BORG WORLD 画像作例集

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2014/04/24の月 BORG50FL(直焦点)+ニコン1V3ボデー 撮影:PEC様(名古屋)
<中川コメント>この月齢をここまでうまく写す技術は相当なものです。欠け際にコペルニクスと虹の入り江という月面の名所がシャープに写しこまれていますが、これが口径わずか50mmの作品とは驚きです。
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2014/04/26の月 BORG50FL(直焦点)+ニコン1V3ボデー 撮影:PEC様(名古屋)
<中川コメント>明け方の細い月を高解像度で捉えました。欠け際にアリスタルコスが見えていますが、この月齢をここまできれいに撮るのは技が必要です。それほどの難物を50FLでうまく捉えました。20140509_1500.jpg
2014/05/09の月 BORG50FL(直焦点)+ニコン1V3ボデー 撮影:PEC様(名古屋)
<中川コメント>非常に上手な仕上げです。PEC様が月面のことを良く理解していることがこの画像から良く分かります。それにしても月がここまで写ると間違いなく楽しくなります。さらにはまるには月面の地形に精通するのが一番です。まずは、主なクレーターの名前をこの下に紹介しますので、ここから覚えてみてください。

 <撮影者のコメント>
こんにちは名古屋のPECです。BORG 50FL+NIKON 1 J3 であまりにもよく写るのに感動して、NIKON 1 V3を購入してしまいました。発売日に購入後、何度か撮った月を添付します。50FL + 1.4Xテレコン(7214)+NIKON 1 V3 の組み合わせです。

J3 から V3 に変えて、ファインダー(ビューファインダー使用)の見え方、ISOの指定、シャッタースピード、など操作性はすごく良くなりました。解像度は1425万画素から1839万画素にアップ。月の写真ではシーイングなどの影響が大きくて比較がむつかしいですが、同一条件で比較してみたところ確かに効果がありました。50FLの解像度は1839万画素になってもまだまだ負けてませんでしたよ!
4/24、 4/26, 5/9 の月です。

 URL:http://pec-ts.photo-web.cc/ blog: http://tspec.exblog.jp/ GANREF: http://ganref.jp/m/pec-sugiura/portfolios

■シリーズ月面名所案内【1】
今日から突然始まった月面名所案内です。1回目の今日は、大きなクレーターの名前を覚えよう!です。
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月面の大きなクレーターを覚えよう:月齢24~25編
●コペル二クス:中川が月面で一番好きなクレーター。このクレーターが欠け際にくるとそれだけでドキドキするセクシーなクレーターだ。
●虹の入り江:クレーターというか半円状の入り江。月面最美と呼ばれるこの地形は欠け際に来るとその魅力が100倍になる。
● アリスタルコス:月面で一番明るいクレーター。まぶしいほどの明るさを誇る。
●ケプラー:コペル二クス、アリスタルコスと共に三角形を形作る月面を代表する三大クレーター。20140509_1500mj.jpg
月面の大きなクレーターを覚えよう2:月齢9~10編
●コペル二クス:月齢24~25とは逆方向から太陽の光が当たっている。同じクレーターとは思えない変化を楽しむのが通。
●虹の入り江:まだ入り江に十分に光が当たっていない状態。このあと入り江全体に朝日が差し込むと劇的に美しい地形となる。
● アリスタルコス:この画像の2日後位に朝日を浴びてみえてくる。まだ月齢9~10では闇の中。
●ケプラー:この画像の翌日に朝日を浴びて見えてくる。小さいが形のハッキリしたクレーター。
●プラトー:月面の中で一番内部が平らなクレーター。月齢24~25の画像では夜の世界に入り見えない。
●ティコ:月面のへそと呼ばれる。ティコから月面全体に放射状に光条が伸びる。その中心に位置するエッジが立った目立つ存在。

<中川コメント>
まずは、上の6つのクレーターの名前を覚えましょう。それだけでも月に対する見方や興味が全然違います。今日は月齢13なので、今日ご紹介した6つのクレーターが全て見えるはずです。晴れたら撮影したり、アイピースで見たりして確認してみましょう。それぞれのクレーターの特徴がわかってくると愛着が湧いてくるので、楽しみが一気に増えます。そして、さらに月の地形に興味が湧いてきます。その繰り返しで、月の魅力にはまっていくわけです。

これからも折に触れて、月面の魅力について語りたいと思います。楽しみ方が一度分かると「こんな面白い天体がオレの頭上に毎日輝いていたなんて、中川さん!もっと早く教えて欲しかったよ!」と私に文句をいいたくなると思います。gogoume_U.jpg
富士山五合目から頂上を望む BORG36ED+7110+NEX7ボデー 撮影者:U様(東京都)
<撮影者のコメント>
一つ目は富士山の新五合目から頂上を撮ったもので、斜面に杭がたくさんあると思ってファインダーを覗くと春スキーの人らでした。(ノートリミング・リサイズと等倍切り出し=下記の画像=を送ります)gogoume_U1.jpg
富士山五合目から頂上を望む BORG36ED+7110+NEX7ボデー 撮影者:U様(東京都)
<撮影者のコメント>上の画像のトリミングです。各登山者の個性が判別できます。驚きです。moon_U.jpg
富士山頂上から昇る月 BORG36ED+7110+NEX7ボデー 撮影者:U様(東京都)
<撮影者のコメント>
次は朝霧アリーナで、居合わせた女性に教えられて偶然見ることができた山頂からのぼる月です(リサイズのみ)。15時過ぎの明るい時間なのでなかなか難しかったですがなんとか写りました。フォーカスは山頂の稜線に合わせてます。
tubame_U.jpg
BORG36ED+7110+NEX7ボデー 撮影者:U様(東京都)

<撮影者のコメント>
それから、同じ朝霧アリーナで飛び回っていたツバメにチャレンジしました。ノートリミング・リサイズです。ファインダーではツバメは非常に小さくしか見えないので、もう少し焦点距離の長いレンズが欲しくなります。ファインダーについてはNEX7もフジX-T1と同じように連写時の画像の遅延はあまり感じませんでした。

<撮影者の総合コメント>
中川様、トミーテックの皆様。お世話になります。東京都のUです。快晴の土曜日にコ・ボーグ36ED(+1.1xフラットナー)とNEX7をリュックにいれてバイクでツーリングにいってきました。鳥はあまり写真におさめられなかったのですが、面白い写真が撮れたので報告いたします。

X-T1を光漏れ対応修理に出してきた際に六本木の富士フィルムスクエアでは田淵行男氏の高山蝶の写真(フィルムで撮影されたもの)が展示されており、蝶の写真の緻密さに圧倒されました。5月末まで展示されています。
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0858.html
鳥も、最近よく掲載されている昆虫の細かい描写も、ボーグの真価が発揮されるのでしょうね。

<中川コメント>
U様は36EDの優れた点を理解し、実にうまく使いこなされています。今回の画像もなかなか興味深いですね。私も富士山を岐阜に向かう新幹線の中から、美しい姿をBORG50/2.8レンズで捉えましたが、現場ではこんなことになっていたのですね。実はツバメも岐阜でもたくさん飛んでいたので、36EDで狙ったところ、たまたまピントが合ったカットが数枚撮れました。確率は非常に悪いのですが、偶然ピントが合ったカットは素晴らしい解像度で、これもありだなと感じました。さらには、岐阜の川に非常に美しいアゲハチョウが来ていて、これも36EDでなかなかきれいに撮れました。36ED1台で旅が充実します。作例画像は近日中にアップする予定です。P5114713.jpg
キジ 50アクロ+絞りM57【7057】+M57ヘリコイドS【7757】+ミニボーグ鏡筒+E-PL2(VF-2付き) ISO200、1/160、手持ち(手ぶれ補正ON) 撮影者:石川県金沢市在住 牧野雅英様

<撮影者のコメント>
(株)トミーテックBorg開発スタッフの皆様。石川県の牧野といいます。ぶしつけながら、へたくそな画像を送付させていただきます。今朝、家の前の公園に初めて キジのオスが遊びにきたので、あわててBorgを取り出して撮った写真です。

普段はAFで街スナップを撮っているため、久々のボーグで慌てましたが、先日からの中川さんのコツとBorgの操作性の良さのおかげでなんとか羽毛まで解像しました。

[顛末]
中川さんブログを思いだし、視度調整...
・画像が荒い?→ISOオートになっていてISO1250で撮っていた→ISO200に設定。絞りの使い方を思い出す
・とにかくピントを合わせて撮る(あ、シャッタースピード合わすのを忘れてました)

いやあ、機械は使ってなんぼですね。撮った画像も美しいし(これはレンズのおかげ)、マニュアルはやっぱり楽しいです。Borgのようにお気楽な試行錯誤ができるものって、そうないと思います。

今日の撮影は、キジのほんかわさに和まされたこともさながら、Borgの絞りとヘリコイドの使い勝手の良さに感動しました。絞りは露出合わせのやりやすさはもちろんのこと、被写体深度を調節でき、ピント合わせを容易にしてくれます。ヘリコイドについては言わずもがな。しかし、これを感じさせてくれたのは、実はK社のミラーレンズも使っているからです。

僕のように、「ええかげんBorger」をやってますと、容易にレベルアップはしませんが、使うたびにBorgの良さに気づけるような気がします。一家に一台、ミニボーグは、決して夢ではないと思います。(カメラの進化のおかげでもあると思いますが。)

話は変わりますが、引き伸ばしレンズ、楽しみにしております。中川さんは「常時ボーグ」と呼んでおいでですが、これならいっそ、"George Borg"として売り出されると、かっこいいと思いますが、いかがでしょうか。

駄文、乱筆失礼しました。御社製品のおかげで楽しいひとときを送らせていただいております。今後もますますのご発展をお祈り申し上げております。平成26年5月11日

<中川コメント>
牧野様、楽しいレポートありがとうございます。ここまで評価いただけると素直に嬉しいですね。とにかく理屈抜きに楽しんでいただけるとBORG冥利に尽きます。「BORGにしてよかった」と思っていただけるように日々精進しております。私の岐阜旅行で感じたのは、牧野さんも書かれていますが、「マニュアルフォーカスは理屈抜きに楽しい、この楽しい作業をAFに任せるなんてもったいない」「BORGは使うたびに新しい発見があってそれも楽しい。自分の隠れていた能力が新たに発掘されるようで単純に嬉しい」「引伸ばしレンズは良く写る。こんなシャープで楽しいレンズを自分だけのものにしているのは実にもったいない!」ということです。sunspot509s.jpg
太陽黒点 BORG71FL+7214+オリンパスE-PL5ボデー+D5フィルター 撮影:塚越 健様 

<撮影者のコメント>
こんばんは、昨日は花の画像を掲載していただいて、ありがとうございました。掲載されたブログを家内に見せたら、「ネモヒラ」ではなく「ネモフィラ」だと指摘を受けました。可能でしたら、訂正していただけると幸いです。ご迷惑をおかけして,申し訳ありません。

太陽は活動のピークを過ぎて、そろそろ減衰期に入っていくとのことですが、まだまだ大きな黒点が出てきます。あと10日間は楽しめそうです。よろしくお願いします。

<中川コメント>
黒点復活していますね。まだまだ楽しめそうですね。ボーグは本当にあらゆる被写体に対応していて、それぞれの被写体に対して、最高のパフォーマンスで対応すれば最高の結果が残せる力を有しています。その力をうまく引き出すのが、皆さんの役割です。そう考えると、BORGにはそれなりの覚悟が必要だということです。今日もBORGにするかどうか迷っているという電話やメールが多くありました。私の答えは一貫しています。「BORGは欠点も多い、慣れるのにも時間がかかる、でもそれを超えるとあなたしか味わえない世界が待っている。最終的にはあなたの腹のくくり次第です。」

P.S.今日も投稿画像が相次ぎました。星雲・星団、飛行機など、あまりに素晴らしい画像が続々届いているので、とても一度に掲載しきれません。連載記事も型にはめずに、今日の月面名所案内のようにその都度記載していきます。それほどBORGはマルチな才能を有しています。そのマルチな才能を生かすも殺すも貴方次第です。BORGが貴方の退屈な日常をドラマに変えるかも?BORGがあなたの日常を輝かせてくれるかも?

P.S.2.今日のお昼の話ですが、お取引先の方とあるお店に食事に入りました。どうみても流行りそうもない外観のお店なのですが、あっという間に満員。その秘密は・・・。食事がおいしいのは当然なのですが、とにかくいちいち面白いのです。ステーキを頼むと携帯ガスコンロが出てきて自分で焼けといわれる、お店の人がテンパッテいると隣のお客さんが手際よくウエイターの代わりをしてくれる、マスターの息子さんが手伝うのか手伝わないのか曖昧な形で登場、しかもお持ち帰りステーキを客席を使って客の目の前で焼いてしまう、さらには店内の大画面テレビで、たまたま世界の野生動物のドキュメンタリー番組をやっていて、とても内容が良かったこともあり、お客さん同志が盛り上がってしまい、その場で不思議な一体感が生まれたこと等々、要は「面白くて仕方ない、また来よう!このお店」となったわけです。

P.S.3 つまり、食事以外の付加価値がとても高く、満足度がとても高かったのです。流行るお店の法則を見た気がします。ただ、おいしい食事を提供するだけではない、楽しく面白い場を提供してお客さんに喜んでもらおう!というサービス精神がとても旺盛なわけです。こうなると、ただ食べるだけのお店は物足りなくなります。同じ食べるなら面白いお店で過ごした方がいいね!ということになります。

P.S.4 この話は飲食業だけでなく、ほぼ全ての商売に共通する要素を含んでいると思います。BORGもこういう要素を大事にしなくてはいけないと考えています。BORGを使っているとなぜか楽しい、なぜか面白い、見知らぬBORGユーザーと妙な連帯感を感じる。客とメーカーという縦の関係ではなく、BORGを媒体とした同志、仲間という関係を築きたい、そう考えています。

P.S.5 週末の岐阜行きは楽しめました。主目的はお墓参りですが、宿は下呂温泉に取りました。この宿が大当たりで、食事はうまいわ、従業員は元気がいいわ、眺めはいいわ、天気が良かったこともあり窓から夏の天の川が濃く見えるわ、と最高でした。やはり+αのある体験は気持ちをハッピーにさせてくれます。36EDと50/2.8でたくさんの作例を撮影してきました。明日以降、順次掲載する予定です。ただし、今週は介護関係で休みが多くなるので、ブログの更新が少なくなると思います。ご容赦ください。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 

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