100系新幹線は、0系新幹線に代わり1985年に登場した東海道・山陽新幹線用の車両です。
8・9号車の2両は新幹線では初の2階建て車両が設定され、この2階建て車両が2両入った16両編成には、2階に食堂、1階には厨房と売店を設けた168形が入ったX編成と、2階にグリーン席、1階にはカフェテリアを設けた148形が入ったG編成の2種類の編成が存在しました。
スタイルも重視した設計による先鋭的な先頭形状は「シャークノーズ」とも呼ばれ、そのスマートな外観と2階建て車両が相まった姿は、国鉄最後を飾るフラッグシップ的な存在となりました。
X編成は主に東京~博多間、G編成は東京~新大阪・広島間の「ひかり」を中心に運用され、X編成は1999年、G編成は2004年まで活躍したのち、現在はJR東海のリニア・鉄道館でその雄姿を後世に伝えています。
TOMIXでは東海道新幹線開業60周年を記念して100系新幹線を、先頭車、中間車(125-0・126)の車体、屋根、側面ガラスなどを新規製作し、リニューアル発売いたします。
増結セットの選択により、X編成、G編成が再現できます。
旧製品では試作車を元にしていたため若干のつり目であったヘッドライトの形状を見直し、量産車の緩めの角度にリニューアル。
旧製品では周囲の銀フチをヘッドライト側で表現していたため開口部が大きくなっていましたが、今回は銀フチを車体側に印刷で表現するため、その分開口部が細くなっています。
旧製品では123形、124形の床下を共用していましたが、本製品では123形ではLCXアンテナを裾部に装備しているため、そこの部分だけ裾部が下がって段差が付いている姿を再現し、段差のない124形と作り分けています。
さらに123形床下カバーに比べて若干小さい124形床下カバーの違いを、パネル表現の違いも合わせて作り分けています。
中間車の126形、125-0形についても車体、側面ガラスと屋根は先頭車同様別部品化して新規となります。
126形14号車と125-0形15号車については高圧引き通し線がない片側屋根肩部がスッキリした車体に、またそれに応じて屋根も126形は片端、125-0形は両端ともガイシが無い専用の屋根を別に製作して違いを再現しています。
また従来の車体を使用する、各2階建て車、116形、125-500・700形については旧製品では透明部品が入って無かったドア窓や一部窓にも側面ガラスの新規や追加により透明部品が入るようになります。
123形
126形
125-0形
124形
製品詳細情報<98874>JR 100系東海道・山陽新幹線基本セット、 <98875>JR 100系東海道・山陽新幹線(X編成)増結セット、 <98876>JR 100系東海道・山陽新幹線(G編成)増結セット、 <98877>JR 100系東海道・山陽新幹線増結セットも合わせてご覧ください。
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