月と飛行機 BORG77EDⅡ直焦点、カメラ:オリンパスE-PL5、ISO640、SS:1/1000、撮影地:江東区新木場、トリミングとレベル調整を実施 撮影:竹本様
<撮影者のコメント>
いつもブログを楽しみにしております。竹本(東京都)です。久しぶりに写真の投稿をさせていただきます。
月と飛行機の遭遇という少ないチャンスを捉えるためには、少しでも確率のよい場所選びがポイントです。月は東から昇り、西の空に沈みます。月はあらかじめ予測できる軌道上を東から西に移動します。一方、飛行機も決まったルート上を飛びます。場所選びをする上で重要なのは、以下のような点です。
・月の軌道と飛行機のルートが交わること。
・その交わる時間帯は、飛行機がたくさん飛ぶ時間帯であること。便数が多いのは、羽田でも20時頃までです。
・飛行機までの距離が適切であること。撮影地から航路までの距離は近すぎず遠すぎず。近すぎると飛行機は大きくなってしまい、月からはみ出してしまいます。
私がよく狙うのは、羽田から北日本方面に行く便です。これら飛行機は羽田を離陸した後、東京湾上を飛び、船橋市上空を北に向かって進みます。この北に向かう航路を、東から昇ってきた月がクロスする瞬間を狙います。
具体的には、夕暮れに月が東から昇ってくる日を選び、これはおのずと満月前後の日になります。そして撮影場所は、お台場、豊洲、新木場などが候補になります。このあたりは、月の出から1時間弱~2時間経過するとその瞬間が訪れます。飛行機が月に接近してきたら、連写モードで撮影します。ミラーレス機はミラーによるブレがないため、多少有利なように感じます。
離陸 BORG77EDⅡ直焦点、カメラ:オリンパスE-PL5、撮影地:羽田空港 撮影:竹本様
<撮影者のコメント>
日の出と離陸の写真のついでに撮影しました。お送りする画像は画素数を落としていますが、オリジナルの画像データではさらに解像しています。
日の出と離陸 BORG77EDⅡ直焦点、カメラ:オリンパスE-PL5、ISO200、SS:1/1000、撮影地:羽田空港、トリミングとレベル調整を実施 撮影:竹本様
<撮影者のコメント>
沖合い滑走路を離陸する飛行機が太陽と絡む姿を狙いました。日の出直後が狙い目です。あらかじめ、滑走路の上のフェンスなどでピントを合わせておきます。日の出が朝6時30分よりも遅い時期がチャンスです。そろそろシーズンです。
<中川コメント>
しばらく天体の画像が続きましたので、たまには飛行機でも・・・というわけではないのですが、BORGらしく月や太陽絡みの作例です。今度の満月前後と冬のは羽田に行ってみようかと思わせるレポートです。竹本さん、参考になる情報をありがとうございます。これからも投稿をお待ちしています。
※中川注:今回の最後の太陽の作品は、恐らく太陽撮影用フィルターを併用されていない撮影と思われます。カメラがミラーレスなので目には直接影響はないとはいえ、液晶画面でもかなりまぶしいと思われます。また、ミラーレスでない一眼レフの光学ファインダーで覗くと目を痛める危険性がありますので、この写真をみて自分も撮ってみようと思われた方は必ず太陽撮影用フィルター等を併用して撮影してください。
月・金星・カタリナ彗星 BORG 36ED ×1.1【7110】 220mmF6.1 Canon EOS Kiss X5 2015/12/08 5:0015s±2AEB/HDR処理 ISO400 撮影:山内壮介様
<撮影者のコメント>
中川さんこんにちは。今朝の夜明けは美しかったですね。近くにはカタリナ彗星もいるので、月を入れるので露出はかけられないの&
画角の調度いい36EDで撮ってみました。(露出差があるのでHDR処理)
コボーグ+15秒AEBでもしっかり彗星だとわかるほど写るのにも驚きましたが、強調すれば30秒でも尾がわかります。年明けには地球に接近するのでしばらく楽しみですね。
PS:60EDでも写角の半分くらいまで淡い尾が伸びてました。露出がかけられる明日以降が楽しみです↓
http://kanotuno.at.webry.info/201512/article_3.html
<中川コメント>
ムムム。これは凄い。コ・ボーグ凄い。55FLが売れなくなるのではないかと心配するほどの素晴らしい写りです。さすがは山内さん。今朝は全国的に天気が悪かったので、とても貴重な画像です。こんなに絵になるのなら晴れて欲しかったなあ。明日以降に再チャレンジですね。
■バーナードループ h2-276 2015.12.4 23:34~24:25 露出:5分×10枚、StellaImage6.5にてダーク・フラット補正後、コンポジット合成、Adobe Photoshop CS6により調整、フラットエイド使用 撮影場所:山梨県富士河口湖町 使用機材:miniBORG55FL + レデューサー0.8×DGQ55【7880】 D55mm f200mm F3.6 レデューサーの対物側にサイトロン LPR-Nフィルター(48mm)を装着 タカハシ EM-10B赤道儀 + QHY5L-Ⅱ + PHD2 v2.5.0により自動ガイド カメラ:ニコンD600(無改造) ISO 1600 撮影者:沼尻 裕様
<撮影者のコメント>
(株)トミーテック オアシス・ダイレクト 中川様。八王子天文同好会の沼尻です。お世話になっております。先日のカタリナ彗星を撮影した晩は、月が昇る前に星雲などを撮影していました。画像処理に手間取っていますが、仕上がった分からお送りします。
以前の遠征撮影時に、雲間からオリオン座を撮ったことがありましたが、200mmでの構図をどうするかが難しく、中途半端な構図になってしまいました。そこで、バーナードループの濃い部分を撮るという方針にして、リベンジしてみました。三ツ星は欠けてしまいましたが、オリオン座の賑やかな部分が、かなり納まったのではないかと思います。無改造カメラでの撮影ですが、D600は赤い星雲が比較的写ってくれます。さらに、「ハイスピード55」のおかげで、淡い星雲が良く写ってくれるので、撮影時も、撮影後の画像処理も楽しいです。
<中川のコメント>
モニターの沼尻さんのレポートです。今回も見事な写りですね。安定した画像が得られているというのが伝わってくるレポートです。撮影時も画像処理時も楽しいということはストレスが少ないということで、趣味の道具としては大変優れたレンズということがいえると思います。今後のレポートも期待しています。
BORG55FL+レデューサー7880セット【6258】の組み立て図とシステムチャート
P.S.品切れ情報です。超人気商品のM57ヘリコイドDXII【7761】ですが、12/中入荷分も完売し次回の入荷は1/末の予定です。ご了承ください。また、人気レンズのBORG71FLも全機種品切れしました。次回は12/末の入荷予定です。最新在庫情報はこちら。
P.S.2 いよいよ明日18時~ハイスピード55の予約開始です。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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