球状星団M13　BORG 77EDII＋マルチフラットナー1.08DG(7108)＋LPS-P2フィルター＋Nikon D5100、ISO1600　トリミングあり　露出４分×6枚　ダーク補正あり（2014/4/30） 撮影：札幌市青少年科学館、荒明様
＜中川コメント＞
大望遠鏡で撮影したような風格のある見事な写真です。77EDIIでここまで撮れれば嬉しくなりますね。メーカーも驚く高品質です。ピントもガイドもバッチリですね。
M27アレイ星雲　BORG 77EDII＋マルチフラットナー1.08DG(7108)＋LPS-P2フィルター＋Canon EOS 60Da、ISO1600　トリミングあり露出7分×6枚　ダーク補正あり（2014/5/5）撮影：札幌市青少年科学館、荒明様
＜中川コメント＞
鉄アレイの形をしているところから、この名前がある有名な星雲です。7108フラットナーの威力で実にきれいに撮れていますね。星雲・星団写真の見本のような作例です。

＜撮影者のコメント＞
ご無沙汰しております。札幌市青少年科学館の荒明です。最近天体写真の投稿が少なめということですので、何枚か投稿させていただきます。容量の関係でひとまず２枚お送りします。後二枚ほどありますが、後日お送りします。何卒よろしくお願いいたします。フラットナーの導入で、周辺の星像が引き締まりました。購入してよかったです。撮影が楽しくなりました！

＜中川コメント＞
改めてBORG77EDIIはバランスの取れたレンズだなあと感じました。さすがはロングセラーレンズです。このレベルでどんどん撮影して投稿をお願いします。（正式な投稿再開までは今しばらくお待ちください）

カワセミ連続写真　BORG77EDⅡ+ CanonEOS7D 　直焦点　マニュアルフォーカス　撮影：J.J 様
カワセミ幼鳥とルアー　BORG77EDⅡ+ CanonEOS7D 　直焦点　マニュアルフォーカス　撮影：J.J 様 

＜撮影者のコメント＞
こんにちは、J.Jでございます。この所、各地でカワセミの幼鳥が見れるようになり、可愛らしいシーンの写真をいろんなブログでも拝見できるようになりました。わたくしもMFを駆けずり回っております。

今日はすこし心配事が発生しました。撮影しているときは気が付かなかったのですが、自宅でパソコンで写真を見ていましたら、最近、増えているルアー釣りの釣り人が木の枝に引っ掛けたルアーをそのままに放置しており、そのルアーを餌だと思ってカワセミの幼鳥が見ているところが写っていました。

言うまでもありませんが、もしカワセミがルアーを咥えて飛び出したら・・・・考えただけで背筋が凍る思いです。公園池は市民の憩いの場で、そこでそれぞれ個々に楽しむのはいいのですが、最近の釣り人の中にはマナーの悪い方がこのように引っ掛けたルアーや釣り糸を
そのまま放置して帰られることがよくあります。後始末だけは必ず行ってほしいものです。

今日の二枚の写真ですが、幼鳥の写真で一枚は杭から飛び込むところをマニュアル撮影で連続写真を合成したものです。もう一枚は先ほどお話した写真でございます。

ところで、わたくしの写真仲間の方で、夏に発売予定の BORG90FLの購入を決めてられる方がいらっしゃします。発売時期は7月末と伺っておりますが、価格など含めた詳細はいつごろ発表されますでしょうか。HPも毎日拝見させていただくようにいたします。

＜中川コメント＞
相変わらずJ.Jさんの安定した撮影技術による見事な作例です。J.Jさんの作品はなぜか安心してみていられます。基本がしっかりとしているのだと思います。さて、釣り人のマナーの問題に関しては、困った問題であると同時に、我々カワセミ撮影者の方のマナーも問われる問題でもあります。私も川で夢中になって撮影していると、ついつい無理をしてしまうことがあります。後であれはまずかったかも？ということがあります。お互いにこれくらいは大丈夫だろう、という軽い気持ちが自分では気が付かないうちに他人やカワセミに迷惑をかけているかもしれません。常に思いやりの気持ちを忘れずに楽しみたいものです。

それと90FLの件ですが、実はありがたいことに、すでに相当数の同様のお問い合わせをいただいています。中には「価格はいくらでもいいから予約をしたい」というつわものまでおられるほどです。実際、価格等の詳細発表は発売の直前になるかと思います。詳しくは本ブログで発表いたしますので、今しばらくお待ちいただければ幸いです。

瀬戸の山並み・街並み　BORG50/2.8＋M42ヘリコイドシステム＋フジX-E1ボデー　撮影：中西直樹様

＜BORG50/2.8モニターレポート＞
こんにちは、中川さん。中西です。引き伸ばしレンズ 50mm F2.8 レポート第６弾 風景 編です。

予約開始も秒読みとなりましたので、今回は50mm F2.8の描写や印象についてもレポートしたいと思います。そちらがメインということで、今回の作例は少し手抜きっぽいです(笑)でも、瀬戸の島々と里山や市街地が融合している様子は、個人的には大好きです(日本では結構珍しい風景？)

作例をご覧いただくと分かるように、少し絞ると非常にシャープなレンズです。しかし、絞りによって味わいが変化するところが、さらに魅力的です。最近のAFレンズにはあまりない、楽しさが味わえる一品だと感じています。あくまで一次試作品による個人的な感想ですが、F値による変化をお伝えします。

・F2.8(開放)
繊細な描写の中にも、柔らかさが感じられます。ボケも大きく非常に綺麗です。かといって、APS-C周辺でも倍率色収差を感じることはありません。とてもしっかりした描写です。一般写真レベルだと、周辺減光もさほど感じません。
・F4.0
開放絞りから比べると、ふわっとした感じが少なくなり、さらにシャープになります。一般写真レベルだと、周辺減光は分からないと言ってよいレベルだと思います。F4.0以降は、夜景や星など点光源を撮影すると光条が発生しアクセントになります。

・F5.6
非常にシャープで、切れ味抜群といったイメージです。シャープさを求めるといった意味では、これ以上絞る必要性は、あまりないと思います。もちろん、被写界深度のコントロールのために、これ以上絞る場合もあります。

何となく、雰囲気が伝わったでしょうか？このような味わいの変化を、ぜひ皆さんにも早く楽しんでいただきたいです！

先日中川さんが、引き伸ばしレンズの特徴を「無理やり3つにまとめて」おられました。

私も特に気に入った点をまとめてみました(3つには、とても収まりませんでしたが・・・)
    ・描写に味がある(これが、一番の特徴！？絞った時のシャープさもよいが、個人的には開放近辺の何とも言えない艶めかしい写りが大好き)
    ・とにかくカッコいい！（モチベーションがあがること間違い無し)
    ・軽くてお手軽なのに高性能！(持ち歩く頻度が増えるので、シャッターチャンスが増えること間違い無し)
    ・マニュアル操作(楽しいだけでなく、腕も磨けます)
    ・マクロに強い(リングを入れれば、どこまでもよれます)

色々書きましたが、AFレンズ(特にズーム)しか持っておられない方々に、ぜひ触っていただきたいレンズです。あと、撮影に対するモチベーションが少し下がっている方にもお勧めです。Borg引き伸ばしレンズで、写真に対する根本的な意識が変わること間違い無しです！

＜中川コメント＞
BORG50ｍｍF2.8の専用ページを仮オープンしました。今後、さらに充実させる予定です。モニターの中西さんは、早くもBORG50/2.8引伸ばしレンズの隠れた良さを見つけてしまいました。そうなんです。開放付近のレンズの味がまた魅力なんです。この辺は、レンズや写真に精通した人でないと理解がしずらいかもしれません。ただ、使っていて深い満足感があるんですね。このレンズは。発売が待ち遠しいです。 

P.S.昨日のセールではご注文誠にありがとうございました。弊社の不手際で注文フォームへのリンクが切れており、お客様にご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。以後注意いたします。不思議なことにセール品以外の36EDも良く売れています。やはり、多くの有用な情報のお陰で安心して頼まれる方が増えたのだと思います。ご利用誠にありがとうございました。

P.S.2 いよいよサッカーワールドカップ開幕ですね。15日の初戦に日本が勝てば景気は確実に浮揚するでしょう。期待して応援したいと思います。明日は晴れそうなので、90FLでカワセミちゃんに会いにいこうと思います。また、6月末発売予定の引伸ばしレンズ50ｍｍF2.8の専用ページが出来ました。製品写真は試作品につきご了承ください。予約はまだ出来ません。また、来週6/17-18、東京ビックサイトで開催されるフォトネクスト2014 でBORG50ｍｍF2.8が展示される予定（BORGとしては出展せず）です。作例画像もプリントで展示します。ご期待ください。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。