2008年9月 3日 11:41 77EDII,D700,カワセミ
ニコンの新製品、D700をデジボーグしてみました。
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ISO3200によるカワセミ(フルサイズノートリミング) 08/07/26
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO3200+1/1000秒+半手持ち+ノートリミング 撮影:中川昇
1.4倍テレコンバーターDG【7214】はフルサイズで全く問題ないことが分かります。ピクチャーコントロール→ビビットに設定

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ISO3200によるカワセミ(トリミング)  
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO3200+1/1000秒+半手持ち+トリミング 撮影:中川昇
上の画像を強引トリミング。これだけのトリミングにも十分に耐えています。高感度ノイズ低減はノーマルに設定。

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ISO6400によるカワセミ(フルサイズノートリミング)  
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO6400+1/2000秒+半手持ち+ノートリミング 撮影:中川昇
ISO6400が常用できるのは嬉しいです。フルサイズは写る範囲が広い広い。

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ISO6400によるカワセミ(トリミング)  
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO6400+1/2000秒+半手持ち+トリミング 撮影:中川昇
上の画像を強引トリミング。噂どおりの高感度ノイズの少なさです。今回はわざと高感度で撮ってみました。

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ISO6400によるカワセミ(トリミング)  
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO6400+1/2000秒+半手持ち+トリミング 撮影:中川昇
速いシャッタースピードが切れると、こういうシーンも捉えることができるわけです。

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ISO6400によるカワセミ(トリミング)  
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO6400+1/2000秒+半手持ち+トリミング 撮影:中川昇

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ISO6400によるカワセミ飛翔(トリミング)  
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO6400+1/2000秒+半手持ち+トリミング 撮影:中川昇
77EDIIでのトビモノはさすがのD700でも難しいです。

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ISO6400によるカワセミ(トリミング)
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO6400+1/3200秒+半手持ち+トリミング 撮影:中川昇

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ISO6400によるカワセミ(トリミング) 
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO6400+1/2500秒+半手持ち+トリミング 撮影:中川昇

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ISO3200によるカワセミ(トリミング) 
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO3200+1/1000秒+半手持ち+トリミング 撮影:中川昇

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ISO6400によるカワセミ(トリミング) 
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO6400+1/2000秒+半手持ち+トリミング 撮影:中川昇

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ISO3200によるカワセミの飛翔(トリミング) 
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO3200+1/2500秒+半手持ち+トリミング 撮影:中川昇
頭は切れましたが、画面の端にかろうじて引っかかりました。フルサイズのメリットです。700ミリのトビモノは迫力があります。

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ISO800によるカワセミ(トリミング) 
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO800+1/250秒+半手持ち+トリミング 撮影:中川昇

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ISO3200によるカワセミ(トリミング) 
デジボーグ77EDII望遠レンズセット+D700(MB- D10)+ISO3200+1/1000秒+半手持ち+トリミング 撮影:中川昇

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77EDII+7214+D700(MB-D10)(左)とマイバック、45EDII(カラー鏡筒)、 W300、双眼鏡

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77EDII+7887+D700(MB-D10)

<中川昇のD700ファーストインプレション>
期待が大きかっただけに評価も厳しくなりがちです。出来るだけ冷静に評価したいと思います。高感度ノイズの少なさは予想通りでした。
ISO6400がほぼ常用出来るのは大きいです。相当な悪条件でも撮影できるのはD700ならではだと思います。もうひとつの期待の「広い写角のお陰でトビモノ撮影が有利になるはず」という目論見は、77EDII+D700+バッテリーパックが重すぎて、手持ち撮影に関してはもろくも崩れ去りました。今度はミニボーグでチャレンジしてみたいと思います。一番の問題は操作性でした。まず、ファインダーは野外では非常に見難いことが判明しました。とにかく太陽光が入り込んでしまい、D300と比べても疲れる疲れる。ファインダー自体も暗いようです。他にも使いにくい点が多々あって、暑さもあって早々に撮影を切り上げることになりました。慣れれば克服できるのか少々疑問ですが、さらに使い込んでみたいと思います。まずは3日間、約1000コマのデジボーグ+D700の初使用の感想でした。逆にいうと、D300の素晴らしさを改めて実感しました。やはり実際に使って比較してみないと分からないものです。(08/07/28中川)

<ニコンD700のセカンドインプレション(ファーストインプレション以外に気がついたこと)>
◎よい点:セルフタイマーがやりやすくなった。フォーカスインジケーターの前後に矢印が出るようになった。ライブビューがみやすくなった。ミニボーグとレデューサー0.66×DGT【7866】との組み合わせは、野鳥撮影なら一応フルサイズが使える。(画質・光量とも)
◎改善要望点:D300と比較してシャッター音がチープ。緑カブリが激しい。低感度の階調が今ひとつ。ストラップがチープ。マルチセレクターの操作感がD300の方がよい。全体としてD300と比べると、操作性が落ちている印象。
<総合評価>
ニコンがフルサイズを低価格で商品化したことは大きな意味があると思います。また、ISO6400が常用できるメリットも大きいと思います。ただ、デジボーグに関していうと、ファインダーの見えがD300よりも落ちるということがかなりのマイナス評価となりました。価格差とメリットデメリットを計りにかけてどうかというところですが、難しい判断といわざるを得ません。ただ、ミニボーグ+レデューサー0.66×DGT【7866】との組み合わせがトビモノに使えれば、また評価も変わってくると思いますので、テストを重ねてみたいと思います。(08/07/31中川)

<その後のD700>
9月に入ってもう一度D700を使ってみようと思い、カワセミを狙ってみました。今回は、解像力重視で高感度ノイズをOFFにし、画質もJPEGながら「L・FINE」と最高画質で臨みました。カワセミの幼鳥に接近できたこともあるのですが、非常に高いレベルの画像を得ることができました。相変わらず、ファインダーの見にくさの評価は低いのですが、画質的にはD300を凌駕する素晴らしい画質と評価できます。カワセミの超高画質画像はこちらとこちら。(08/09/03中川)
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