奈良の鹿1（2016/08/15）　ペンシルボーグ25＋6011＋7110＋フジX-pro2ボデー　ISO2000　1/640秒　撮影：中川昇
＜中川コメント＞
ひとつお詫びです。今回、スリムフラットナ―1.1×DG【7110】のスペーサーの組み合わせを間違えてしまい、周辺像が本来の像ではありません。本来はもっと周辺像が良くなります。それでも上記の画像の鹿毛の解像度といい、ヌケの良さといい、発色の良さといい、とびぬけた描写だと思います。これが僅か口径25ミリの小さなレンズから得られているとは我ながら驚きです。
奈良の鹿2（2016/08/15）　ペンシルボーグ25＋6011＋7110＋フジX-pro2ボデー　ISO2500　1/500秒　撮影：中川昇
＜中川コメント＞
まずISO2500とは思えない低ノイズです。これはさすがはフジというところです。さらには、この作例は何とピント合わせにヘリコイドを使用していません。ミニボーグ鏡筒DX-SD【6011】のドロチューブだけでこのピントが出ています。ミニボーグ鏡筒DX-SD【6011】のドロチューブが高精度であることとフジX-pro2のピーキング機能がかなり使えるピーキングであるお蔭です。ここまで手軽に高画質が得られるとペンシルボーグ25の生産中止は惜しい気がしてきました。ただ、今日もP25はそこそこ注文が来ていて、残在庫が8台になりました。もしこれからボーグを始めるなら、P25から始める手もあります。最小のボーグからスタートして36ED→45EDII（残5台）→50アクロ→55FL→67FL（生産中止、残11台）→71FL→77EDII→89ED→90FL→107FLとMAXボーグまで登りつめるのです。これは楽しいボーグのロングアンドワインディングロードになりそうです。

P.S.上にも書きましたが、生産中止のP25と67FLのご注文が今になって増えてきました。どちらも良いレンズですが、時代の流れで泣く泣く中止とさせていただきます。ご希望の方はお急ぎください。BORGの対物レンズ交換式という他社にはないメリットを最大限に生かすためには、P25も67FLも揃えておくに越したことはありません。特に直焦点の魅力、直焦点の味を堪能するために、今からボーグ対物レンズをコンプリートしてみませんか？コレクション的な価値も考えると、ここでフルラインナップを揃えておく意味は十分にあると思います。

P.S.2　ポータブル赤道儀SWATのサイトにSWAT-200＋ハイスピード55によるドイツでの作品が掲載されていました。こちらから。実に安定した写りだと思います。今日もハイスピード55のご注文が絶えません。これから9月1日の新月に向かって月の条件は良くなってきます。今来ている台風が通過すれば一気に秋の空になるかもしれません。その期待からか今日もご注文がたくさん来ています。ありがたいことですが、その台風上陸の影響でご注文品の納品が遅れる可能性があります。何卒ご了承ください。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。