■セール名:父の日&ワールドカップ開催記念!コ・ボーグ36EDセール→終了
<中川コメント>
かねてより予告しておりましたコ・ボーグセールの始まりです。今回もわずか1日限定のセールです。迷っている暇はありません。 今回は6月15日の「父の日」を機会に、父に趣味を持って欲しいので、この際コ・ボーグをプレゼントしちゃおう!と考えている親孝行な息子さん、娘さんにも最適なセットです。組み立て方が分からないかも?という方には有料の組立サービス(下記に詳細な説明あり)もご利用いただけます。ボケ防止に有効と噂されているボーグ沼にはまらせて、楽しいリタイア生活を送ってもらいましょう。また、いよいよ始まる2014ワールドカップ開催を記念して、直販独自のサービス品も充実させました。
<今回のセールについて>
以前も書きましたが、数あるBORGの中で、現在唯一在庫があるのがこのコ・ボーグ36EDです。36EDは2013年9月の発売。半年で約400台と当初の500台の販売目標を残念ながら下回っており、その後も販売数が伸び悩んでいます。とても良いレンズなのに、とても優れたシステムなのになぜなのか?そこで考えました。そのわけは、何を買っていいのか?何を揃えたらいいのか?が分からないからではないのか?そこで、中川が実際に使用して使いやすかった組み合わせをそのままセット販売してしまおう!ということになりました。名付けて「36ED中川スペシャルセット」しかも分かりやすく「ミラーレス専用」にしました。
今回も前回好評だった有料(税込¥2,100)の「組立サービス」を行います。このサービスはBORGの組立に自信のない方に、弊社が代わりに組立をしてお送りするサービスです。これにより届いたその日からすぐに使用することが可能になります(ただ、基本的な使い方は説明書やHPを参照ください)。組み立て済ならば、何とかBORGを使ってみよう!という思われた方はぜひこのサービスを ご利用ください。
セット名:36ED中川スペシャルセット(ミラーレス専用)
※上記の製品画像そのもの(カメラ以外)
【本セットの特長】
●弊社中川が使いやすい組み合わせを厳選しているので、すぐに使えます。
●セットで超お買い得な価格設定をしています。バラで買うよりも凄くお得です。
●評判の良い1.1倍フラットナーを標準装備。ノートリミングで隅々までシャープです。
●付属のM42ヘリコイドやM42延長筒は新製品の引伸ばしレンズにも流用可能。
●今回のサービス品は豪華。こんなチャンスはそうはありません。
●通勤ボーグの名の通り、通勤の行き帰りにボーグ出来ます。昼の長い今こそチャンス!
■標準価格合計:¥99,771(税込)※カメラマウントの種類で変動します。
■セット特価¥→終了しました。
■ 限定セット数:10セット(限定数完売次第終了)
■ 申込期間:2014年6月12日(木)17:00~6月13日(金)08:00の15時間限定
■先着プレゼント:先着6名様に【7524】と雑誌(指定不可)と植毛紙プレゼント!
■お申込方法:こちら(ご注文フォーム)から。ご住所、氏名、電話番号、セール名、商品名(36ED中川スペシャルセット・ミラーレス専用)、白・黒のご指定、カメラマウントのご指定、組み立てサービス利用の有無(有料¥2,100)、お支払い方法(代引か銀行振込=振込は6月13日中に!を明記の上、お申込下さい。折り返し、価格と納期のご連絡を差し上げます。※今回注文フォームへのリンクが切れておりました。大変申し訳ありませんでした。
■ 本セットの内容明細(上記の製品画像と同じです)
品番 品名 標準価格 (税込) OD特価 (税込) 数量 2037 ¥30,651 ¥26,023 1 4511 M42延長筒SS(BK) ¥2,880 ¥2,448 1 4531 M42延長筒S(BK) ¥3,240 ¥2,756 2 4566 M42ドロチューブ(BK) ¥11,828 ¥10,080 1 7842 ¥14,297 ¥12,137 1 7110 ¥30,035 ¥25,509 1 ―― カメラマウント各種 ¥3,600~ ¥3,065~ 1
<本セールご利用上の注意>
●本セットは直販のみです。同時に通常品も注文できます。
●本セットは黒仕様が基本ですが、今回は特別白仕様5台(3,000円引)も販売します。全て新品。
●本セットはミラーレス専用のセットです。本セットの組み合わせで無限遠~3m前後まで合焦。
●本セットにはミラーレス用のカメラマウントが付属します。【5011】【5012】【5013】【5014】【5015】【5016】【5017】から1個お選び下さい。マウントの違いによるパーツの組替は不要。
●本セットには有料(税込¥2,100)の組み立てサービスがあります。オリジナルセットのため、組み立て方に不安のある方は、すぐに使えるようにセットした状態でお送りします。フラットナーもミラーレス仕様にセットして送付しますから、届いたその日から使えます。
●梱包の中には最新のBORG各種印刷物を同封します。
●納期は1週間以内の発送です。
●36EDの作例画像集(113回分)はこちら。
■今回のセールのサービス品(1)
上記の雑誌のいずれか1冊(号数違いの可能性あり)を先着6名様にプレゼントします。雑誌の指定は出来ませんがご希望は承ります。特に「昆虫と自然」は書店ではみかけないと思います。
■今回のサービス品(2)
今回はさらに【7524】も先着6名様に特別プレゼントします。【7524】があれば、36EDがミニボーグシステムにそのまま繋がるので、とても使いやすくなります。さらに内面反射防止に有効な植毛紙も限定プレゼント!
以上、ご注文をお待ちしています。コ・ボーグを入手して、鬱陶しい梅雨を楽しくて仕方ない梅雨に変えましょう!
■コ・ボーグ36ED/mukunoレポート
ZOOBORG共通データ:コ・ボーグ36ED+絞りM42P1+M42ヘリコイド+オリンパスE-P5ボデー(VF4付)手持ち 撮影:Mukuno様
<mukunoさんのコ・ボーグモニターレポート>
中川様。お世話になります、椋野です。本日モニター製品が届きました。ありがとうございました。なかでも楽しみにしていたのがコ・ボーグこと36EDでして、「コ・ボーグ持ってどこ行こう」とワクワクしていました。
コ・ボーグを取り出し、E-P5に装着すると「小さ!可愛い!なにこれ!」といきなり愛着が湧いてきて、居ても立っても居られず、その足で多摩動物公園に行ってきました。実はコ・ボーグで一番試してみたかったのが動物園なのです。71FLだと長過ぎて動物園では使えず、かと言って今更カメラメーカーレンズでもないしなぁと思っていたところでした。
半日使った素直な感想は「凄い、このレンズ・・・」でした。「もうちょっと使い込んでからレポートしろよ」と怒られそうですが、とにかくこの凄さをお伝えしたくてまだ半日しか使っていないにも関わらずメールを送らせて頂きました。
投稿規定に基いてJPEGの1枚1枚は規定内に収めましたが、選定に選定を重ねてもこの枚数になってしまい、トータル容量が大きくなってしまいました。すいません。真っ先に恩恵を受けるのはこのコンパクトさ、軽さですね。iPhoneで自分撮りした写真のため雰囲気だけの写真ですが、装着したままの状態でカメラバッグに入るのでほとんど手ぶらに近い状態で回れます。
BORGでは初めてのドロチューブだったので慣れるまでに15分ほどかかりましたが、その後はEVFを覗く度に「なんだ、このレンズ・・・」と驚嘆していました。EVFで拡大表示してマニュアルフォーカスでピント合わせしていると、ピントが合った瞬間71FL+EVFで覗いていた時と同じ、毛や羽が1本1本解像した立像がそこに現れたんです。最初にこの解像した毛並みがコ・ボーグとEVFを通して見えた時は身震いしました。「これは遊びレンズじゃない、本気モードのレンズだ」と。
E-P5を使った撮影方法は
1. 被写体をフレームに入れる。
2. ドロチューブである程度ピントを合わせる。
3. 左手を前に出してヘリコイドでさらにピントを合わせる。
4. さらにEVFを拡大表示(動物園だと5-7倍で十分)にして、さらにピントを追い込む。
という手順で行っていました。
4番に入った時に気付かされるのは、3番においてヘリコイドで「ピントが合った」と思っても意外なほどピンずれしていて、肉眼で合わせるにはやはり限界があるなと思いました。EVFで拡大表示しないとギリギリまでピントを追い込むというのは不可能に近いです。
それと絞りとヘリコイドの位置が近いので、EVF覗きながらヘリコイドを回そうとすると誤って絞りを回していることがありました。そのため対物レンズ→絞り→延長筒→ヘリコイドと間に延長筒を1本かます順番に変更しました。
添付写真を見て頂くと共感してもらえると思うのですが、「本当に10万円もしないレンズで撮ったのか?」と驚きます。値段は手頃ですが、決して手頃で終わるレンズじゃないです。武士で言うと私の場合長刀が71FL、短刀の脇差しが36EDという、「どちらでも本気で戦える」レンズでした。
このレンズは破壊力があります。平日ですら「明日の昼休みはどこに行こう・・・いやいや、早朝出勤前に少し川を歩いてみるか」と生活を一変させる予感がします。
動物園から帰宅後妻が「なにか良いことあった?」と聞いてきたのが証拠だと思います。ワクワク感が表情に出ていたのだと思います。この時期動物園ではいろいろな動物の赤ちゃんが見られ、家族連れで出掛ける方も多いと思います。その時コ・ボーグで写真を撮ると「お父さん、凄い」となること請け合いです。
それと、71FLだとさすがに周りの目が気になって無理でしたが、コ・ボーグだと帰りの電車で取り出して写真チェックができるんです。帰りの電車でも楽しめ、さらに「早く家に帰って大画面でこの写真を見たい」とソワソワさせられます。いや、ほんと、凄いレンズを作ったものです。名前と外観に騙されてはいけません(すいません、騙されていました)。小さな巨人です。
<中川コメント>
mukunoさんをモニターに選んでよかったと初日から思いました。それほど速攻で興奮のレポートが届きました。史上最短です。今回のレポートはその第一弾ですが、初使用とは思えない素晴らしい使いこなしです。その後のコ・ボーグ使用レポートはmukunoさんのブログに超詳しく掲載されています。これをみるとコ・ボーグを買うしかないと思わされます。こちらから。
■コ・ボーグ36EDレポート
36ED・U様スペシャルを組み合わせたところ
36ED・U様スペシャルをばらしたところ
<撮影者のコメント>
中川様、トミーテックの皆様。こんにちは、東京都Uです。気温も湿度も上がって夏らしくなってきました。これからは熱中症にも気をつけないといけませんね。
さて、私の唯一のBORGであるコボーグ36EDを使用してきて、不満だった部分をある程度解消して自分なりの使いやすいシステムがほぼ完成したので、M42とM57/60の構成を比較してみました。最終完成形は軽量なM57ヘリコイドSを予定しています。使用感はあくまで私個人の感想ですが、参考になれば幸いです。
現在組み合わせはその1から4まであり、その1は中川スペシャルとほぼ同様の構成、その2、その3はM57/60システム、その4はテレコン使用(M57/60システム)です。共通部品はカメラマウント、スリムフラットナー(7110)、M42ヘリコイドL、M42絞り、36ED対物レンズの5点です。
■36ED,M42システムの感想
まず、36EDの販売セットはM42ドローチューブと延長筒なので、実際に鳥などに対応するにはM42ヘリコイドの追加が必要です。ヘリコイド追加でフォーカス精度は格段に上がります。さらにAPS-Cなどのセンサーで画像流れ等を改善するにはスリムフラットナーも必須なので、安価と思って購入した36EDの実践使用には結構費用がかかったなーというのが素直なところです。
■M42システムの改善
また、36EDはM42システムになるので、小さい見た目(可愛い?)、軽量(振り回せる、目立たない?)が最大の売りですが、私はM42ヘリコイドとM42鏡筒の外径の差が操作性を悪くしていると感じたので、M57/60の延長筒へと変更し、ヘリコイドと延長筒の外径を揃えました。
その1(中川スペシャル準拠)からその2(その3)への変更です。この場合、パーツ点数の増加と見た目は太くなりますが、実際の重量は意外にもその3の組み合わせで軽量化されます。
中川スペシャル第二弾として既存M57/60システムユーザーへ、延長筒やヘリコイドは持っているとして、例えば「各種M57アダプター、36ED対物レンズ、スリムフラットナー」の3点セットがあっても良いなと思います。また私は実際に触って比べてM42ヘリコイドLを選択したのですが、これをM42ヘリコイド(7840,7842)やM57ヘリコイドS等にするともう少し重量を軽くできます(テレコンの増加分は吸収できる)。
組み合わせその2のメリットはコンパクトに縮められること、足下近くから無限遠までカバー範囲が広いことです。
またM42ドローチューブよりもミニミニドローチューブのほうが伸縮と固定動作がスムーズです。固定しなくてもヘリコイド操作が可能なくらいで、M42ドローチューブではちょっと難しい操作です。
■M57/60とM42 延長筒の比較
M57/60システムは手のひらに延長筒をのせて、指先でヘリコイドを微妙に操作するというフォーカスに一番重要な動きが安定し、スムーズになります。M42ヘリコイドよりも外径が大きめのM57ヘリコイドはもっと微妙なフォーカス調整が出来そうです。
M42延長筒では延長筒が細く、ヘリコイドの外径が大きいのでヘリコイドだけを摘むような形になってしまいます。
そしてなにより、M57/60システム導入によってコ・ボーグとミニボーグの垣根がなくなってしまうため、ボーグヌマーへ一直線です。
■テレコンの使用
組み合わせその2のミニミニドローチューブとスリムフラットナーをその4のパーツへ交換します。するとうれしい誤算でわずか50gの増量で納まりました。同じカメラマウントを二つもっているとフィールドでの交換作業が格段に楽です。
BORGのパーツ説明ではM49.8延長筒の7921や7922を入れるよう指示されていますが、M49.8延長筒で重量増加が嫌だったので7215内部の長さ調整でセンサーと補正レンズの距離を合わせました(約10mm縮めた)。全体の長さも80ミリほどの延長なので、まだまだコンパクトです。当然暗くなりますが、晴天時なら問題なしです。
しかも、BORG純正テレコンなのでコントラスト、解像度の画質は保証付きですし、スリムフラットナーと同様ほぼ画面の隅々まで奇麗です。テレコンをいれて睡蓮を撮影してみたので切り抜き、リサイズしていますが写真を添付します。
中西直樹様のレポート(http://www.tomytec.co.jp/borg/world/blog/2013/07/20130716.html)
をみて睡蓮を撮影したくて数ヶ月待ちました。よく撮れたと思います。最後に機材の写真を添付します。
<中川コメント>
U様、タイムリーなレポートありがとうございます。これをみると今回の中川スペシャルのメリット、デメリットがよく分かります。個人的には、中川スペシャルが一番使いやすいと感じていますが、体格や手の大きさなど個人差がありますので、使いにくい部分はどんどんカスタマイズしていって、自分好みに出来る点がBORGの優れた点です。少し複雑に感じる面もあるかもしれませんが、機材に飽きないという意味でも、末永く使える愛機として、この際、導入を検討されてはいかがでしょうか?
36EDによるブルーインパルス 36ED中川スペシャル+NEX6ボデー 撮影:BORGスタッフF 国立競技場近辺
<中川コメント>
最後はブルーインパルスです。36EDは万能機。神機です。何でもござれです。コ・ボーグがあれば、こういう場面にBORGがあったらなあという悔やむことはもうありません。スタッフFも自分で撮影した画像に惚れこんでいました。何度も恍惚感に浸れるレンズ。それがコ・ボーグなのです。大人の小道具なのです。
P.S.というわけで、コ・ボーグセールスタートです。欠点のない製品はありませんが、BORGはその欠点をカスタマイズである程度解決することができます。そのカスタマイズにかかった費用を高いと考えるか、自分仕様にすることが出来た嬉しさ楽しさ喜び満足感はコストに換算できない、むしろ安いと感じるかはあなた次第です。カスタマイズできないメーカーお仕着せの機材に自分を合わせることを選ぶのもありだと思います。カスタマイズできないのですから、そこには追加費用が発生しようがないわけです。
P.S.2 コ・ボーグを入手してすぐに楽しめる被写体。蛍、紫陽花、菖蒲、カワセミ(幼鳥、給餌)、カルガモ(ヒナ)、月面、動物園などなど。特にコ・ボーグのお陰で、明るくなるのが早い今の時期の平日の朝が有効に生かせるようになるには、あなたの仕事にも好影響を与えることと思います。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。