BORG WORLD 画像作例集

Derotaion 4枚 2016-03-17-1354_1-L otomen.jpg

Derotate 8コマ 2016-03-17-1311_7-L otomen.jpg
木星2態 C9.25 + コンパクト・エクステンダーメタル【4603】 + Skyris132C GPD赤道儀 撮影者:根本 泰人様

<撮影者のコメント>
根本です。ご無沙汰しております。今週日曜日から月曜日にかけていわきに遠征したのですが、 濃霧にやられてだめでした。3月から4ヶ月もの間、DSO関係は まったく撮影できずにいます。今回もBORG71FLを持っていったのですが。 天候が悪いのには本当に困っています。作例制作や試写ができません。

添付の画像は、たぶん今期最良の木星像です。我が家の環境では もう木星が撮れないので、3月17日の晩に撮影した木星をDe-rotationして 合成し、さらに後処理してみました。エクステンダーメタル【4603】は相変わらず、 素晴らしいパフォーマンスを見せてくれています。4コマのものは 解像感優先、8コマのものは雰囲気重視です。4コマのほうが 原画像の解像感も良いのですが、これはシーイングの違いですね。 土星と火星は今期は家の前から撮影できず、良い画像が得られません。 こちらも困ったものです。

<中川コメント>
他社製の望遠鏡とコンパクト・エクステンダーメタル【4603】の相性がいかに良いかを物語る作例で、はっきりいって写りすぎです。さすがは根本さんです。今年、コンパクト・エクステンダーメタル【4603】は例年の3倍の売れ行きをみせました。惑星シーズンはまだまだ続きますので、これからも楽しみです。木星は、今夕方の西の空に明るく光っています。上のような画像を写すには熟練が必要ですが、2本の縞や4個のガリレオ衛星を写す程度ならBORGがあれば誰でも写せます。野鳥用の機材を木星に向けてとりあえずシャッターを切ってみてください。何か写りますよ!明日11日は月と接近するので、すぐに見つかりますよ。
_DSC2346.JPG

_DSC2285.JPG
アマサギ2態 BORG89ED+MMF-1+α77Ⅱボデー 撮影:Y様(鹿児島県)
<撮影者のコメント>
お疲れ様です、鹿児島も梅雨に入り、曇りがちな日々ですが、今年もアマサギを見ることができました。画像送りますので、よろしくお願いします。

<中川コメント>
アマサギが来ると初夏が来たと感じます。この亜麻色をみるとなぜかホッとします。Y様ありがとうございます。
IMGP7375cc.jpg

IMGP7427cc.jpg

IMGP7482cc.jpg
カワセミトビモノ3態 2016年5月29日(日) 撮影機材:BORG71FL+M75絞り【7075】+80φト゛ロチューフ゛+M57ヘリコイト゛LII+K-3 撮影者:笠井高明様

<撮影者のコメント>
中川さま。最近は天体関連のイベントが多く投稿画像も綺麗な珍しい画像が多く天文写真も 奥が深いなと驚いています。その画像がBORGレンズで撮れると言うことで カワセミ画像が高解像度で撮れるのは当然なんでしょうね。 先日はお久しぶりにMFでお会いしましたが元気な姿に安堵しました。 今日は天気に恵まれカワセミ雛が巣立つ(川デビューする)予定日の一週間前 なので、この時期に多い巣穴から川へ戻って水浴びする画像を狙ってみました。 カワセミは餌を雛に与えて巣穴から川へ戻ると、水浴びをする場所が決まっていて、その場所を特定すればそこで待つていれば撮影が可能です。

ここの雄カワセミは晴れた日に餌獲りで枝から飛び出しホバリングするよと撮影 仲間から教えてもらったので、水浴びが終わり傍で餌獲りを始めるのを確認して 狙いました。この時期は太陽入射光も高くうまく撮影位置を決めないと目が陰に なってしまいます。それでも今日は数回ホバり、嬉しいことに10秒以上の長さ なのでファインダーにホバを捉えマニュアルフォーカスで合わせる余裕も十分です。 ホバリングは連写で7~8枚撮影すると繰り返しになるので、数秒連写したらシャッターを浮かし再度フォーカスを合わせ直して連写する方法で撮影しました。 BORGは飛翔やホバリングの撮影は難しいと言う方が多いのですが、撮影位置や 撮影技法を身に付ければオートフォーカスレンズでホバリングを狙って川面や 護岸壁にフォーカスを持っていかれる苦い経験から解放されます。 BORGで飛び物を狙う場合は止まっているカワセミにファインダーを覗いて 如何に早くフォーカスインするかに尽きると思います。 もう1つはファインダーを覗いてホバっているカワセミにファインダーで瞬時に 狙う事を日頃から心がけて操作することが撮影歩留まりを上げる秘訣です。

光学ファインダー一眼レフの中でPENTAX K-3は以上の理由からBORG 向きのカメラだと言えると思います。 ①フォーカスエイド機能がフォーカス点をマーカーと音で示してくれる。 ②手振れ補正機能が搭載されているので手振れ画像が低減される。 ③連写枚数が7.3枚/秒でD500や7DMarkⅡに比べ3枚程少ないが  ホバリングや飛翔連続撮影でもそれ程差を感じない。 ④撮像素子の画素数やISO感度ノーイズも殆ど差がない。 この性能のカメラが数年前に発売されていたのですからPENTAX K-3は 恐るべしです。 褒めるだけだとPENTAXの回し者のようなので、欠点を挙げると触りやすい 背面+字キーにホワイトバランス、色合い設定があり知らぬ間に設定が変わって しまい取返しのつかない画像を撮影してしまい痛い目にあいます。せめてロック キーがあれば良いのですがK-1には設けられたようです。

<中川コメント>
笠井さんお得意のトビモノです。BORGでのトビモノが難しいのでは?とおっしゃる方が相変わらず多いのですが、試してみるとそうでもありません。ピントが合った時の解像感が半端でないので、一度はまるとやめられなくなります。また、一度BORGから離れてもまた元に戻る、そんな中毒性をBORGは持っています。
DSCF4757s1.JPG
カワセミ(2016/06/04) BORG90FL+M75ヘリコイド(量産頭出し品)+【7101】+ドロチューブホルダーDX【7780】+ドロチューブN【7790】+【7507】+M57ヘリコイドDXII・H【7762】+1.4倍GR【7215】+フジX-pro2ボデー ISO1600 1/300 秒 ノートリミング 半手持ち 撮影:中川昇
<中川コメント>
3羽写っていますが、この日は最大5羽集合しました。集合時には絞りが欲しくなりますが、7215自体は周辺まで非常にシャープな像を結びます。
DSCF6029s1.JPG
カワセミ(2016/06/04) BORG90FL+M75ヘリコイド(量産頭出し品)+【7101】+ドロチューブホルダーDX【7780】+ドロチューブN【7790】+【7507】+M57ヘリコイドDXII・H【7762】+1.4倍GR【7215】+フジX-pro2ボデー ISO3200 1/850 秒 トリミング 半手持ち 撮影:中川昇
<中川コメント>
給餌の後、幼鳥が親から「もっと早く飲みこまなきゃダメでしょう!」とお叱りを受けているところです。ぶれていますが、良い色が出ています。レンズ枚数の少ないBORGならではだと思います。
DSCF6048s1.JPG
カワセミ(2016/06/04) BORG90FL+M75ヘリコイド(量産頭出し品)+【7101】+ドロチューブホルダーDX【7780】+ドロチューブN【7790】+【7507】+M57ヘリコイドDXII・H【7762】+1.4倍GR【7215】+フジX-pro2ボデー ISO3200 1/850 秒 トリミング 半手持ち 撮影:中川昇
<中川コメント>
これも上の続きです。幼鳥の怯え具合が興味深いです。粘液もしっかりと写っています。
DSCF6146st1.JPG
カワセミ(2016/06/04) BORG90FL+M75ヘリコイド(量産頭出し品)+【7101】+ドロチューブホルダーDX【7780】+ドロチューブN【7790】+【7507】+M57ヘリコイドDXII・H【7762】+1.4倍GR【7215】+フジX-pro2ボデー ISO1600 1/500 秒 トリミング 半手持ち 撮影:中川昇
<中川コメント>
これは幼鳥が餌取りの練習で、水面に飛び込んで木の葉を突き刺したところです。可愛い姿です。
DSCF6148st1.JPG
カワセミ(2016/06/04) BORG90FL+M75ヘリコイド(量産頭出し品)+【7101】+ドロチューブホルダーDX【7780】+ドロチューブN【7790】+【7507】+M57ヘリコイドDXII・H【7762】+1.4倍GR【7215】+フジX-pro2ボデー ISO1600 1/500 秒 トリミング 半手持ち 撮影:中川昇
<中川コメント>
まあ、うまく突き刺すものです。この練習の積み重ねが今後に生きるわけです。BORGだとこういうカワセミ幼鳥の知られざる姿を克明に描写してくれるので、ディープに楽しめます。神は細部に宿る。BORGなら神の世界を垣間見ることが可能になるのです。はまってみませんか?BORG沼に。
P3690796s1.JPG
今日の月(2016/06/10) BORG89ED+7318+フォトン5mm+パナGM1(14-42付)+フォトン経緯台 手持ちコリメート 会社駐車場にて 撮影:中川昇
<中川コメント>
今日は帰ろうとしたらあまりにも月がきれいなので、89EDとフォトン経緯台を持ち出して手持ちコリメート(接眼レンズにカメラを近付けて手持ちで撮影する方法)で撮影。これがシーイングがまずまずで、なかなか良く写りました。やっぱりBORGは昼も夜も見ても撮っても楽しめます。これで気分スッキリで帰れます。

P.S.協栄産業東京店のツイッターに71FL+レデューサー7872セットの展示品の告知が出ていました。しかもSWATとのベストコンビです。実物を見たり触ったりすると物欲が沸々と湧いてきてしまいます。在庫もあるようですので、ボーナスの使い道の後押しをして欲しいとお考えの方は秋葉原へGO!この週末の決断があなたの未来を変えるかもしれません。今日もボーナス月らしく10万円以上のBORGが良く売れました。ありがとうございます!

P.S.2 今日は東京は快晴。週末の快晴の夜は超久しぶりかも?月も惑星も星雲・星団も全て楽しめる超貴重な夜だと思います。よく梅雨に入ったから梅雨明けまでは天体観測はダメだという表現をみかけますが、そんなことはありません。梅雨の晴れ間は超チャンスなのです。気流も安定していて自分のBORGがこんなに良く見えるとは!と惚れ直すことになるかもしれませんよ。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

カテゴリー
バックナンバー
ページトップへ戻る