BORG WORLD 画像作例集

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今日の月(2016/01/14) BORG77EDII(直焦点)+BU-1+7761+オリンパスE-PL1ボデー+カメラ三脚 ISO100 1/60秒 無振動セルフタイマー使用 トリミング 会社駐車場にて 撮影:中川昇
<中川コメント>会社の駐車場で5分で撮影。レンズは安定した写りが頼もしい77EDII。撮影方法は余計なレンズを入れない直焦点。カメラは月面が1枚撮りJPGでよく写るE-PL1。ピントは7761のヘリコイドで少しずつピントをずらす方法を採用。シャッターは無振動2秒セルフタイマー。あとは数を撮るだけ。これで一定のレベルの写真は簡単に得られます。DSC_2517-40mai_1500.jpg
月齢 20.2 2016/1/1 BORG90FL+絞りM75(60)+MMF-1【9857】+ 1.4X テレコン【7214】+ニコン1 V3ボデー Registax6で40枚コンポジット 撮影:PEC様
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月と木星のランデブー 2016/1/1 BORG90FL+絞りM75(60)+MMF-1【9857】+ レデューサー0.72×DGQ【7872】+EOS M3 撮影:PEC様

<撮影者のコメント>
中川 様。明けましておめでとうございます。PEC-TS@名古屋です。今年も撮り初めは月でした。今年は月と木星のランデブーからスタートでしたね。本年もよろしくお願いいたします。
_/ URL:http://pec-ts.photo-web.cc/
_/ blog: http://tspec.exblog.jp/
_/GANREF: http://ganref.jp/m/pec-sugiura/portfolios

<中川コメント>
PEC-TS様、掲載が遅れてしまい申し訳ありません。今年も切れ味の良い作品をみせてください。よろしくお願いします。IMGP1796.jpg
カワセミ BORG90FL+LMF-1+K-3ボデー ISO400   1/250秒 撮影者:山口県 武蔵様

<撮影者のコメント>
中川様、いつも様々な野鳥、天体写真、他パーツ類など楽しく拝見しております。最近は500mmをメインにマニュアル撮影でチャレンジしています。やはりボーグの性能をフルに発揮させるにはこの方法が最善だと認識してきたからです。また、その楽しさにようやく目覚めたと言った方がいいかもしれません。

思えばカワセミの投稿は初めてになります、非常に人気のある対象ですし、レベルも高いので自分自身が納得したものでないと投稿しないと決めていました。今回はおよそ5mと近くで撮影できたこともありますが、これならボーグらしさが出ている写真ではないかと思い投稿しました。編集はRAW→JPEG LR5でノイズ除去しています、是非辛口評価をお願い致します。

<中川コメント>
まずマニュアル撮影に目覚めたとのこと。嬉しいですね。私もボーグの醍醐味は直焦点撮影、マニュアルフォーカスにあると思います。良い写真が撮れた時の達成感の次元が違うのです。最高の気分です。これは何にも代えられないBORGユーザーだけの特権ですね。今回のカワセミですが、良く写っています。ただ、まだまだ写りますよ。さらなるステージを目指して下さい。期待しています。くらげ星雲(90FL 1.08DG ST-8300MC)s1.jpg
くらげ星雲 BORG90FL(二次試作品)+1.08xDG+ST-8300M/Cです(ダブル撮影ではなく、カメラを交換して撮影しています)、露出時間:ST-8300M+Hαで10分x36枚、ST-8300C+LPS-D1で10分x7枚と合計7時間10分 撮影:中西直樹様

<撮影者のコメント>
こんにちは、中川さん。中西です。90FLレポート第31弾 くらげ星雲 撮影編です。意外と淡い星雲なので、これでも若干露出不足です・・

大人気の0.72xDGQが超高性能で、1.08xDGは少し陰に隠れ気味?ですが、実はこちらも負けず劣らず超性能です!もちろん0.72xDGQと比べ暗くはなりますが、星雲などのクローズアップに向いています。

それで今回は、くらげ星雲のディテールにどこまで迫れるか挑戦してみました。ただ撮影日は、シーイングが悪くガイドが暴れ気味でした(泣)。それでも、90FL+1.08xDGのおかげで、くらげの頭の細かなディテールが分解できました!

90FL+1.08xDGはF6と、一見暗く感じるかもしれません。しかし、星雲や銀河のクローズアップによく使用されるカセグレン系+レデューサーでも同程度のF値です。反射系の望遠鏡は、鏡の反射率や副鏡の遮蔽のせいで、屈折望遠鏡より実効F値はかなり暗めです。ということは、90FL+1.08DGは、比較的明るいとも言えます。可能ならダブル撮影したいところです。これなら、実質的にF4に近い明るさになります!

90FL+1.08xDGは、0.72xDGQと同じくフルサイズ周辺まで星像も安定しています。ぜひ皆さんも0.72xDGQと使い分けてみてください。90FLが、全く焦点距離の違うフルサイズ対応望遠鏡として最大限活用できますよ!以上、よろしくお願いします。

<中川コメント>
今回も中西さんしか撮れないような大作です。継続した努力の賜物と思います。素晴らしいです。今年もあっと驚くような作品を期待しています。
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カワセミ背中ドアップ(2016/01/12) BORG90FL(直焦点)+絞りM75+M75ヘリコイド(試作品)+ドロチューブホルダーDX+ドロチューブN+フジX-pro1ボデー 一脚使用 撮影:中川昇 P3650412s1.JPG
今回の撮影機材:BORG90FL(直焦点)+絞りM75+M75ヘリコイド(試作品)+ドロチューブホルダーDX+ドロチューブN+7507+フジX-pro1ボデー 一脚使用 撮影:中川昇
<撮影者のコメント> 
今回の機材の説明の詳細は省きますが、非常に使いやすいです。この組み合わせだと90FLのマニュアルフォーカスは快適です。楽しいです。カワセミの羽毛の写りは今一つですが、これは次回への反省点とします。フジX-pro2への期待も高まります。オリンパスのPEN-Fの噂も出てきて、デジカメ業界はいつになく盛り上がっています。私もお手軽に高画質が撮れるデジカメを探す旅に出てしまいそうです。そういえば、海外代理店のヒューテックさんのブログにも90FL+7872によるあまりにも素晴らしい星雲・星団の作例が紹介されていました。こちらから。ものすごい写りですよ。
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MARK-X赤道儀用2軸モータードライブ(期間限定募集)

 <中川コメント>
BORGユーザーでもあり、カワセミ撮影仲間でもある五藤光学のKさんから情報をいただきましたので、ご案内いたします。名機マークXの2軸モータードライブの期間限定募集を開始したとのことです。詳細はこちらから。同じ業界にいるものとして、あえて正直な感想を申し上げるのなら、よくこんな昔の赤道儀(約40年前)のパーツを発売するなあ、ということになります。

それだけ当時マークXが多数売れたという証拠であり、いかに丈夫で使いやすく40年間使い続けられてきたかの証でもあります。これは凄いことです。いまだに愛用者が多いということです。ただ、これは商売的にはマイナス面もあって買い替える必要がないので、新規のお客さんが増えない限り製品はだんだん売れなくなります。実際、マークXはその後撤退を余儀なくされるわけです。でもモーターは消耗品ですから、どうしても壊れるので、買い替えが必要なのですが、その時にはもう生産中止。でも五藤光学さんは40年後に再生産するわけです。しかも価格が安すぎる!商売があまりうまくない!供給側が強いのだからもっと高く売るべきなのですが、それをしない。そこが五藤光学が長く愛される理由なのです。見習わなくてはいけません。

というわけで、間違いなくこれが最後のチャンスでしょう。現在マークXをお持ちの方も、これから中古で入手したいとお考えの方も、とりあえずこの価格なら買って損はないと思います。すでにモータードライブを1台お持ちの方も予備でお持ちになるという考え方も安心料としては合理的だと思います。マークXの上にはBORGを載せるとベストマッチングです。しかし、五藤光学さんはどこで利益を出すのでしょうか?不思議です。

P.S.明日の午後は都内の販売店巡回(新年の挨拶回り)を予定していますので、明日のブログの更新はない予定です。その分、今日は頑張りました。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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