BORG125SD+レデューサー【4703】の作例です。

バラ星雲 撮影:吉澤徹夫様 長野県中野市
BORG125SD+borg旧レデューサー【4703】 合成F4 ビットラン BJ-42L 7cmガイド鏡+ST-5Cにてガイド
ペンタックスMS-5 露出 L 10分X4 RGB 各5分X2 2X2ビニング LPS-P2フィルター 光栄舎LRGBタイプ2フィルター

馬頭星雲 撮影:吉澤徹夫様 長野県中野市
BORG125SD+borg旧レデューサー【4703】 合成F4 ビットラン BJ-42L 7cmガイド鏡+ST-5Cにてガイド
ペンタックスMS-5 露出 L 10分X4 RGB 各5分X2 2X2ビニング LPS-P2フィルター 光栄舎LRGBタイプ2フィルター

いっかくじゅう座の散光星雲 撮影:吉澤徹夫様 長野県中野市
BORG125SD+borg旧レデューサー【4703】 合成F4 ビットラン BJ-42L 7cmガイド鏡+ST-5Cにてガイド
ペンタックスMS-5 露出 L 10分X4 RGB 各5分X2 2X2ビニング LPS-P2フィルター 光栄舎LRGBタイプ2フィルター
<モニターレポート>
先日来お借りしている125SDについて、冷却ccdで撮影した作品をお送りいたします。
使用した感想としては、とにかく軽量で、今までの鏡筒とは口径こそ同クラスながら重量が半分以下という状態となり、思わず鏡筒側にウエイトを増加してバランスを取ったと言う始末ですが、これは架台が小さくて済むなど、移動では大変ありがたい結果を生み出すと思います。
現在ペンタックスMS-5にC-14及びガイド用のテレビュープロントと同架していますが、重量バランス的には前述のような状態です。
さて、肝心の星像ですが、F6で2枚玉という事を考慮すればさすがに最新のSDアポで、観望時には気になる色収差はありません。月の拡大撮影では、拡大光学系とのマッチングの問題もありますから何ともいえませんが、少し気になる程度です。気流が安定しませんので、月は後日撮影した物をお送りしようと考えています。
テストしていたレデューサーとのマッチングですが、私は最新のEDレデューサーを持ち合わせていないため、手持ちのいくつかでテストしてみました。
【スーパーレデューサー6x7】
これは、像面までの距離を、ペンタックス67などを使用したときの値近くではピントが出なかったため、だいぶ像面をレデューサー寄りにしてピントが何とか出るところでテストしましたが、結果としては色収差が残る点と周辺像が良くないため使用は適さないという結果でした。
【0.78Xマルチレデューサー】
これは、焦点距離を合わせられるので汎用性がありますが、周辺光量が極度に少なくなるという問題があります。特に今回のF6という明るい対物レンズとの組み合わせは、中心でフルアパーチャーが取れずF値が暗くなると言う現象が出ます。像としてはいろいろな鏡筒とのマッチングは良いので残念です。そんな訳でこれも使用は適さないと言う結論です。
【旧borgレデューサー(4703) (プラスチック鏡筒発売後の製品)】
カメラマウントホルダーPやMにねじ込んで使う1群2枚タイプのレンズですが、これも試してみました。
35mmフルサイズでは、周辺像が乱れる事と周辺減光があるため、あまり良くないのですが、手持ちの15.2mm角CCDを搭載したビットラン BJ-42Lとの相性はなかなか良くて、陸上物の像高から比較した合成焦点距離は約500mmとなり、F4程度の明るさを確保できています。青にじみもさほどひどくないので、LRGB合成では光害カットあるいはIR-UVカットフィルターとの組み合わせで実用になります。作例はこの組み合わせです。
現状で感じている利点・長所は
・軽量である。
・組み合わせに汎用性が高い。
・F6という明るさ。
問題点としては、
・対物のねじ込みキャップが入りにくい。(ネジ径の問題ではなく大径で小ピッチのネジは、食いつきが難しく、手を伸ばして筒先での作業は難しい場合がある。)
・鏡筒の旧M111のネジとの互換性が悪い。(旧ネジ部品は少しオネジが大きく
入らない。)
といったところです。
さらに試用を続けて見たいと思います。
以上御連絡申し上げます。ご査収ください。

バラ星雲 撮影:吉澤徹夫様 長野県中野市
BORG125SD+borg旧レデューサー【4703】 合成F4 ビットラン BJ-42L 7cmガイド鏡+ST-5Cにてガイド
ペンタックスMS-5 露出 L 10分X4 RGB 各5分X2 2X2ビニング LPS-P2フィルター 光栄舎LRGBタイプ2フィルター

馬頭星雲 撮影:吉澤徹夫様 長野県中野市
BORG125SD+borg旧レデューサー【4703】 合成F4 ビットラン BJ-42L 7cmガイド鏡+ST-5Cにてガイド
ペンタックスMS-5 露出 L 10分X4 RGB 各5分X2 2X2ビニング LPS-P2フィルター 光栄舎LRGBタイプ2フィルター

いっかくじゅう座の散光星雲 撮影:吉澤徹夫様 長野県中野市
BORG125SD+borg旧レデューサー【4703】 合成F4 ビットラン BJ-42L 7cmガイド鏡+ST-5Cにてガイド
ペンタックスMS-5 露出 L 10分X4 RGB 各5分X2 2X2ビニング LPS-P2フィルター 光栄舎LRGBタイプ2フィルター
<モニターレポート>
先日来お借りしている125SDについて、冷却ccdで撮影した作品をお送りいたします。
使用した感想としては、とにかく軽量で、今までの鏡筒とは口径こそ同クラスながら重量が半分以下という状態となり、思わず鏡筒側にウエイトを増加してバランスを取ったと言う始末ですが、これは架台が小さくて済むなど、移動では大変ありがたい結果を生み出すと思います。
現在ペンタックスMS-5にC-14及びガイド用のテレビュープロントと同架していますが、重量バランス的には前述のような状態です。
さて、肝心の星像ですが、F6で2枚玉という事を考慮すればさすがに最新のSDアポで、観望時には気になる色収差はありません。月の拡大撮影では、拡大光学系とのマッチングの問題もありますから何ともいえませんが、少し気になる程度です。気流が安定しませんので、月は後日撮影した物をお送りしようと考えています。
テストしていたレデューサーとのマッチングですが、私は最新のEDレデューサーを持ち合わせていないため、手持ちのいくつかでテストしてみました。
【スーパーレデューサー6x7】
これは、像面までの距離を、ペンタックス67などを使用したときの値近くではピントが出なかったため、だいぶ像面をレデューサー寄りにしてピントが何とか出るところでテストしましたが、結果としては色収差が残る点と周辺像が良くないため使用は適さないという結果でした。
【0.78Xマルチレデューサー】
これは、焦点距離を合わせられるので汎用性がありますが、周辺光量が極度に少なくなるという問題があります。特に今回のF6という明るい対物レンズとの組み合わせは、中心でフルアパーチャーが取れずF値が暗くなると言う現象が出ます。像としてはいろいろな鏡筒とのマッチングは良いので残念です。そんな訳でこれも使用は適さないと言う結論です。
【旧borgレデューサー(4703) (プラスチック鏡筒発売後の製品)】
カメラマウントホルダーPやMにねじ込んで使う1群2枚タイプのレンズですが、これも試してみました。
35mmフルサイズでは、周辺像が乱れる事と周辺減光があるため、あまり良くないのですが、手持ちの15.2mm角CCDを搭載したビットラン BJ-42Lとの相性はなかなか良くて、陸上物の像高から比較した合成焦点距離は約500mmとなり、F4程度の明るさを確保できています。青にじみもさほどひどくないので、LRGB合成では光害カットあるいはIR-UVカットフィルターとの組み合わせで実用になります。作例はこの組み合わせです。
現状で感じている利点・長所は
・軽量である。
・組み合わせに汎用性が高い。
・F6という明るさ。
問題点としては、
・対物のねじ込みキャップが入りにくい。(ネジ径の問題ではなく大径で小ピッチのネジは、食いつきが難しく、手を伸ばして筒先での作業は難しい場合がある。)
・鏡筒の旧M111のネジとの互換性が悪い。(旧ネジ部品は少しオネジが大きく
入らない。)
といったところです。
さらに試用を続けて見たいと思います。
以上御連絡申し上げます。ご査収ください。
吉澤徹夫様 長野県中野市
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