廊下部分は喫煙所になっていました。

■同系列から別形式へと連結相手が変わり、交換された幌枠を妻面新規で再現


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※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

キハ182形は実車において貫通幌がキハ400系に合わせて交換されたため、側面と共に妻面も新規でキハ183系より細めの幌枠装着としています。

■スカート形状がキハ400形と異なるキハ480形


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※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

元のキハ48-1300形全車がキハ40系グループ中で後期製造により、スカート前面の傾斜角が少ない後期型スカートとなっていましたので、ありがとうキハ40根室線セットでキハ40-1775形用に製作した後期型スカートを採用しています。

■キハ182形用のトイレタンクとステップパーツを新規製作


キハ182形の連結部はハイグレードのキハ400・480形に合わせ、トイレタンクとステップを新規製作しTNカプラーと共に装着、連結器周りの細密化を図りました。
なお、寝台客車のスハネフ14-500形もTNカプラーと従来のトイレタンクが装着済みとなります。

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※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

トイレタンクは実物においてタンク部分の幅が細めで、抜き取り用コックに箱状のカバーが付いているタイプを再現しています。

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※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

ドア側はステップと画像側側面には排気管基部を、反対側はドレンコックも表現しています。

■時代設定による再現 (走行機関用側面ルーバー)


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※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

元のキハ40・48形および、改造後のキハ400・480形の当初は片側側面窓下に走行機関用の吸気ルーバーがありましたが、後に塞がれていたので製品は後半のキハ182形が入る編成構成上、板で塞がれた状態で再現しています。
これにより窓配置に変化がないキハ480 1300形もこの側面だけ新規金型となっています。

■時代設定による再現 (前面ジャンパ連結器栓受け準備用の凹み)


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※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

改造時は元車と同じく蓋がされていたジャンパ連結器栓受け準備の凹みが、後半蓋が撤去され凹みが露出しましたので、編成構成上後期の設定により凹みがある前面を使用します。

■キハ400系で運用された宗谷線急行列車の各ヘッドマークで、さまざまな列車編成が再現可能


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※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
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キハ182形連結の後期の姿で運用されていた、各宗谷線急行列車の印刷済みヘッドマーク付属により、夜行の「利尻」だけでなく実車のように寝台車スハネフ14-500形を外した昼行の「宗谷」「サロベツ」もお楽しみいただけます。

また、複数のセットや別売またはお手持ちのキハ56形と組み合わせることで、編成パターンが非常に豊かな在りし日の宗谷線急行列車たちも再現できます。

■サイドビュー


photo ※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります ※レールは別売りです
※写真は動力なしのキハ400形ですが、動力ありも車体は同じになります
キハ400形
一般形のキハ40-100形をベースに、急行列車にふさわしいリクライニングシート装備に冷房化と、エンジンと変速機の交換により走行性能も向上されました。
両運転台のキハ400形には冷房電源用の発電装置が搭載され、実車にはトイレがある方の前面側に電源装置のないキハ480形への給電用ジャンパ栓が設けられています。
登場した9両中、3両は後年お座敷に再改造され500番代となりました。

photo ※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります ※レールは別売りです
キハ480形1300番代
片運転台で窓配置は元のキハ48-1300形と変わりませんがキハ400形同様、客室内と走行性能の向上が施された3両が登場、定員が多い分クーラー用の電源がなくキハ400・182形より給電されていました。
キハ400形の給電用ジャンパ栓向きの都合上、運転台側は基本札幌側に指定されますが、編成的に給電用ジャンパ栓向きがキハ400形と反対側になるキハ182形改造車の登場により稚内側にも先頭部を出せるようになりました。

photo ※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります ※レールは別売りです
キハ182形0番代改造車
キハ400形の3両がお座敷車に再改造され、その補充に特急形のキハ182-0形3両を改造した車両で、客室の約3分の1を冷房電源用機関搭載に充てたためその部分の窓が埋められ機関用のルーバーが設置され、連結相手が変わるので妻面の幌枠も変更されました。
回路の変更などで元のキハ183系とは連結できなくなりますが、車番は元の36・37・38番がそのまま引き継がれていました。

製品詳細情報<97240>JR キハ400系急行ディーゼルカー(利尻)セットも合わせてご覧ください。

JR北海道商品化許諾済

※TOMIX N情報室ではいち早く情報をお伝えするために試作品の写真を掲載しており、製品とは仕様が異なる場合があります。
※製品によってはメーカー在庫なし、生産終了などのため入手困難な場合があります。ご了承ください。
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