転写シートは近年登場した1001番以降も収録
ガソリン専用のタンク車の主力形式として活躍するタキ1000形は、同形の旧製品を発売した2017年以降も増備され、2021年には総数が1000両を超えました。製品ではその点も踏まえて、付属の転写シートは旧製品から内容を変更し、近年登場した1001番以降も収録しました。写真の試作品では1008番の車体番号を貼り付けています。
実車の同形は、前述の通り専用種別が「ガソリン」のため、基本的に積荷はガソリンですが、車両によっては「臨時専用種別」を設定の上で他の油種が積載されるケースもあります。模型に積載物はありませんが、車両を走らせながら「この数両は石油類を運んでいる」という想像をしてみるのも面白いかもしれません。
常備駅は転写シートによる選択式
鉄道事業者以外の民間企業が所有する私有貨車は、常備駅が定められており、タキ1000形も基本的にはこの「常備駅」から発着する列車で使用されますが、中にはまったく別のエリアで活躍するケースも存在します。
製品では、車体側面にある常備駅の表示を転写シートによる選択式としており(写真上)、車体番号と共にお好みの駅名を選んでお楽しみいただけます。転写シートに収録している常備駅は、「本輪西駅」、「北袖駅」、「根岸駅」、「四日市駅」、「塩浜駅」、「浜五井駅」、「仙台北港駅」の7駅となります(写真下)。