BORG125SDモニターレポート・東谷様(4)

皆さん、こんにちは。BORG125SDモニターの東谷です。いよいよ今回最終レポートとなります。125SDの性能や使い勝手に関しては、過去3回にわたるレポートで十分に記載させていただきました。今回は、機材性能云々といった話を抜きにして、作例を存分に見ていただけたらと思います。
2月中旬に私の手元にモニター品一式が届いた頃、私は冬の北海道への遠征を控えていました。トミーテック社の中川様より、是非125SDを北海道にというお話もあったのですが、その時は持参機材その他の荷物も非常に多く、私ともうひとりの同行者の荷物もあったので、125SDを北の大地のお供に連れ出すことは残念がら実現しませんでした。
季節は進み、今回、繁殖期を迎えた野鳥たちが盛んに囀る道北へ遠征することになりました。2月に実現できなかった“BORG125SD in 北の大地”を今回は是非ということで、125SDを持って道北の地を訪れてまいりました。
BORG125SDを使って撮影した北の大地の野鳥たちを存分に ご覧いただくことで私の最後のレポートとしたいと思います。最後まで是非ご覧ください。
 

ノビタキ

ノビタキはいろいろな野鳥のなかでも私が特に好きな鳥です。これまで数えきれないくらいノビタキの撮影をしていますが、いくら撮ってもその魅力は尽きることはありません。今回もついつい好きなノビタキを撮影する枚数が増えました。


ノビタキ雄。BORG125SD+Nikon D300。ISO400、SS1/500秒。


河口のノビタキ雄。BORG125SD+Nikon D300。ISO200、SS1/800秒。


原生花園の案何板にとまるノビタキ雄。BORG125SD+Nikon D300。ISO400、SS1/320秒。


枯れ枝につかまりどまりするノビタキ雄。BORG125SD+Nikon D300。ISO800、SS1/1000秒。


囀るノビタキ雌。BORG125SD+Nikon D300。ISO400、SS1/250秒。


白い花の上のノビタキ雌。BORG125SD+Nikon D300。ISO400、SS1/500秒。


子育て中のノビタキ雌。BORG125SD+Nikon D300。ISO400、SS1/400秒。


コヨシキリ&シマセンニュウ

コヨシキリやシマセンニュウ、マキノセンニュウなどのセンニュウ類も北の大地を代表する野鳥です。とりわけ、コヨシキリは今の時期が囀りのピークで、訪れた地のいたるところでその姿を見ました。


コヨシキリ。正面は川。BORG125SD+Nikon D300。ISO200、SS1/1000秒。


シマセンニュウ。赤い花はハマナス。その先は海。BORG125SD+Nikon D300。ISO400、SS1/320秒。


ツメナガセキレイ

道北で繁殖するツメナガセキレイです。ツメナガセキレイには何種類かの亜種がいますが、北海道で繁殖するのはほとんどが眉斑の黄色いキマユツメナガセキレイです。この鳥もいたるところでその姿を見ることができました。


原野の低木にとまるツメナガセキレイ。BORG125SD+1.4倍テレコンバータDG+Nikon D300。ISO640、SS1/320秒。


羽伸ばしのシーン。BORG125SD+1.4倍テレコンバータDG+Nikon D300。ISO400、SS1/400秒。


飛び出しの瞬間。BORG125SD+1.4倍テレコンバータDG+Nikon D300。ISO200、SS1/800秒。


原生花園に咲く白い花の上で。BORG125SD+Nikon D300。ISO800、SS1/1250秒。


花の上での囀り。BORG125SD+Nikon D300。ISO800、SS1/800秒。


ノゴマ

春や秋の渡りの時期には都市公園でも見かけるノゴマですが、渡り途中のノゴマは茂みや地べたをちょろちょろしているのがほとんどです。北の大地のノゴマは枝先で盛んに囀っています。海岸線では赤、白、黄色と花がたくさん咲いていましたが、残念ながら花の近くにはとまってくれませんでした。


枯れ枝のなかで盛んに囀るノゴマ。BORG125SD+Nikon D300。ISO800、SS1/500秒。


セリ科の植物の枯れ枝で。BORG125SD+Nikon D300。ISO800、SS1/800秒。


黄色い花と白い花を背景にあしらって。BORG125SD+Nikon D300。ISO200、SS1/500秒。


シマアオジ

道北でも年を追うごとにその数が減少しているシマアオジです。フィールドでお会いするバーダーは皆口を揃えて「いましたか?」、「いませんねぇ」といった会話を交わします。シマアオジという名前を出さなくても、互いに何を探しているのか暗黙に了解し合っています。運良く今回は比較的近くで撮れましたが、囀りの声は本当に哀愁漂う 素晴らしい声をしていました。“ボーグ作例画像集”の中にこの鳥が登場したことは過去にまだないのではと思いますが、今後またどなたかの作例として登場することはあるのでしょうか。それぐらい減少が危惧される鳥です。


緑の葉の上での囀り。BORG125SD+1.4倍テレコンバータDG+Nikon D300。ISO640、SS1/320秒。


同じ低木の縦位置カット。BORG125SD+1.4倍テレコンバータDG+Nikon D300。ISO640、SS1/640秒。


逆光+陽炎の厳しい条件。エゾカンゾウをアクセントに。BORG125SD+1.4倍テレコンバータDG+Nikon D300。ISO400、SS1/640秒。


太陽が水平線に沈むまで囀り続けていた。BORG125SD+1.4倍テレコンバータDG+Nikon D300。ISO400、SS1/125秒。

約4カ月間にわたってモニター使用させていただいたBORG125SD。私のレポートもこれでお終いです。ご覧いただいた皆さん有り難うございました。お世話になったトミーテック社の中川昇さん、 素晴らしい機材を使用する機会を与えてくださり、本当に有り難うございました。

<弊社中川コメント>
東谷様、今回は長期間に渡るレポートをいただき、誠にありがとうございました。東谷様の作風は再三述べております通り、他の方には
ない独自のセンスをお持ちで、今回の作品にも見られるように縦構図を積極的に採用するなど、大変新鮮で斬新な作品であるといえる
かと思います。今後も機会がありましたら、ぜひボーグをお使いいただければ幸いです。一連のモニターレポートに深く感謝致します。

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