TOMIX

新たに仲間に加わった100番代

ED79形100番代
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
ED79形0番代
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

ED79形100番代は、貨物列車等をけん引する際の補機として登場したグループです。本務機の0番代が、旅客列車を単機で担当するのに対して、100番代は補機専用のため、回生ブレーキが省略されるなど最小限の改造に留められており、制御方式を始め、種車となったED75形700番代の仕様を多く引き継いでいるのが特徴です。そのため、屋根上機器などの外観も、0番代よりED75形700番代に近いフォルムを保っています。運行時は必ず0番代との重連で使用され、函館側に連結されました。写真のスカート周りにご注目ください。左は0番代との連結側になる100番代の1エンド側です。ジャンパ栓や栓納めが100番代の方へ集中して取り付けられたため、右の0番代と比較すると賑やかになっています。100番代の1エンド側は実車ではなかなかお目にかかれない「顔」ですので、ぜひ模型でその姿をお楽しみください。今回の製品は、本務機の0番代と補機の100番代をそれぞれスタンダードモデルとプレステージモデルで発売いたします。『0番代』は発売中の『50-5000系』や『50系51形(海峡色)』のけん引機としても最適で、『100番代』と2両揃えれば、貨物列車も楽しめるラインナップとなっています。

エンドで異なる100番代の運転席側窓

100番代 2エンドの側窓
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
100番代 1エンドの側窓
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります

100番代は、前述の通り0番代の函館側に連結して重連で使用する設計となっていました。そのため、ATC-L関連の操作機器など津軽海峡線の運行に必要な運転機器も2エンド側のみに搭載された割り切った仕様となっていました。運転席の側窓は、種車が既にユニットサッシ化されていたものを除き、2エンド側のみサッシ窓(写真左)へ改造されたため、1エンド(写真右)側とで側窓の形態が異なっており、製品でもその特徴を再現しています。

床下機器の仕様を変更した0番代

0番代 新製品の床下機器
※写真は試作品の為、実際の製品と異なる場合があります
0番代 発売中製品の床下機器

床下機器をご覧ください。左側に設置された空制保温箱は、ED75形からの改造を行った工場によって、蓋のリブの有無や本数、間隔に差異が見られます。今回の『0番代』は、『100番代』と同じくリブがないタイプ(写真左)を再現し、発売中の『ED79-0形(プレステージモデル)』(写真右)とは異なる仕様としています。わずかな差異ですが、個体差の少ないED79形0番代の中では貴重な個性ではないでしょうか。発売中の製品を既にお持ちの方も、追加してお楽しみいただけるようにしています。

快速「海峡」を始め、100番代との重連による貨物列車など、
青函トンネル開業時を模型で再現してみてはいががでしょうか!
次回の情報室もお楽しみに。