TOMIX

2023.7.27
第287号 国鉄 72・73形通勤電車(可部線) VOL.1
今回のN情報室は、国鉄 72・73形通勤電車(可部線)を工場から届いた成形試作品で紹介致します。
※「成形試作品」とは・・・車両形状を確認する為の試作品。そのため塗装や印刷(ロゴマーク・細部の表現)等は表現されていません。
photo国鉄 72・73形通勤電車(可部線) ※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
実車photo
※写真は実車です ※掲載している写真は各種権利の関係上、転載禁止とさせていただきます

72・73形は戦後の東京・大阪都市圏における通勤型電車の標準型として活躍した電車で、戦時設計のモハ63形を改良したグループと1952年以降に新製されたグループが存在し、屋根の深さや台車などに違いがありました。
広島地区には1970年の呉線電化時に同形が投入され、その際運行距離が長いことからサハ78形全車とクハ79形の一部にトイレが設置されました。
可部線は広浜鉄道を国有化した路線で1976年からは呉線への70系電車投入により同線から転属したクモハ73・クハ79形が活躍しました。
可部線の72・73形は富山港線と並んで同形の最晩年まで使用されましたが1984年に105系が導入され、引退しました。

TOMIXでは今回この可部線で活躍した当時の72・73形を再現、製品化いたします。

■ヘッド・テールライトは電球色LEDによる点灯


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※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります ※レールは別売りです

ヘッド・テールライトは電球色LEDによる点灯でON-OFFスイッチ付。

クモハ73形前面表示部はカラープリズムの採用で白色に近い色で点灯し、クハ79形の前面表示部は電球色で点灯します。

■TNカプラーは新性能電車と同じ形状で再現


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クハ79-214 ※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

TNカプラーは胴受けが他の72・73形と同じと直線型ながら形状が新性能電車と同じとなった連結器を採用しています。

先頭車運転台側は胴受けの小さいTNカプラーを採用しています。

■クモハ73形は近代化改造車で前面通風口が丸型の車両を新規再現


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クモハ73形 ※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります ※レールは別売りです

クモハ73-021・027は前面配管なし、方向幕装備で前面窓下に関西型の丸型通風器を装備した近代化改造施行車を新規製作で再現しています。

本製品では2両編成で走行できるよう、先頭動力車用の小型遮光ケースを新規製作。
以前の先頭動力車製品よりも遮光ケースが目立たなくなりました。

■クハ79-214は上下1:2比率のサッシ窓となった姿を、クハ79-466は三段窓の姿で再現


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クハ79-214 ※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります ※レールは別売りです

クハ79-214は側窓が上下1:2比率のサッシ窓となり、車端部にトイレが設置された姿を再現しています。
車端にはトイレ流し管パーツを取り付け済み。

クハ79-466は三段窓の残る車両を再現しています。

■サイドビュー


photo※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります ※レールは別売りです

クモハ
73-027M

photo※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります ※レールは別売りです

クハ79-214

 

詳細情報<98524>国鉄 72・73形通勤電車(可部線)セットも合わせてご覧ください。


※TOMIX N情報室ではいち早く情報をお伝えするために試作品の写真を掲載しており、製品とは仕様が異なる場合があります。
※製品によってはメーカー在庫なし、生産終了などのため入手困難な場合があります。ご了承ください。
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