BORG WORLD 画像作例集

NGC7000 LDB 19Fr 18m41s A GXT NW Multi-Cont.jpg
北アメリカ星雲 2015/7/25-26 BORG71FL + 【7872】(x0.72)レデューサー + α7(IR改)ボデー 288mmF4.1 ISO3200 60sec 19フレーム ダーク20フレーム バイアス20フレーム ノータッチガイド 撮影:根本泰人様
二重星団 15fr 14m45s B GXT CC2 NX.jpg
二重星団 2015/7/25-26 BORG71FL + 【7872】(x0.72)レデューサー + α7(IR改)ボデー 288mmF4.1 ISO2000 60sec  15フレーム ダーク20フレーム バイアス20フレーム ノータッチガイド 撮影:根本泰人様
M31fl71rd7872s1.jpg
アンドロメダ大星雲 2015/7/25-26 BORG71FL +【7872】(x0.72)レデューサー + α7(IR改)ボデー 288mmF4.1 ISO1600 60sec 24フレーム ダーク10フレーム バイアス10フレーム 撮影:根本泰人様 赤道儀:高橋製作所のTS-50赤道儀(35年前に友人に作ってもらった自作モータードライブで駆動しノータッチガイド)

<モニターの根本さんのコメント>
しばらくご無沙汰してしまいましたが、お忙しいことと存じます。

さて、先般おあずかりした機材で、作例写真を撮るべく、ずっと晴れ間を待つこと約2ヶ月、先週の土曜日に奥只見にでかけたところ、夜半過ぎから素晴らしい星空を久しぶりに拝むことがことができました。ただし撮影を開始すると、雲がわいてきてしまい、短時間しか撮影することができませんでした。なんとか二重星団、M31、北アメリカ星雲を撮りましたが、実は一つ問題がありました。

おあずかりした機材で、7872を使用する組み合わせとすると、ピント微調整に必要なヘリコイドが組み込めないのです。私の組み合わせに対する理解が不足しているためかもしれませんが、2572 + +6015 + 7872 + 7000 + 5003 と組み合わせると、途中に7861をいれることができませんでした。このためバーチノフマスクを併用してピント調整を試みたのですが、摺動でピント調整を行ったため、ベストピント位置に設定できず、画像を拡大すると星像が大きくなっていることがわかります。1920x1080のモニターではわからない程度ですが。

このメールには1800x1200にした二重星団と北アメリカを添付します。モニターでは隅まで点像で、十分フルサイズカバーと言えますね。F4.1と明るく、比較的短時間でもよく写り、素晴らしいと思います。なお輝星のまわりのハロは、α7側の問題です。※北アメリカ星雲と二重星団はノートリミング、M31はトリミング

<中川コメント>
数々の著作で知られる根本泰人さんに71FL+7872をお貸出しして約2か月。晴れません。とにかく天体写真は天気次第なので、晴れないことには作例写真が撮れません。そこがこの趣味の最大のネックです。その数少ないチャンスを弊社の手配ミスでフイにしてしまうところを、根本さんの機転で、何とヘリコイドなしでミニボーグ鏡筒DX-LD【6015】のしゅう動部だけでこのピントを出したという神対応をしていただきました。さすがは根本さんです。

それにしても3枚ともよく写っています。レデューサー0.72×DGQ【7872】がいかに優れたレデューサーなのかというのも良くわかりますし、多くの方が「こういう天体写真が撮りたいんだ」という見本のような写真です。しかもかなりお手軽な撮影システムです。きちんとピントを合わせたらどれだけ写るのでしょうか?そんな期待をさせてくれる画像です。これからも期待しています。36ED+7110+EPL5+ポラリエ_ペルセ二重星団_2015-7-22_ISO2000_50秒_リサイズ・トリミングBL02.jpg
二重星団 コ・ボーグ36ED + スリムフラットナー1.1×DG【7110】 + オリンパスE-PL5 + ポラリエ ISO2000 露出50秒 低振動モード4秒 撮影:宮本高浩様

<撮影者のコメント>
お世話になります。横浜の宮本です。いつもお忙しいところ失礼します。

最近は、歩留りの良さと 気軽さを重視してコ・ボーグ36ED ばかり使っていますが、小さいですが、散開星団は比較的写り方に口径差をあまり感じないような気がしてきました。もちろん光害地(自宅前)での撮影ですが・・・。(淡い天体は、口径差が出てしまいますがね。)この時期としては、透明度が良い日に「ペルセウス二重星団」が撮影できましたので、送らせていただきます。

光害地としては、良く撮れたと思います。光害の少ない場所で、口径10センチくらいの望遠鏡で観望したときのイメージに似ていて郊外地で観望した気分に浸れます。コ・ボーグ36EDは、口径36mmしかありませんが侮れませんね。簡単な画像処理しかしていませんが、散開星団であれば 思いのほか良い画像が得られます。

よく他の方の天体画像を見て、「こういうの撮ってみたいな~」とか思ったりしますが、場所がわからなかったりします。ということで・・・
↓導入方法を記事にしみました。(ないよりもマシ・・・程度かもしれませんが。)
http://wide-angle.cocolog-tcom.com/blog/2015/07/h--6d8d.html

今後も新製品楽しみにしています。

<中川コメント>
横浜の光害地でポラリエ+36EDという超お気軽機材で、晴れればほぼ毎日撮影をされている宮本さんの作品です。その熱心さと継続性にはいつも感服しています。今回の二重星団もブログで拝見していて、「おっ!これは凄い。掲載したい!」と感じました。そうしたら投稿をいただきました。以心伝心ですね。ここまで横浜で撮れると、光害のないところで撮ったらどれだけ撮れるんだろうと思いますよね。今日の根本さんの作品をみるとなおさらそう思います。ただ、出かけても晴れるとは限らない。そうなると自宅で晴れたらすぐに撮れるお気軽な機材というのはメリットが大きいですね。でも標高の高いところでも撮ってみたいなあ。

DSC00899Ass.jpgDSC00900Ass.jpgDSCN9301-10ss.jpgDSCN9307-10ss.jpgDSCN9311-10s.jpgDSCN9298-10ss.jpg
柏市で開催中の星の写真展の様子(2015/07/30)
<中川コメント>今年は親子連れの宇宙への関心が非常に高く、大盛況です。BORGのカタログも飛ぶようにはけているそうです。撮影データや機材への質問も多く、天体写真そのものへの関心も高いようです。10年後のBORGは安泰か?明日8/1(土)と8/2(日)で写真展も終わりです。両日とも、中川が会場で対応予定です。BORGの新製品やG7の画像やここだけの話などをネタにご説明させていただきますので、ぜひご来場ください。天文雑誌バックナンバープレゼントや月面生プリントプレゼントもまだ残っているようです。写真展会場はクーラーが効いていますので、涼みがてらお気軽にお越しください。外山さん撮影の4K動画を見るだけでも価値があると思います。最終日の8/2(日)は搬出があるので15時で終了です。ご注意ください。朝は10時スタートです。

【追記】15年目の写真展ですが、これからも長く続けたいとは思いますが、会員の高齢化、猛暑、公民館の老朽化等々、阻害要因も増えています。見れるうちに見ておくという視点も必要な時期かとも思います。ちなみに8/1(土)は手賀沼花火大会もあります。柏から近いです。

P.S.今日で7月も終了ですが、実に暑い7月でした。夜晴れてくれれば暑さも少しは我慢できるのですが、夜は雲が湧いてきてなかなか晴れません。8月は昼も夜も晴れて、かつ涼しくなって欲しいですね。弊社の夏休みは8/8~8/16の9日間です。お盆休みは月齢も良いので海や山へ星を見に行く方も多いかと思います。夏休み前の営業日はわずか5日間です。お早目にご手配ください。真夏のコ・ボーグセールは来週実施予定です。

P.S.2 先日の引き伸ばしセールは今日で完売しました。ご利用誠にありがとうございました。花火に風景にぜひご活用下さい。今日はブルームーンです。今月はひと月に2回満月が見られるのですが、2回目の満月をブルームーンと呼びます。かなり珍しい現象です。晴れたらBORGで観察・撮影してみてください。また、今晩は国際宇宙ステーション・きぼうが見られる日でもあります。詳細はこちら。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。 

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