BORG WORLD 画像作例集
2016年6月 7日 10:09 7215,90FL,K-1,カワセミ

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カワセミ給餌1 BORG90FL+M75ヘリコイド(量産頭出し品)+【7101】+ドロチューブホルダーDX【7780】+ドロチューブN【7790】+【7507】+M57ヘリコイドDXII・H【7762】+1.4倍GR【7215】+ペンタックスK-1ボデー ISO3200 1/640 秒 トリミング 半手持ち 撮影:中川昇
<中川コメント>
まず、今回の給餌は長時間続き、ゆっくりと撮影が出来ました。これはあまりないことで、通常はピントを合わせる暇もなく速攻で終了しますので、ここまでピントが合うことはなかなかありません。まず、その点をご承知おきください。それと今回はK-1のフルサイズでの撮影ですが、かなりトリミングしています。逆にいうと構図に余裕があるので、最終的に決定的瞬間を逃しにくくなります。IMGP3232xxxst1.JPG
カワセミ給餌2 BORG90FL+M75ヘリコイド(量産頭出し品)+【7101】+ドロチューブホルダーDX【7780】+ドロチューブN【7790】+【7507】+M57ヘリコイドDXII・H【7762】+1.4倍GR【7215】+ペンタックスK-1ボデー ISO3200 1/640 秒 トリミング 半手持ち 撮影:中川昇
<中川コメント>
左が母親(クチバシが赤いのがメス)、右が幼鳥です。魚をなかなか飲みこめずに苦戦する幼鳥と辛抱強い母親の我慢比べです。今回は1.4倍GR【7215】のテレコンを使用しましたが、これが高性能で正解でした。90FLの解像力を損なうことなく、周辺像を改善します。お蔭さまで魚の目玉もハッキリと写っています。
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カワセミ給餌3 BORG90FL+M75ヘリコイド(量産頭出し品)+【7101】+ドロチューブホルダーDX【7780】+ドロチューブN【7790】+【7507】+M57ヘリコイドDXII・H【7762】+1.4倍GR【7215】+ペンタックスK-1ボデー ISO3200 1/640 秒 トリミング 半手持ち 撮影:中川昇
<中川コメント>
このカットも珍しいシーンです。給餌中のカワセミの上空を虫が飛んでいます。虫の羽根がハッキリと分かるのには驚きました。幼鳥の色は親に比べると全体的に淡く地味な印象です。クチバシも短いので余計に幼い印象になります。胸の格子状の模様も幼鳥の特徴です。
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カワセミ給餌4 BORG90FL+M75ヘリコイド(量産頭出し品)+【7101】+ドロチューブホルダーDX【7780】+ドロチューブN【7790】+【7507】+M57ヘリコイドDXII・H【7762】+1.4倍GR【7215】+ペンタックスK-1ボデー ISO3200 1/640 秒 トリミング 半手持ち 撮影:中川昇
<中川コメント>
このカットが珍しいのは幼鳥の口の中に舌のようなものがはっきりと写りこんでいることです。クチバシを大きく開いて魚を一気に飲みこもうとしますが、なかなかうまくいきません。ただ、撮影する方からするとチャンスが増えるので、ありがたい状況ではあります。K-1はかなりトリミングした上でのISO3200でもノイズも少なく十分な解像感が得られるようです。
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カワセミ給餌5 BORG90FL+M75ヘリコイド(量産頭出し品)+【7101】+ドロチューブホルダーDX【7780】+ドロチューブN【7790】+【7507】+M57ヘリコイドDXII・H【7762】+1.4倍GR【7215】+ペンタックスK-1ボデー ISO3200 1/640 秒 トリミング 半手持ち 撮影:中川昇
<中川コメント>
通常、給餌の写真は撮れただけで御の字で、解像度は二の次という場合がほとんどですが、今回は長時間の給餌行為だったことと90FL+7215+K-1という組み合わせがよかったのと、M75ヘリコイドが細かいピント合わせが得意なのと、ドロチューブホルダーDX【7780】+ドロチューブN【7790】が高精度なのと、K-1のフォーカスエイドがかなりあてになるという多くの好条件が重なり、かなり満足のいくものが撮れたと思います。観念したかのような魚の両目がはっきりと写りこんでいます。BORGならではの描写です。
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今回の撮影機材(2016/06/04) BORG90FL+M75ヘリコイド(量産頭出し品)+【7101】+ドロチューブホルダーDX【7780】+ドロチューブN【7790】+【7507】+M57ヘリコイドDXII・H【7762】+1.4倍GR【7215】+ペンタックスK-1ボデー(上の画像はフジX-pro2に交換したところ) 半手持ち 撮影:中川昇
<中川コメント>
今回の給餌は長時間見れたということもあり、途中でフジX-pro2に取り換えて撮影が出来る余裕がありました。このカメラボディを選ばないという点がボーグの大きな特徴のひとつです。さらにマルチバンド80Φ【7085】をうまく使うと半手持ち撮影でもほとんどぶれずに撮影することが可能になります。明日以降はフジX-pro2によるカワセミ高解像度画像をお見せしたいと思います。それと新製品のM75ヘリコイドの発売時期ですが、ヘリコイド本体は順調に生産があがってきているのですが、その前後のアダプターの仕様で最終調整に時間がかかっております。大変申し訳ありませんが、発売は7月になる見込みです。お待ちのお客様におかれましては今しばらくお待ちいただければ幸いです。

P.S.カワセミの撮影は梅雨に入ってもあまり支障はありません。BORGは防水ではありませんが、レンズ以外は濡れたら鏡筒やパーツをばらして後で十分に乾かせば問題ありません。むしろ、これからカワセミの幼鳥が成長する様子や2番子と呼ばれる次の子育ての様子が観察できるので、これからがカワセミのハイシーズンと言えます。BORGなら野鳥も天体も花も風景も飛行機も1台で撮影可能ですから、家族の理解は得られやすいと思います。望遠レンズの購入に関して家族の反対にあった場合は、このブログを見せて「ほら、BORGならこんなものやあんなものが撮れるよ」とアピールすれば大蔵省の許可が下りるかもしれません。

P.S.2 品切れ中のM57回転装置DX【7352】とアリミゾ式ファインダー台座BK【0610】が入荷してきました。現在、少量ながら即納です。最新在庫表も更新しました。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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