いて座中心部 2016年5月28日~29日の夜に撮影 富士山富士宮口五合目にて 55FL【2555】+7758+7604+55FLレデューサー【7880】+7000+5003+ニコンD750(無改造) 200mm F3.6
共通データ ISO3200 1分20秒露出×8コマコンポジット Kenko Astro LPR Type2フィルター使用 スカイメモRで自動ガイド ステライメージVersion7で画像処理 撮影:SK様
M53とM51 2016年5月28日~29日の夜に撮影 富士山富士宮口五合目にて 55FL【2555】+7758+7604+55FLレデューサー【7880】+7000+5003+ニコンD750(無改造) 200mm F3.6
共通データ ISO3200 1分20秒露出×8コマコンポジット Kenko Astro LPR Type2フィルター使用 スカイメモRで自動ガイド ステライメージVersion7で画像処理 撮影:SK様
<撮影者のコメント>
中川様。新製品の発売やそのご準備等でお忙しいことと思います。梅雨入りも間近の気配ですが、先週土曜日に富士山富士宮口五合目に行って参りました。 下弦の月があり、撮影や観望にはあまり条件はよくありませんが、ハイスピード55で梅雨入り前に撮影したいという気持ちが勝りました。 昨年11月11日の貴ブログに書かれていたキャッチコピーの数々が、どうにも頭から離れず、いろいろと試してみました。 この時期で下弦の月ですと、暗夜は主に春の星座ということになりますが、天の川がなく長焦点の対象ばかりですので、私のような小口径ユーザーにとってはモチベーションが上がりにくいのが常でしたが、ハイスピード55の導入で、これが大きく変わりました。 1つ1つの対象は小さくても、複数の対象を一緒に撮れば新鮮な構図となります。 55FLの像は小さくても非常にシャープですし、最近のフルサイズデジカメを組合わせれば、細かいところまでとてもよく写ります。
1枚目は月が出てからの撮影となりましたが、いて座中心部です。 望遠鏡の直接焦点では考えられなかった広い画角で、高等テクニックのモザイク合成でもしないと得られなかった作品だと思います。 M天体はいずれもメジャーなものですが、M20 (三裂星雲)よりM22(球状星団)の方が大きく写るのか、など、やはり新鮮な発見があります。 「業界初のスペックを宇宙で初めて試す喜び」を感じた一枚でした。
2枚目は系外星雲のM51とM63です。最近まで気づきませんでしたが、ちょうど200ミリフルサイズの画角に収まります。お隣さんだったのですね。 200mmで1個ずつ撮るとちょっと寂しい画になりますが、M天体が2つ入ると雰囲気が変わります。 私にとっては「新鮮な構図を見つける旅が始まった」という感じです。 M51は有名な子持ち星雲ですが、これに比べるとややマイナーなM63も大きさ、明るさとも負けていませんね。系外星雲の人気や知名度も外見重視、ということでしょうか。
名人の方々の撮影データを拝見すると、無改造のデジタルカメラでも、光害カットフィルターを付けてたっぷり目の露出をかけると、思った以上に赤い星雲が写るようです。 ただ、そのためには長時間露出が必要になってしまうところ、ハイスピード55ならF値が明るい分露出も切り詰められ、ガイドミスも皆無になって効率も上がります。他にも新鮮な構図の作品も何カットか撮れたのですが、今日はそのうち2カットを選んでお送りします。
<中川コメント>
今日もハイスピード55です。ハイスピードで売れています。SK様もご指摘されているように、200mmのフルサイズは今までのレンズにない新鮮な構図が楽しめるのが大きなポイントです。撮影者の意図が反映しやすい望遠レンズなのです。誰でも撮れるような陳腐な構図とおさらばして、あなたのセンスを生かした撮影をしたい方には最適なレンズだと思います。SK様、これからも新鮮な構図をどんどん見せてください。
P.S.梅雨入りが近そうです。昨晩は東京でも非常に透明度が良く、久しぶりに会社の駐車場で製品テストも兼ねて観望会を開きました。そうしたら、他部門の社員がたくさん集まってきてお祭り状態に・・・。火星の話題は皆さん良く知っていました。火星、木星、土星、アンタレスと見せるとやはり土星が1番人気でしたが、シーイングも良く木星の縞模様がハッキリと見えたこともあり木星も意外な人気。特に火星・土星・アンタレスのトライアングルが次は30年後でないと見られないという話は大受けでした。私は天から見ていることになりそうですし・・・。私は見れる!オレは無理だと盛り上がります。
P.S.2 それにしても89EDがこんなに良く見えるのか!と改めて驚いた次第です。人気のコンパクトエクステンダーメタル【4603】もとても重宝しました。シーイングさえよければやはり拡大した方が良く見えます。昨日は250倍が余裕で出せました。今日は午後、外出するので夜の更新はありません。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
- BORG機種 (1)
- その他 (13)
- イベント (29)
- カメラ (1)
- G8 (3)
- EOSKissX9 (1)
- α7R3 (1)
- α6000シリーズ (2)
- GX7MK2 (11)
- X-T10 (1)
- GF7 (2)
- GFX50S (9)
- D500 (3)
- X-T2 (29)
- Df (2)
- K-1 (21)
- スマートフォン (3)
- α7(R) (46)
- α7s (43)
- ニコン1V3 (28)
- ニコン1V1 (24)
- X-T1 (50)
- D300 (25)
- D300S (18)
- D4 (41)
- D600 (8)
- D7000 (12)
- D700・750 (71)
- D7100 (12)
- D800・810 (18)
- E-3 (36)
- E-5 (64)
- E-P3 (28)
- E-P5 (84)
- E-PL1 (186)
- EOS-M (11)
- EOS40D (23)
- EOS50D (22)
- EOS5DMarkIII (4)
- EOS60D (14)
- EOS6D (51)
- EOS7D (44)
- EOSKissX3 (23)
- EOSKissX5 (24)
- X-Pro1 (81)
- G7 (14)
- GX-8 (10)
- α55 (25)
- α77 (42)
- E-M1 (21)
- E-PL5 (47)
- EOS60Da (8)
- EOS5DMarkII (21)
- K-5 (106)
- NEX-7 (10)
- NEX5N (35)
- K-3 (79)
- K-5II (11)
- K-5IIs (24)
- NEX-5 (13)
- NEX6 (15)
- OM-D・E-M5 (104)
- PEN-F (6)
- Q (55)
- Q7 (13)
- シグマ一眼 (11)
- web カメラ (30)
- X-E1 (21)
- X-M1 (31)
- X-pro2 (42)
- 冷却CCD (57)
- 動物 (26)
- 天体 (1)
- 建物 (17)
- 機材 (8)
- 野鳥
- その他の鳥 (90)
- アオサギ (15)
- アカショウビン (4)
- アリスイ (2)
- エナガ (11)
- オシドリ (3)
- オナガガモ (5)
- カイツブリ (4)
- カモメ類 (5)
- カラス (4)
- カルガモ (49)
- カワセミ (374)
- カワセミトビモノ (160)
- その他トビモノ (8)
- カワラヒワ (6)
- コガモ (13)
- コゲラ (7)
- サギ (15)
- サギ類 (17)
- シジュウカラ (11)
- ジョウビタキ (29)
- スズメ (21)
- セキレイ (15)
- タンチョウ (3)
- チョウゲンボウ (11)
- ツグミ (7)
- ツバメ (12)
- ツミ (18)
- ハヤブサ (5)
- バン (4)
- ヒヨドリ (25)
- ホオジロ (2)
- マヒワ (3)
- ムクドリ (8)
- メジロ (12)
- モズ (11)
- ヤマセミ (18)
- ルリビタキ (19)
- 猛禽類 (12)
- 風景 (38)
- 2018年12月 (1)
- 2018年8月 (1)
- 2018年7月 (2)
- 2018年5月 (6)
- 2018年4月 (7)
- 2018年3月 (7)
- 2018年2月 (9)
- 2018年1月 (10)
- 2017年12月 (9)
- 2017年11月 (7)
- 2017年10月 (7)
- 2017年9月 (10)
- 2017年8月 (12)
- 2017年7月 (8)
- 2017年6月 (8)
- 2017年5月 (6)
- 2017年4月 (5)
- 2017年3月 (6)
- 2017年2月 (3)
- 2017年1月 (5)
- 2016年12月 (5)
- 2016年11月 (5)
- 2016年10月 (4)
- 2016年9月 (4)
- 2016年8月 (13)
- 2016年7月 (15)
- 2016年6月 (21)
- 2016年5月 (21)
- 2016年4月 (19)
- 2016年3月 (24)
- 2016年2月 (14)
- 2016年1月 (16)
- 2015年12月 (25)
- 2015年11月 (23)
- 2015年10月 (22)
- 2015年9月 (21)
- 2015年8月 (16)
- 2015年7月 (22)
- 2015年6月 (20)
- 2015年5月 (16)
- 2015年4月 (17)
- 2015年3月 (24)
- 2015年2月 (16)
- 2015年1月 (21)
- 2014年12月 (23)
- 2014年11月 (17)
- 2014年10月 (14)
- 2014年9月 (21)
- 2014年8月 (18)
- 2014年7月 (23)
- 2014年6月 (20)
- 2014年5月 (16)
- 2014年4月 (18)
- 2014年3月 (18)
- 2014年2月 (16)
- 2014年1月 (21)
- 2013年12月 (20)
- 2013年11月 (18)
- 2013年10月 (19)
- 2013年9月 (18)
- 2013年8月 (20)
- 2013年7月 (24)
- 2013年6月 (15)
- 2013年5月 (23)
- 2013年4月 (19)
- 2013年3月 (19)
- 2013年2月 (16)
- 2013年1月 (21)
- 2012年12月 (22)
- 2012年11月 (21)
- 2012年10月 (25)
- 2012年9月 (19)
- 2012年8月 (23)
- 2012年7月 (19)
- 2012年6月 (21)
- 2012年5月 (28)
- 2012年4月 (22)
- 2012年3月 (22)
- 2012年2月 (18)
- 2012年1月 (27)
- 2011年12月 (28)
- 2011年11月 (28)
- 2011年10月 (27)
- 2011年9月 (28)
- 2011年8月 (28)
- 2011年7月 (30)
- 2011年6月 (29)
- 2011年5月 (37)
- 2011年4月 (24)
- 2011年3月 (29)
- 2011年2月 (29)
- 2011年1月 (31)
- 2010年12月 (31)
- 2010年11月 (23)
- 2010年10月 (24)
- 2010年9月 (27)
- 2010年8月 (23)
- 2010年7月 (29)
- 2010年6月 (22)
- 2010年5月 (21)
- 2010年4月 (22)
- 2010年3月 (21)
- 2010年2月 (11)
- 2010年1月 (1)