BORG WORLD 画像作例集

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ツバメの飛翔 BORG77EDⅡ(直焦点)+CanonEOS7Dボデー 撮影:J.J様 8IMG5F2189.jpg
ハトの水浴び BORG77EDⅡ(直焦点)+CanonEOS7Dボデー 撮影:J.J様 

<撮影者のコメント>
こんにちは、毎日楽しみにブログを拝見させていただいてます。4月からは増税や新年度でもあるなど、お忙しくされておられることと思います。夏に発売予定の新商品の準備等で、これからも息つく暇もないのでは。。。くれぐれも無理のないようになさってくださいね。

こちらでは、この時期はカワセミの抱卵時期にはいっており、カワセミの姿を見る機会がめっきり減っております。それでもカワセミ菌感染の重症患者ですので、何時間でも待つことは苦にならず、休みには必ず出かけております。

そんな訳で、今日はカワセミ以外の写真を二枚お送りさせていただきました。ツバメの飛翔シーンに挑戦してみたところ、何枚か綺麗に撮れたのがございました。それと、普通の鳩ですが、仲良く水浴びをしていたところの一枚です。どちらも撮影機材はBORG77EDⅡ+CanonEOS7D といたってノーマルの直焦点撮影です。

今年に入ってからは、半AFユニットで飛び物を中心に撮影してましたが、このマニュアルでの基本システムが一番しっくりときます。今後は、カワセミの雛たちが撮影できる季節になってきますので、楽しみでございます。可愛い雛たちの表情が撮れればいいなーと思っております。

<中川コメント>
昨日解説した直焦点撮影法による作例です。やはり写りが違うというか、ベールを剥いだというか、とにかくヌケが違います。まずは、この直焦点撮影という基本を抑えていただくと、BORGの潜在能力が図れると思います。J.J様 も書かれている通り、現在カワセミが抱卵期に入っているので、なかなかカワセミに会えない時期ではありますが、その後には待望の幼鳥デビューの瞬間が待っていますので、もう少しの辛抱です。カワセミのひなまつり画像はこちらから。このシーンはBORGを使っている人には絶対に経験して欲しいシーンです。この趣味をやっていて良かった!と心底感じると思います。その場に居合わせた人と不思議な連帯感が生まれるのです。
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アリスイ BORG67FL+7108+フジX-pro1ボデー 撮影者:笹谷様(北海道)

<撮影者のコメント>
中川昇様。ご無沙汰しております。北海道の笹谷です。BORG67FLのデジタルカメラグランプリ2014夏金賞受賞のお祝いの作例写真を送りたいなあと思っていたらタイミングよく67FLでアリスイを撮ることができましたので送ります。中川さんはご家族も大切にされていて、仕事も休日出勤までされてその姿勢には頭が下がります。ただご自分のことも同じくらい、大切にされてくださいね。余計なお世話ですが時々、心配になります。この写真で少しでもホッとしてもらえたらいいなあと思います。

すみません。最後に質問です。トリプルヘリコイドにしたい(77EDⅡおよび67FLで)と考えていますがデメリットは生じますか?またヘリコイドの種類も色々、あって迷います。やはりM57ヘリコイドLⅢを3個にするのがいいでしょうか?トリプルにした場合の最短合焦距離は何メートルになりますか?→公開質問&回答です。デメリットは「高い、重い」です。メリットは「縮長が短くなる、最短撮影距離が縮まる」です。ヘリコイドは【7861】がおすすめです。最短撮影距離は鏡筒の組み合わせによるので一概に言えませんが、相当短く(3m以下)なると思います。

<中川コメント>
笹谷さん、スタッフの心配までいただき、ありがとうございます。BORGはこのようなファンに支えられているということを実感します。本当に有難いことです。心より感謝いたします。

ヘリコイドはBORGファンとしては3個は持っていたいものです。決して無駄にならないどころか、自分の部屋でああでもない、こうでもないとベストの組み合わせを探すという、それは楽しい楽しい作業に不可欠なツールだからです。自分に最適な組み合わせが見つかったときに嬉しさといったら最高です。なぜなら、世界にひとつしかない組み合わせな上に、自分のクセや体型に合わせた組み合わせを探るには試行錯誤しかないからです。BORGのシステムはこの試行錯誤を容易にしてくれます。RISHIRI_28mm.jpg
利尻富士遠景(28mmレンズ) 撮影:音羽様RISHIRI_BORG.jpg
利尻山 NIKON D7000 × BORG45EDⅡ(1.4テレコン使用)手持ち、RAWモードで撮影後、SILKYPIXDSP6で調整、現像 ノートリミング、1200pxlにリサイズ ISO400 1/1250秒 撮影者:音羽(市川ソフトラボラトリー)

<撮影者のコメント>
稚内市から海を隔てた利尻山を撮影。撮影日の3月下旬は、まだまだ山全体が雪に覆われた状態ですが、BORG45EDⅡは山の起伏や雪原の質感をしっかり表現してくれました。特に、写真下部の白樺の幹がはっきりと写っていたのには驚きでした。参考画像として、同じ位置から焦点距離28mm(センサーがAPSなので、35mm換算では43mm)で撮った写真も添付します。
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大沼白鳥 オオハクチョウ(稚内市大沼野鳥観察館前) NIKON D7000 × BORG45EDⅡ(1.4テレコン使用) 手持ち、RAWモードで撮影後、SILKYPIXDSP6で調整、現像 トリミング後1200pxlにリサイズ ISO800 1/3200秒 撮影者:音羽(市川ソフトラボラトリー)

<撮影者のコメント>
春を迎えてシベリアに渡る途中のオオハクチョウを撮影。ピーク時には2万羽を超えるハクチョウが滞留するそうです。上空では数羽のオジロワシが舞っていました。

<撮影者の総合コメント>
株式会社トミーテック 中川 昇様。いつも大変お世話になっております。また大変ご無沙汰しております。市川ソフトラボラトリーの音羽です。毎日楽しく、また興味深くブログを拝見させていただいております

さて、先日3月末の北海道帰省時にBORG45EDⅡを持参して撮ってきた写真を添付しますのでご覧下さい。家族での帰省時は、どうしても大荷物になってしまいますのでレンズ(特に重いもの)を持っていくのを躊躇しがちになりますが、バラバラに収納できるBORGシステムは嵩張らないのでとても助かります。そして、納得、と言うよりびっくりの写り!

更に撮っている時はもちろん、RAWを持ち帰って現像する楽しさ!モニターを見ながら、「ここまで写るんだ!」と驚きながら、一人ニヤニヤ延々と画像をいじっています。もし中川様の御眼鏡に適いましたら、ぜひ貴ブログへのご掲載をお願い申し上げます。

最近はいつにも増してご多忙そうですが、お身体を充分ご自愛下さい。またいつかお会いする日を楽しみにしております。 

<中川コメント>
SILKYPIXで有名な市川ソフトラボラトリーの音羽さんはBORGの愛用者で、今までも何度か投稿いただいています。今回も北海道の風景ですが、45EDIIで実に良く写っていますね。素晴らしいです。私にとてはRAW現像はなかなかハードルが高いので、いつもJPEGで撮影してしまいますが、ここまで白が美しく表現できるのならやってみたいと思わせますね。 DSC_0436_s.jpg
月面 BORG89ED+7214+ニコンV3ボデー 撮影:秦和夫様

<撮影者のコメント>
中川様。ご無沙汰しております。ニコンD5200からD5300へ買い替えを検討していたのですが、諸事情により、この度、Nikon1 V3を購入致しましたので月面のファーストショットをお送り致します。89ED+7214にNikonのFT1を経由してNikon1 V3で撮影しています。計算上ではNikon1のセンサーは焦点距離が2.7倍になるため、2200mmオーバーとなる構成です。風も多少あり、合焦が難しかったのですが初めて使った機材にしては比較的良く撮れてるかと思い、メールさせて頂きました。RAW現像はLightroomで行っています。それでは、失礼致します。

<中川コメント>
ニコンV3での投稿は初だと思います。今年はシーイングが悪く、落ち着いた月面像がなかなか見られず、私も月面の画像がなかなか掲載できずにいますが、秦様のこの月面はなかなか良く撮れています。ニコンV3は野鳥用にも向いているので、ぜひ野鳥の作例も見せてください。
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M13(2014年4月27日撮影) BORG36ED+スリムフラットナー【7110】 f220mm F6.1 ニコンD5000ボデー(IRフィルター換装) ISO1600 2分露出×7コマコンポジット ステライメージ6.5にて画像処理 スカイメモR 撮影:SK様(横浜市)

<撮影者のコメント>
中川様。先日は早速投稿画像をブログに掲載いただきまして、大変ありがとうございました。少しでも、BORGの販売促進の一助となり、ユーザーの皆様の参考となれば嬉しいです。先日お送りできなかったM13の画像をご参考までにお送りいたします。サイズオーバーですが、1メガバイト以内に収めております。

デジタル時代となり、パソコンで画像処理が可能となったため、中心部を飽和させずに表現できるようになった恩恵は大きいですね。コ・ボーグは、焦点距離は短いですが、像がシャープなので、それなりに見栄えのする作品が出来上がったと思います。これから夏にかけて、コ・ボーグでいろいろな星雲・星団の撮影にチャレンジしてみたいと思います。

<中川コメント>
トリミングしてみたら、十分に耐える画像でしたので、掲載しました。先日の画像もかなり反響がありましたが、今回も驚きの写りだと思います。特にM13の左脇にある小さな星雲が写っているのが凄いです。これだけ写れば十分ですね。あとはこの性能が多くの人に認知してもらうのは弊社の努力にかかっています。これからも応援よろしくお願いします。
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ネモヒラ→ネモフィラが正解だそうです。 36ED+7110+E-PL5+VF2 撮影者:塚越 健様 ginryousous.jpg
ギンリョウソウ 36ED+4531+7110+E-PL5+VF2 撮影者:塚越 健様

<撮影者のコメント>
こんにちは。ゴールデンウィーク中も忙しく活動されていたようですね。私は5日に1日だけ休みが取れたのでひたちなか市の海浜公園にネモヒラを見に行ってきました。一見の価値ありですね。あれだけ広いと広角系のレンズもほしくなります。

また、そのネモヒラの丘からわずか500mくらいのところにある、樹林エリアでは珍しいギンリョウソウが咲いていました。葉緑体を持たない植物で、別名ユウレイタケとも呼ばれています。林の中なのでISO3200で撮影しました。

<中川コメント>
初めて見る花ばかりです。投稿いただかなければ知らないままだったと思います。ひたちなか市の海浜公園は1回だけ行ったことがありますが、物凄く広い敷地の中に花だらけで、撮影対象には事欠きませんでした。GWのニュースにも再三取り上げられていたので、混雑したのではないでしょうか?36EDは被写体を選ばないので、どれか1本という時に選ばれる可能性の高いレンズです。
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オオアカゲラ1 BORG90FL(二次試作品)+7214+K-3ボデー 撮影:バーダーショップフジノ様90FLfj2.jpg
オオアカゲラ2 BORG90FL(二次試作品)+7214+K-3ボデー 撮影:バーダーショップフジノ様

<藤野さんのコメント>
鏡筒は80φにM57ヘリコイドLⅡです。アカゲラは体一つ分ぐらいづつどんどん動いて行って、たまに停止したと思えば体を左右に振りますので少しでも速く合わせるためにこちらにしました。穴掘り時なら写し易いのでしょうが、巣穴のある木には長く止まらないようです。

<中川コメント>
90FLのモニターをお願いしている藤野さんの作品です。さすがは「BORGの達人」藤野さんで、ソツがないというか安定しているというか、撮影技術も仕上げ技術もお見事としかいいようがありません。野鳥撮影では藤野さんの右に出る人はいないでしょうね。これからも90FLならではの迫力ある作品を期待しています。 90FL(Or5 火星).jpg
火星 90FL二次試作品+SD-1X + BorgOr5mm + カラーWEBカメラ 撮影:中西直樹様

<中西さんのコメント>
こんにちは、中川さん。中西です。皆様お待ちかねの、90FLレポート第14弾 火星編です。

二次試作品の90FLが到着しましたので、早速、火星の観望・撮影を行ないました。最接近を過ぎて、少し小さくなって端が陰ってきましたが、まだまだ好機が続いています。当日のシーイングは、この時期にしては少し悪いレベルでした。

まずは、90FL+コンパクトエクステンダー2.2倍+Borg Or5mm(約220倍)で観望しました。火星は小さな対象ですが明るいこともあり、過剰倍率気味でも、コントラストが高く、模様がよく分かります。シーイングさえよければ、もっと倍率を上げても大丈夫に感じました。

続いて、撮影を行ないました。一次試作品の木星の撮影と同じく、SD-1X + BorgOr5mm + カラーWEBカメラの組み合わせです。
火星は、明るいのでOr5mmで拡大しても全く問題ありませんでした。シーイングがあまりよくないわりには結構写ったと思いますが、いかがでしょうか?

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撮影機材:90FL試作品+LMF-1+7861+SD-1X + BorgOr5mm + カラーWEBカメラ 撮影:中西直樹様

一般的に、惑星撮影は強拡大するので、どうしても大口径(最低でも20cm以上?)が必要と言われています。しかし、90FLでも小さな火星の模様を、このように十分撮影することができます。というか、条件さえよければ、天文誌の入選も狙えるのではないか?!と、密かに感じています。

もちろん、何の根拠もなしに言っているわけではありません(笑)というのが、今月発売の天文ガイド6月号と星ナビ6月号両誌で、木星(125SD+Borg Or)をダブル入選させていただきました。90FLの一次試作品で撮影した木星のベスト(CP+2014展示作品)が、今回の入選作品にかなり近いことを考慮すると条件次第で90FLでの入選の可能性があると感じています。

やはり、既成概念を打ち破って挑戦を続けることは楽しいですね!その点で90FLは、Borgの新フラッグシップとして、大きな可能性を秘めていると感じています!

■中西直樹の惑星撮影テクニック

しかし、惑星の撮影に挑戦しておられる方の中には、なかなかうまく写らないと感じておられる方も多いと思います。上手に写すポイントを幾つか上げたいと思います。

1.シーイングがよい日に撮影します(ということは、晴れている日は、できるだけチェックする努力が不可欠です。その点Borgは軽量なので楽ですね(笑))

2.ピントを追い込みます。これは非常に重要です。LMF-1(or MMF-1)+ヘリコイドの組み合わせをぜひお勧めします。 まず、LMF-1で、ピントをできるだけ追い込みロックします(非常に滑らかなので振動がなくピントがよく分かります)。その後、ヘリコイドで前後に微妙にピントを変えながら撮影し、ジャスピンを探します。

3.静止画で撮影する場合は、とにかく枚数を撮ります。シーイングがよい日でも変動があるので、写りにはかなり差が出ます。

4.できれば、registax等で画像処理します。素晴らしいフリーソフトがたくさん公開されていますし、使い方もネットで簡単に分かります。
ぜひ、上記の点を一つずつ行なってみてください。だんだん、模様が、はっきりしてくるはずです!
そうすると、どんどん楽しくなってきますよ!

火星は、約2年に一度しか接近しません。まだまだ観望・撮影できるので、お手持ちのBorgでぜひ挑戦して下さい(と言っても、すぐに小さくなるので、できるだけお早めに・・・)今、技術を習得しておけば、90FLで、夏に土星の傑作をものにできるかもしれませんよ(笑)

以上、よろしくお願いします。

<中川コメント>
中西さん、まずは画像ありがとうございます。また、W入選おめでとうございます。さらには、詳細なレポート+撮影テクニックの披露誠にありがとうございます。中西さんは撮影技術が高く、文章もうまく、さらにサービス精神が旺盛と3拍子揃っているので、モニターには最適な人材です。いつも感謝しています。今回の情報も多くの方の役に立つことでしょう。これからも期待しています。

P.S.いやあ、今日は疲れました。凄い投稿量。手を抜かずに丁寧にコメントするとあっという間に19時すぎ。でも内容は超充実。36ED~90FLまでBORGは使える、楽しい。皆さん、ありがとう。お陰でBORGの良さをかなりお伝えできたと思います。ブログをアップするときの連帯感。世界と繋がる連帯感。何にも変えがたいです。

P.S.2 週末は岐阜にお墓参りの予定です。またまた36EDとBORG50/2.8が活躍しそうです。天気も良さそうです。来週はぎっしりと予定があり、いつにもまして大変そうです。来週はあまりブログが更新できないと思います。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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