BORG WORLD 画像作例集
2015年11月 9日 17:40 55FLレデューサー

【7880】レデューサー0.8xDGQ55システムチャートs1.jpg
■新製品 レデューサー0.8×DGQ55【7880】システムチャート
11月13日(金)発売予定 11月10日(火)18時~予約開始予定 
<中川コメント>
遅ればせながらレデューサー0.8×DGQ55【7880】のシステムチャートです。お手持ちのパーツと相談しながら組み合わせてみてください。本製品の組み合わせの思わぬ盲点としては、元々焦点距離が短いため、ピントの合う組み合わせが意外にシビアです。さらには、ヘリコイドも薄型になるので、わずかにピントが出ないというケースもあり得ます。予備に延長筒の種類を多めに揃えていただいた方が良いかもしれません。
<追加情報>
●55FL+レデューサー7880との組み合わせで、ミニボーグ鏡筒DX【6010】や【6011】を併用できないか?というお問い合わせがありましたが、残念ながらヘリコイドと併用するとピントが合いませんので、使用が出来ません。ご了承ください。
●同様に、DZ-2【7517】を併用できないかというお問い合わせがありましたが、併用は可能ですが、カメラの回転が出来ないのでおすすめできません。【7352】を併用するとピントが出なくなってしまうのです。ただ、回転装置付のカメラマウント(5012~5017)を使用すれば構図を取ることは可能です。本製品はピントの合う組み合わせが限られますので、上記のチャートを基本として下さい。
●鏡筒バンドについて:マルチバンド80Φの60Φ版も開発中ですが、発売するとしても年明けになるかと思います。ご了承ください。
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星雲星団ガイドブック 藤井旭著
<中川コメント>40年前の中川所有の本。ボロボロになるまで読みました。名著です。左が200mmによる作品です。40年前のこの本が今回のレデューサー開発の原点と言えます。
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星雲星団ガイドブック 藤井旭著
<中川コメント>40年前に何と200mmのところにマジックで印をしていました!対角線で12度という適度な広さが写ります。
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星雲星団ガイドブック 藤井旭著
<中川コメント>左が200mmF3.5の作品です。この構図に憧れました。

<中川総合コメント>
この本をみていると当時の思い出がよみがえります。何と純粋だったことか!40年前にこのレンズがあったらどんなに興奮したことか!2015年は空は悪化しましたが、機材は進歩しました。7880のモニターの沼尻さんのサイトをみると何ともお手軽に美しい天体写真が撮れるようになったものか!と感嘆せざるを得ません。

<7880高性能の秘密>
なぜ今回の7880がこれだけ尖った製品となったのか?それはBORGの設計思想の根本的転換がありました。従来のBORGの補正レンズの設計は「汎用性を重視する」というものでした。この戦略はあたり、多くのBORG対物レンズに使える補正レンズは大好評で、多くの方にご愛用いただきました。時代のニーズに合っていたということだと思います。

時代は変わり、天体写真用の望遠レンズも比較的広い視野が写る中望遠レンズ系に注目が集まるようになりました。デジカメが高画素時代に突入し、拡大しても荒れないようになったのも一因だと思われます。ただそうなると汎用設計は厳しくなり、専用設計の必要性が高まります。55FLは最初から専用のレデュサーの開発を前提としたレンズ設計だったのです。これはBORG史上初の出来事です。

というわけで、今回は自信作です。望遠鏡界初のスペックのレンズです。ご予約は明日11月10日18時~直販及び販売店にてスタートです。このタイミングで大きな彗星が来ると嬉しいですね。期待しましょう!

P.S.今日は週明けの月曜日なので普段でもご注文は多い日ではあるのですが、今日は異常でした。90FLがバンバン売れるは、引き伸ばしレンズはイルミネーション撮影のお蔭かご注文もお問い合わせも多いわ、2015年春の新製品が今頃になってわさわさ売れるわで、正直驚きました。BORG2015年秋の新製品に刺激されたのでしょうか?

P.S.2 明日10日(火)は18時からレデューサー0.8×DGQ55【7880】の予約を開始します。今のうちにキャッシュをクリアーしておいてください。初回入荷数は100台の予定ですが、この数字が多いのか少ないのか何ともいえませんが、切れると年内の再出荷は不可能になると思います。今週末の天気が心配な予報ではありますが、良い方向に考えるとすれば新機材のテストに時間が取れるメリットもあります。何しろF3.6という明るさですから、いろいろと難しい面もあります。ご了承ください。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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