BORG125SDモニターレポート・斎木様(3)
毎度お世話様です。125SDのレポ-トその3 撮影編が出来ましたので送ります。いよいよレポ-トも3回目になり撮影編となりました。誰もが、さすが125SDは凄いなあ と思える写真を撮らなくてはなりません。しかも125SDは現在BORGの最高機種ですから作例画像は他の機種を上廻る必要が有る訳です。これはとても難題です。大変な事を引き受けてしまったと最近思い初めましたが、もう手遅れです。アレコレ考えずに今の実力を出しきり全力で撮影するしかありません。後は125SDの性能に頼りながら楽しくシャッタ-を切るだけです。機材は撮影の度に改良を重ねているので完成度が高くなってきました。とくにピントリングは滑らかでとても軽く動きます。カメラの重量を支えてあげた事が正解だったようです。さて最初に撮影した写真はカワセミです。
カワセミ(1)(Common Kingfisher) (画像9643) 125SD+7214+1.5倍+istDS2  ss1/250高い木の枝から川面の小魚を探しています。カワセミの高さは7m位 僕は対岸からレンズを上に向けます。するとカメラはかなり下の方になりファインダ-が覗けなくなります。仕方なく地面に横たわり上半身を起こしファインダ-を見ます。この苦しい状態でカワセミの目に光りが当るのを待ちレリ-ズします。30分位かかりました。その間カワセミは、鋭い視線で川面を見ています。125SDはカメラのファインダ-が明るく見えカワセミの頭の羽毛が風で、なびいているのが分かるほどです。がぜん写欲が掻き立てられます。
カワセミ(2)(Common Kingfisher) (画像8597)  125SD+7214+1.5倍+istDS2  ss1/400木の枝にいたカワセミが突然ファインダ-から消えドポンという音がしました。慌てて川面を見ると、居ました石の上で何かくわえています!!レンズを上から下にビュンと振りファインダ-で捕らえます。素早くピントを合わせ連写です。カワセミが動くので連写しながらピントの微調整をしました。くわえているのはカジカのようです。カワセミは得意げですが、カジカは必死で逃げようと暴れます。まさに弱肉強食です。カジカの顔が見えないのが残念ですが、お腹の血管がリアルです。
カワセミ(3)(Common Kingfisher) (画像7260)  125SD+7214+1.5倍+istDS2  ss1/400 すこし離れた場所ですが魚を捕り川面の中のコンクリ-トの塊に止まりました。けっこう大きな魚ですが、あまり美味しそうではないですね。静止している様に見えますが実際はチョコチョコ動き廻っていて大変です。正面から夕日を浴びている為なのか背中の青色が濃く見えます。背景もスッキリして印象的な写真になりました。思いどうりの写真が撮れると機材も重く感じません。
メジロ(Japanese White-eye)(画像1605) 125SD+7214+istDS2  ss1/800 +1/3補正春です。メジロが満開になった梅の花の蜜を吸いに、やって来ました。カメラを梅の木から10m位にセットして待ち伏せします。距離が近いのでテレコン7214のみで1.575mm相当の焦点距離にしました。梅の花とメジロは大変写真映えするのですが、とにかく動きが早くて静止した状態でのピント合わせは不可能です。そこでビデオカメラの様にメジロの動きを追いながら連写しその間にピントを合わせるという神業を使いました。良く見えるファインダ-と明るいレンズと神様が頼りです。運良く春らしい1枚を撮る事が出来ました。
メジロ(Japanese White-eye)(画像1095) 125SD+7214+istDS2  ss1/640 +2/3補正また撮れました!!凄い写りで自分でもビックリしました。顔だけにピントが合いスポットライトを浴びているようです。嘴に付いた梅の花の花粉や目の廻りのアイリングまで肉眼では見えない物がリアルに表現できました。このレンズは、超望遠マクロレンズと言えるかも知れません。
メジロ(Japanese White-eye)(画像0543)  125SD+7214+1.5倍+istDS2  ss1/160これは公園の紅梅で僕が行った時には、すでに数人のカメラマンが撮影していました。結構高い木だったので最後列から更に後ろに4.5歩下がり、広い場所で余裕の撮影です。焦点距離が長いと、こんな時に便利です。しかも下から見上げなくても良いので撮影も楽です。紅梅が目にも鮮やかで後ろの花のボケも自然で綺麗ですね。望遠鏡で花の写真を撮るのも面白いかもしれません。メジロが枝の上の方に登ってくるのを待って連写しました。
カワセミ(4)(Common Kingfisher) (画像0954)  125SD+7214+istDS2  ss1/200これは近くの公園の池に居るカワセミです。背景は池の水面をぼかしています。 暗かったのでテレコンは7214だけにしてシャッタ-スビ-ドを稼いでいます。その為トリミングで引き延ばしました。背中の青色がとても綺麗に出ています。BORGのレンズは125SDに限らず色のノリが良いと思います。魚がまだ生きていてクネクネもがいていますが1/200秒で止まりました。
カワセミ(5)(Common Kingfisher) (画像7727) 125SD+7214+1.5倍+istDS2  ss1/320カワセミが魚を枝に叩き付けている瞬間です。激しく動くので枝ごとブレていますが、ピントの芯みたいな物は残っています。それよりも魚から飛び散る水滴が激し さを物語り迫力の有る写真になったと思います。水滴に太陽光が当っているのに色収差が出てないのは高価なSDレンズの効果でしょう。
カワセミ(6)(Common Kingfisher) 画像(9098) 125SD+7214+1.5倍+istDS2  ss1/400雌のカワセミです。口を開いて鳴いている為、光線の加減で下嘴が見事に朱色に見えて綺麗です。チ-チ-と短く鳴いて雄でも呼んでいるようです。天気が良く気温が急上昇した為か柔らかい描写になりましたが雰囲気は合っていると思います。以上今回の撮影では、小鳥を大きく写しながら背景も感じとれる様に努力しました。次回は総集編を予定していますが、どんな写真が撮れるのか不安でも有り楽しみでも有ります。以上よろしくお願いします。
撮影・レポート斎木康伸様
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