月面（7/30）　BORG107FL＋2倍テレコンバーター＋フジX-T20ボデー　撮影：山田久美夫様（http://digitalcamera.jp/）

月面（7/30）　BORG107FL＋2倍テレコンバーター＋シグマSDクアトロHボデー　撮影：山田久美夫様（http://digitalcamera.jp/）
＜撮影者のコメント＞
お借りしている107FLで7/30に撮影したものです。今年はあまりシーイングが良くないのですが、夏の好シーイング下でさらに狙ってみます。

＜中川コメント＞
http://digitalcamera.jp/の山田先生の作品です。さすがに仕上げがうまいです。2倍テレコンを上手に使い、無理のない拡大をされています。今年の夏はあまりシーイングが良くないので、数をこなして好条件下を捉えるしかない状況ですが、107FLなら気軽に持ち出せるのでチャンスはまだまだあると思います。

月面（7/31）　BORG107FL天体鏡筒セットCR＋地上プリズムEP-3＋UW9＋フジX-T2（18/2付）　手持ちコリメート法　カメラ三脚使用　ベルビアモード　撮影：中川昇
月面（7/31）　BORG107FL天体鏡筒セットCR＋地上プリズムEP-3＋UW9＋フジX-T2（18/2付）　手持ちコリメート法　カメラ三脚使用　アクロスモード　撮影：中川昇
＜中川コメント＞
この月面写真は107FLとしては今一つの写りに見えるかもしれません。しかし、2つの点で意味があり、掲載しました。ひとつは手持ちコリメート撮影という点。もうひとつは地上プリズムEP-3を使用している点です。まず、手持ちコリメート撮影の意味ですが、レンズを付けたままのデジカメをアイピースに近付けて、眼の代わりにデジカメを覗かせて撮影する方法です。メリットはAFが効くこと、アダプターでつなぐ必要がないのでお手軽なことです。カメラと望遠鏡が離れているのでぶれにくいのもメリットです。デメリットは周辺像が悪化しやすい点ですが、UW9が意外と相性がよく、周辺もまずまずの像です。しかも通常地上プリズムを併用すると像が悪化しやすいのですが、地上プリズムEP-3もなかなかの良像です。お蔭で裏像にならずに眼視の延長で撮影が楽しめます。皆様もお試しください。暑い中、短時間で撮影できるので撮影が苦にならないですよ。※107FL数台ですが、増産体制が功を奏し現在即納状態です。昨年の12月の発売以来、8か月ぶりのフリー在庫です。

部分月食2014/04/15　BORG36ED中川スペシャルⅡ（絞りM42P1＋7842＋7110付）＋パナソニックGH-1ボデー　ISO100　半手持ち　パノラマモード（ノートリミング）　撮影：中川昇　撮影地：会社屋上
＜中川コメント＞
BORGスタッフFとIと中川の3人で夢中で写しました。これは面白い。月の高度が低いほうが面白い。もう少しアピールすべきだったかも？興奮しました。→3年前の部分月食の写真ですが、その時のことが思い出されました。今度の部分月食は8月8日の明け方（8月7日の深夜）です。南西の空をご覧ください。ボーグで写る月の大きさはこちらから。部分月食の最大の見所は地球の影の曖昧さとその妖しさです！過去の月食の記事はこちらから。

P.S.マツモトメガネさんのサイトに開発中のBORG90FLの双眼望遠鏡の記事が掲載されております。こちらから。しかもM75絞り【7075】を併用するという誠に画期的なシステムを構築されています。このM75絞り【7075】は野鳥撮影派の方には好評をいただいている、いかにもボーグらしいアクセサリーですが、天文ファンの間では絞ることの意味合いがほとんど認識されておらず、天文用としては全く売れないパーツです。これは弊社のアピール不足もあるので大いに反省しなくてはいけないのですが、松本さんに先鞭をつけていただいたお蔭で天文業界でも認知されることになるかもしれません。

P.S.2　昨日、最新在庫表を更新しました。8月に入り、遅ればせながら増産体制が整いました。皆既日食まであと3週間を切りましたが、今なら即納のセットが多くなっています。今なら、「皆既日食に間に合う」「弊社のお盆休み前に間に合う」「部分月食に間に合う」など購入する動機が多い時期と言えます。明日は土星と月が接近します。先日のビックカメラの天体観測会でも多くのお客様から、「ボーグはいつも在庫がないので買うタイミングが難しくて非常に困る！」と貴重なご意見をいただきました。その意味でも今は好きなBORGをGETする千載一遇のチャンスです。この機会を逃さずご利用いただければ幸いです。