M33(三角座) BORG90FL(二次試作品)+1.08DG+ST-8300M・CL 露出:5分x60枚(5時間)、RGBは5分x24枚(2時間)、合計7時間 撮影:中西直樹様
<撮影者のコメント>
こんにちは、中川さん。中西です。BORG90FLレポート第22弾 M33撮影編です。先日のアンドロメダ大星雲に引き続き、M33という銀河を撮影しました。というか、アンドロメダ大星雲がベランダの屋根に隠れた後、短い間ですが毎回M33も撮影していました。機材はアンドロメダ大星雲と同じく、90FL(二次試作品)+1.08DG+ST-8300M・Cです。
M33も屋根の関係で、1回につき1時間くらいしか撮れなかったのですが、アンドロメダ大星雲を意地になって撮影したおかげで、かなり撮影できました。露出は、Lは5分x60枚(5時間)、RGBは5分x24枚(2時間)、合計7時間です。ただ、M33は光害地では淡い対象です。これだけ撮影していても画像処理に苦労しました。90FLのコントラストが高いことに助けられ、何とか作品にできました。銀河の内部構造や、点在する赤い星雲が印象的です。
ただし、温度変化により若干ピンボケ気味です(泣)アンドロメダ大星雲の撮影後に微調整すればよかったのですが、すぐ屋根に隠れてしまうので強行しました・・・。ガイドやシーイングの関係もありますが、ピントを調整すれば、さらにシャープに写る可能性が十分にあります。それにしても、光害地で銀河の撮影は、なかなか手強いです。
しかし、今回の作例のように手も足もでないというわけではありません。空が比較的よければ、銀河はノーマルのデジタル一眼レフでも比較的よく写る対象です。それに、銀河はカッコいいので(笑)、ぜひ皆さんも90FL+1.08DGで挑戦してみて下さい!
<中川コメント>
モニターの中西さんによる90FLの作品です。M33は大変淡い星雲ですが、とてもコントラストよく写っていますね。いつもながら安定した写りだと思います。この調子で冬の星雲・星団も狙ってみてください。そろそろ月の条件も良くなるので、撮影のチャンスが広がりますね。体調には十分に気をつけていただき、これからも素晴らしい作品を見せていただければと思います。
月齢23.5 コペルニクスの夕暮れ BORG90FL(直焦点)+絞りM75(60)+L135鏡筒+MMF-1【9857】+ 1.4XテレコンDG【7214】+ SONY α ILCE-QX1 撮影者:PEC-TS様
月齢24.6 虹の入り江の夕暮れ BORG90FL(直焦点)+絞りM75(60)+L135鏡筒+MMF-1【9857】+ 1.4XテレコンDG【7214】+ SONY α ILCE-QX1 撮影:PEC-TS様
今回の撮影機材: BORG90FL(直焦点)+絞りM75(60)+L135鏡筒+MMF-1【9857】+ 1.4XテレコンDG【7214】+ SONY α ILCE-QX1 撮影:PEC-TS様
BORG90FL(直焦点)+絞りM75(60)+L135鏡筒+MMF-1【9857】+1.4XテレコンDG【7214】+SONY α ILCE-QX1 撮影:PEC-TS様
<撮影者のコメント>
先日SONYのレンズスタイルカメラ α ILCE-QX1を購入しました。BORG 90FLに付けて月を撮ってみました。
・APS-C のためレタッチ耐性はあります。手元にあるNEX-6と同程度のようです。
・ベランダに簡易に三脚を立てただけなので近くに立つとゆらゆら揺れるので wifi でシャッターキレるのはブレ防止に役立ちます。
・拡大表示ができないためフォーカス合わせは無理です。あらかじめ NEX-6 で合わせておいて撮影しました。拡大表示とピーキングにはぜひ対応してほしいものです。
・電子先幕シャッターのためある程度シャッターブレは回避できますが、メカニカルシャッターのため連写するとぶれ ます。NIKON 1 のように電子シャッターによる連写もできるといいですね。
・タイムラプスにはぜひ対応してほしいですね。
_/ URL:http://pec-ts.photo-web.cc/
_/ blog: http://tspec.exblog.jp/
_/GANREF: http://ganref.jp/m/pec-sugiura/portfolios
<中川コメント>
PEC-TS様の画像も相当前に投稿いただいていたのですが、ようやく掲載できました。遅れて申し訳ありません。ちょうどその間もおかげさまでBORG90FLは良く売れました。PEC-TS様の画像をみて購入を決めた方もいらっしゃるようです。今回は、ソニーの新提案のデジカメによる作品ですが、こういうユニークなカメラはユニークなBORGとよく似合います。ただ、拡大表示ができないのは残念ですね。これからも90FLによるシャープで美しい作品を期待しています。
■BORG55FL情報更新しました。
<中川コメント>
BORG55FL対物レンズ【2555】の情報はこちら。BORG55FL望遠レンズセット【6255】の情報はこちら。 さすがに55FLは皆さんの関心が高く、昨夜の情報発信のあと、非常に多くのアクセスをいただいています。中川の4か月間に渡る試写の感想としては、よく写るのはもちろんですが、離したくない魅力といいますか、常に携帯していたい魅力があるということです。これは、そのデザインから来ている部分が大きいと感じています。今までのボーグとは少し違う感覚。ボーグだけど今までのボーグじゃないような、進化したボーグの姿を見るようです。予約開始まであと少し。もうしばらくそのスペックと入手した後の至福の感覚をお楽しみください。※55FLと【7870】との相性のお問い合わせがありましたが、残念ながら短焦点すぎてピントが合いません。【7885】【7110】【7108】等の補正レンズをご使用ください。
P.S.今日は予想通り、BORG本体が良く売れました。90FLや89ED、77EDIIといった大きなBORGはもちろんですが、最近の傾向として、50アクロ、45EDII、50FLといった小さなボーグが特に売れています。その流れからすると新製品の55FLは確実に売れそうです。この年末年始の雑誌の特集で、「実家の片づけ」が大きなテーマになっていますが、私も今まさにその問題に直面しています。その中で感じるのは、大きなモノは置き場所や処分に非常に困るということです。その点、ボーグは、ばらせることによるメリットは計り知れません。まず、ボーグは趣味の道具の中で最後まで残るだろうなと感じます。邪魔にならないのです。これは大きな利点です。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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