■スリムフラットナー1.1×DG【7110】
<コメント>
フラットナ―とは、対物レンズのスペック(焦点距離や明るさ)を極力変化させずに、写野の周辺の収差を良好に補正する機能を持った補正レンズのことです。昨日発表した生産中止の対物レンズ2種(P25と67FL)の両方に適合するのが、今回ご紹介するスリムフラットナー1.1×DG【7110】です。センサーサイズはAPS-Cまでカバーしますので、コンパクトな外観で、補正後の像は非常に優秀で、手頃な価格を実現できたことは、ボーグシステムの魅力をさらに深いものにするのに大きく貢献しています。36ED、50アクロマート、45EDII、71FLにも適合しますので、まだお持ちでない方は、ぜひこの機会にお求めください。お買い得な7110はこちらかこちらから。7110を使用した作例集はこちらから。
■マルチフラットナー1.08×DG【7108】
<コメント>
フラットナ―とは、対物レンズのスペック(焦点距離や明るさ)を極力変化させずに、写野の周辺の収差を良好に補正する機能を持った補正レンズのことです。品名の頭に「マルチ」とあるのは、本製品がまさに多様性のある補正レンズであることを物語っています。生産中止の決まった67FLを始め、71FL、77EDII、89ED、90FL、107FLといったそうそうたる対物レンズと全て高次元の相性の良さを実現しています。しかも嬉しいフルサイズ対応です。お買い得な7108は、こちらから。7108を使用した作例集はこちら。
■絞りM75【7075】
<コメント>
被写界深度を深くするアイテムとして必須のアクセサリー。望遠鏡ではそもそも絞りという概念自体がありませんが、ボーグは外付絞りという新しい概念を採用。必要に応じて、付けたり外したりという芸当が可能になりました。これはボーグだけの機能です。80Φ鏡筒用の絞りのお買い得品はこちらから。60Φ鏡筒用の絞りのお買い得品はこちらとこちらから。この美しい円形絞りはみているだけで惚れ惚れとします。
■MMF-1【9857】
<コメント>
ピントをきめ細かく追い込むために便利なアクセサリーです。天体観測用、天体写真用、野鳥撮影用として使えるBORGらしい製品です。銀色のツマミで大まかなピント合わせを行い、金色のツマミで微調整を行います。微調整はこんなに細かい追い込みができるのか!と驚くほどの繊細さを実現。小指1本で回る軽さのお蔭で、ピント合わせ時の不快なブレも最小です。9857のお買い得品はこちら。
■1.4倍テレコンバーターGR【7215】
<コメント>
フルサイズ対応の1.4倍テレコンバーター。しかもゴーストが出にくい設計です。2017年の北米皆既日食の必需品。野鳥撮影でもこのテレコンで撮影したものは一目で分かるほどヌケが良いのが特徴です。7215のお買い得品はこちらかこちら。
紅葉 ペンシルボーグ25+M42ヘリコイド+7110+EOS50D ノートリミング 撮影者:中西直樹様
今回の撮影機材 P25+7366+7362+7524+7841+7840+EOS50Dボデー
<撮影者のコメント>
こんにちは、中川さん。 中西です。ペンシルボーグ25レポート・スリムフラットナー撮影 山散策編です。 ペンシルボーグ25に新発売のスリムフラットナー【7110】を装着し 紅葉を撮影に山へ出かけてきました。 当地では、今年の猛暑のせいか例年より紅葉が遅いようですが、約700mの山頂まで遠征したので 意外と紅葉していました。 (登山道から徒歩で登ることもできるのですが、山腹はまだ紅葉していなかったので・・・車で一気に上りました(笑)) 組み合わせで工夫していることは、M42ヘリコイドをダブルで装着していることです。このため、無限遠から、セミマクロまでピントが合いますので、色々撮影できました。
36EDでもそうですが、このダブルヘリコイド仕様は皆さんにもお勧めです。 あと、いつものフォーカスエイド対応のアダプタも装着しました。先回のレポートでも少し述べましたが、非常にコンパクト・軽量なので、山道を散策するのには うってつけです。ペンシルボーグ25も36EDも、本当に楽チンです! 大きさ、画質などを考慮すると、APS-Cフォーマットのミラーレスが一番お似合いかもしれませんね。Borg最小口径の、ペンシルボーグ25で、またまた、よい作例が撮れると中川さんに怒られそうですが(笑) 今回も機動性を生かしてレパートリー豊かな作品が撮れたと思います。 (もうちょっと紅葉していて、さらに光りがあるとよかったのですが・・・)
撮影画像をご覧いただくと分かりますが、遠景でもセミマクロでも周辺まで非常にシャープです。 (作例は全てノートリミングです) さらに、F値は少し暗いですが、焦点距離もほどほどにありますし、周辺光量も十分なためか、ボケも綺麗です。 また、カメラレンズに比べてレンズ枚数も少ないですし、コーティングがよいのか、 逆光気味の時でもフレアがでることはありませんでした。 一般撮影で、画質的に不満なところは全くありませんでした。ただ、F値が少し暗いためか、薄暗いところやコントラストが低いときに、フォーカスエイドが動作しないことがありました。 まあ、実際の撮影では、同距離のコントラストが高い場所でピントを合わせるなど工夫をすれば、ほとんど困りませんでした。 さらに、ファインダーでもピントの山がよく分かるので、フォーカスエイドが全く動作しない場合でも何とかなりました。
それにしても、スリムフラットナーは本当に素晴らしいですね! 遠景は、非常にかすんでいたのが残念ですが、水墨画のような景色が撮れました。 そして、森の中の暗い場所でも、被写体はたくさんあり、撮影していて、本当に楽しかったです。 ただ、少しくらい場所で撮影する場合は、ボディ内手振れ補正のカメラが威力を発揮しそうですね。 いずれにしろ、このくらいの焦点距離だと、スナップ的に撮影するにはちょうどよく感じました。
<中川コメント>
中西さんの以前のP25レポートです。ペンシルボーグ+7110+EOS50Dの組み合わせがいかにシャープなのかが良くわかる事例です。ペンシルボーグの生産中止が惜しまれます。
P.S.ハイスピード55FL+7880が良く売れています。一時的に品切れしましたが、今日少量入荷しました。今なら即納です。弊社の夏休みは8/11~8/18です。ご注文は8/9(火)までにお願い致します。原村星祭りでは、テレスコ工作工房さんのブースで90FL+M75ヘリコイドの展示を行っています。参加される方は、ぜひご覧ください。今日発売の星ナビのフォトコンにはBORGの入選作が2枚掲載されています。風邪はまだ完治しておりません。もう年でしょうか?今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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