ミニボーグ便利パーツ紹介
その10:対物レンズのことII
なぜ、ボーグの対物レンズがいつも在庫切れなのか?不思議に感じておられる方も多いかと思います。私も1ユーザーの立場に置き換えてみるとたぶん同様に疑問に感じると思います。
ここでは触れられない事情もありますが、なるべく正直に現状をご説明したいと思います。
まずは、天体望遠鏡市場の小ささがあげられます。現在の天体望遠鏡市場はあまりにも小さすぎて、大きなロットでの発注が出来ないという事情があります。必然的に小ロット(100~500個)での発注になりますが、そうすると大手のカメラメーカーやレンズメーカーの研磨が優先になり、望遠鏡の研磨はラインが空いた時に細々と磨くということになります。数量が少ない割に望遠鏡は研磨精度にうるさいですから、余計に数があがってこないということになります。
さらには、コーティングの釜に入る数量がたまるまでコートが出来ない、組み立て調整も神経を使う作業になるため、ますます数量が上がりません。さらには、デジカメ等の大口需要にEDレンズ硝材が取られてしまい、望遠鏡までなかなか回ってこない・・・等々の外部事情があります。一方で、過剰な在庫はビジネスとしてはリスクが大きいですから、作り溜めもままなりません。
という訳で、言い訳ばかりで我ながら情けない部分がありますが、現状の概略をお話すると以上のようになります。その中でミニボーグは数量が捌ける人気機種ですので、50アクロなどは1000個のオーダーで動かせるようになりました。これからはなるべく在庫を切らさないように知恵を絞ってみます。当面は恐縮ですが、ボーグは「在庫があったら即確保」をお勧め致します。(05/02/16中川)
ここでは触れられない事情もありますが、なるべく正直に現状をご説明したいと思います。
まずは、天体望遠鏡市場の小ささがあげられます。現在の天体望遠鏡市場はあまりにも小さすぎて、大きなロットでの発注が出来ないという事情があります。必然的に小ロット(100~500個)での発注になりますが、そうすると大手のカメラメーカーやレンズメーカーの研磨が優先になり、望遠鏡の研磨はラインが空いた時に細々と磨くということになります。数量が少ない割に望遠鏡は研磨精度にうるさいですから、余計に数があがってこないということになります。
さらには、コーティングの釜に入る数量がたまるまでコートが出来ない、組み立て調整も神経を使う作業になるため、ますます数量が上がりません。さらには、デジカメ等の大口需要にEDレンズ硝材が取られてしまい、望遠鏡までなかなか回ってこない・・・等々の外部事情があります。一方で、過剰な在庫はビジネスとしてはリスクが大きいですから、作り溜めもままなりません。
という訳で、言い訳ばかりで我ながら情けない部分がありますが、現状の概略をお話すると以上のようになります。その中でミニボーグは数量が捌ける人気機種ですので、50アクロなどは1000個のオーダーで動かせるようになりました。これからはなるべく在庫を切らさないように知恵を絞ってみます。当面は恐縮ですが、ボーグは「在庫があったら即確保」をお勧め致します。(05/02/16中川)