リゾートやまどりは2011年の「群馬デスティネーションキャンペーン」に合わせ、新しい「のってたのしい列車」として登場しました。
車両としては従来活躍していたお座敷電車の485系やまなみ・せせらぎに再度改造が施され、車体の外装はぶどう色2号と濃萌黄色となり、内装もお座敷から座席へと変更されました。
主に吾妻線の観光地へ向かう特急「リゾート草津」、快速「リゾートやまどり」や上越線の国境区間を巡る快速「谷川岳もぐら」「谷川岳ループ」において活躍しました。
TOMIXではこの485-700系電車(リゾートやまどり)を製品化いたします。
ヘッドライトは電球色、テールライトは赤色で点灯します。
※写真のテールライトは電球色ですが、製品では赤色になります
実車の登場して程なくして設置されたLED方式の表示機を再現しています。
前進・後退時ともに点灯しますので、付属のシールから種別・行き先などを選択することで思い出の列車を再現可能です。
特徴的な胴受形状をダミーカプラーを新規に製作することで再現をしています。
また、クハ484-703とクハ485-703ではスカートの開口部が左右逆にあるため、作り分けて再現をしています。
各スカートの切り欠きからは内側に見える配管も再現しています。
運転台も可能な限り見通せる構造となるように設計しました。
乗ったことある方には運転室直後にある展望室から前面・後方展望を楽しまれた方も多いのではないでしょうか。
展望室と客室の仕切りガラスを透明パーツで再現しました。
こちらを室内灯の支持部とすることで実車の広々とした印象を損なわずに車内を再現しています 。
先頭車両用の床下は今回新規に製作しています。
各床下機器は国鉄電車おなじみのものが多いですが、485系ではあまりお目にかからない機器も見られます。
ぜひ各形式と見比べてみてください。
クハ484-703、モハ485-703、クハ485-703の3両の車端部にはトイレタンクが設置されています。
他の形式などでは見かけない特徴的な形状をしたタンクですが、今回新規製作の上再現をしています。
配管付きTNカプラーと合わさって、重厚感を演出します。
485系譲りの走る変電所とも呼ばれた特徴的な屋根を再現しています。
また、クーラー横のカバーはリゾートやまどりでは基本的には215系などと同じ大きさ形状のものが使用されていますが、モハ484形のパンタグラフとは 反対側のカバーのみは他の箇所と異なり半分ほどのサイズとなっています。
小型のカバーについては新規に製作し再現をしています。
485系リゾートやまどりは改造に伴い「やまなみ」「せせらぎ」時代のお座敷車両から座席車となった車両でしたが、特徴的な内装を持つ車両でした。
座席は253系成田エクスプレスのグリーン車からの発生品と一般的に言われており、各車両型式名こそ三等車を意味する「ハ」を冠していますが、全車がグリーン車に相当する内装を有していました。
臨時快速列車に充当される事が多かったため鉄道ファンからは「乗り得」と評されて親しまれていました。
そんな485系リゾートやまどりの内装を全部で5種類のシートパーツを製作し、車内の様子を再現しています。
詳細情報<98822>JR 485-700系電車(リゾートやまどり)セットも合わせてご覧ください。
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