BORG WORLD 画像作例集

90FL月齢5.4中解像.jpg
■撮影データ 2015年10月18日17時48分10秒~ ボーグ 90FL+フラットナー+ケンコー3×テレプラス+エクステンションチューブ (合成焦点距離/2380mm F26.4) キヤノン EOS 6D ISO400 1/15秒×20枚 RegiStax6でスタック Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒区 撮影:加曽利様(SWAT)

<撮影者のコメント>
関東地方ではここ数日天気が悪く、天体撮影はできませんでしたが、晴れたらシーイングは良さそうな気圧配置でしたので、月でも撮影しようと狙っていました。そして本日午後、見事に快晴に。月齢5.4ですから、すぐに西に傾いてしまうので、撮影時間にあまり余裕はありません。なるべく地平高度があるうちに撮影したいので、日没前からセッティングを始めました。まず、構図を決めて、それから月面撮影用に極軸を追い込み、暗くなるのを待ちます。あたりが薄暗くなってきたので、ピント合わせしようと、ライブビュー画面を見ましたら、案の定、素晴らしいシーイングでした。感度を下げて、タップリ露出をかけ、満足のいく結果を得られました。

<中川コメント>
さすがは加曽利さん。いうことなしです。この日、友人宅で見ていた某13cm屈折の眼視をしのぐ写りです。とても良く写っています。画像を拡大すると9センチってこんなに細部が写るの?という感じです。いくらシーイングが良いとはいえ、驚異の写りです。比較として同じ日に同じ90FLで撮影した中川の月面写真が下の写真です。 P1020119st1.JPG
月面(2015/10/18) BORG90FL(直焦点)+パナソニックGX8ボデー 電子シャッター ISO200 カメラ三脚に同架して固定撮影 撮影:中川昇
<中川コメント>
正直、加曽利さんの作品を見た後だと、あまり写りは良くないといわざるを得ません。言い訳をすると、この日は千葉天体写真協会の例会日で友人宅の90FLをお借りして撮影したこと、JPEGの撮って出しであること、アダプターを探していて撮影時刻が遅くなってしまったことなどの要因がありますが、1枚撮りでもこれくらいはいつでも撮れるということでもあります。PA190001st1.JPG
月面(2015/10/19) ミニボーグ45EDII(直焦点)+オリンパスE-M5ボデー+SWAT-350+【3101】に同架して追尾撮影 会社駐車場にて 撮影:中川昇
<中川コメント>
今日はシーイングも透明度も悪かったのですが、SWAT-350を持ち出して5分間で45EDIIで雪辱戦。意外と良く写りました。90FLの半分の口径でここまで写れば大健闘だと思います。45EDIIはまだ在庫有ります。16IMG_2819.jpg16IMG_2826.jpg16IMG_3417.jpg
カワセミホバリング3態 BORG77EDⅡ+EF全玉抜き半AFユニット+kenkoテレプラスx1.4+EOS7Dボデー 撮影:J.J様

<撮影者のコメント>
中川さま、こんにちは、J.Jでございます。今日の撮影でカワセミのホバリングシーンが結構撮影できましたので、お送りさせていただきます。今日の撮影は、BORG77EDⅡ+EF全玉抜き半AFユニット+kenkoテレプラスx1.4 での撮影でしたが、次回はマニュアル直焦点で更に解像したカワセミに挑戦する予定です。

三枚目の写真は結構近距離からの撮影で、お腹の羽毛までがはっきりと写っているあたりはやはりBORGならではではないでしょうか。また鳥肌ものの写真が撮れましたら送らせていただきますね。

<中川コメント>
さすがはJ.Jさんですね。ホバリングも見事に捉えました。何を撮らせてもうまいですね。これからも期待しています。J.Jさんのお蔭で最近77EDIIの人気が復活してきました。ありがたいことです。P3590107s1.JPG
P.S.昨日は上にも書きましたが、千葉天体写真協会の例会で、会員の自宅で午後から会合(上の画像)、夕方からベランダ(右の機材)で観望会&撮影会となりました。私のメインは55FL+レデューサー0.8倍(量産品)のテスト撮影だったのですが、あまりにもシーイングが良いので月面観望会&撮影会となりました。仲間と4K画像を見ながらワイワイ天文談義や撮影をするのは楽しいものです。

P.S.2 肝心の55FL+レデューサー0.8倍(量産品)+フルサイズデジカメの画像は夜景と天体の作例が得られましたので、明日以降に掲載予定です。非常にシャープな像が得られています。発売まで今しばらくお待ちください。55FLのお問い合わせは日増しに多くなっていて、レデューサーの発売前に55FLの在庫を抑えておこうという動きもあります。テレスコ工作工房さんのブログにもアンドロメダ大星雲の新しい作例が掲載されています。

P.S.3 明け方の火星と木星の集合や火星による星食は建物の陰になるので諦めましたが、ボーグユーザーの方から以下のメールをいただきましたのでご案内いたします。「お世話になっております、amnesiac-moonです。18日早朝、雲に邪魔されながらでしたが、
火星と木星の最接近を撮影できました。よろしければ以下から御覧ください。http://amnesi4.exblog.jp/24824344/」 ※中川注:火星による星食の記事もあります。こちらから。これを見ると見ればよかったかなあと思わされます。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

カテゴリー
バックナンバー
ページトップへ戻る