BORG WORLD 画像作例集

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ジョウビタキ(♀) 36ED7110+ソニーNEX7ボデー ISO640 1/800秒 撮影者:U様 36ed_miyamas.jpg

ミヤマホオジロ 36ED7110+ソニーNEX7ボデー 撮影者:U様 nex7_36ED.jpg

今回の撮影機材:36ED+M42ヘリコイドL(7841)+M42ドロチューブ(4566)+M42延長筒L(4571)+スリムフラットナー1.1xDG(7110)+NEXマウント(5013)+ソニーNEX7ボデー 

<撮影者のコメント>
中川様。こんにちは。先日はスポーツ写真を掲載していただきありがとうございました。NEX-7とコ・ボーグ36ED、EL-NIKKOR50/2.8、小型双眼鏡ヒノデ6x21-S1(日の出光学)をリュックにつっこんで妻の実家山口県に帰省してきました。瀬戸内の海沿いのいわゆる里山といった場所で、鳥撮り初心者ではありますが大晦日から連続3日間、日の出直後に1時間ほど野鳥を求めて妻と散歩しました。

いままで帰省先でこんなことはしなかったので、明らかにボーグが生活に変化をもたらしています。これまで都内の公園でコンデジでメジロくらいしか追っかけてなかったため、野鳥との距離の取り方が難しかったのですが、コゲラ、メジロ、ヤマガラなどお馴染みの鳥に加え、初めて見るジョウビタキやホオジロ、ミヤマホオジロを撮影出来ました。

なかでもジョウビタキ(オスには会えず、メスのみ)は結構近くの枝まで飛んできて、ポーズをとってくれ、三日連続でおそらく同じ個体を見ることができました。今回一番の出来のジョウビタキのメスは朝日の順光でSS1/800、ISO640,WB太陽光でJPEG撮って出し,トリミングです。どうもNEX7のホワイトバランスは太陽光が自分好みのようです。手振れ補正がないのでフレーム拡大でのフォーカスが難儀ですが、狙い通りの高画素=トリミング耐性大なのでこれまで撮ったことのない解像度を得ることができ、びっくりです。しかも何枚もとれており、取捨選択が大変ですが一日中楽しめました。

二枚目はネットで調べるとミヤマホオジロのようです。スズメみたいな体に黄色い冠が特徴的で、やっぱりスズメのように地面の上を群れでちょこちょこしていました。初日は遠くの木の枝に止まっていて双眼鏡でも判別出来なかったのですが、36EDで撮影すると黄色い冠!しかもフラットナーのおかげで、気づかなかった他の個体も複数確認できました。3日間同じポイントで見かけましたが、最終日に運良く見やすい所に来てくれました。こちらはあまり近寄れないのでとても羽までは解像してませんが、こんな鳥がいた、と妻も喜んでいました。

最後に今回の持ち出しセットです。カメラの構成は36ED+M42ヘリコイドL(7841)+M42ドロチューブ(4566)+M42延長筒L(4571)+スリムフラットナー1.1xDG(7110)+NEXマウント+NEX7で、この状態でドロチューブはほとんど引き出さずにヘリコイドだけでフォーカスできます。この時期鏡筒が冷たいのでリストバンドを巻いてみたところ操作しやすくなりました。特にヘリコイドと他の鏡筒の段差がなくなったのが具合が良いです。

また私はバッテリー持ちが少し犠牲になりますが、写真はEye-Fiカードを利用してタブレットに転送しています。7型くらいのタブレットを一緒に持ち歩くとフィールドでも休憩時に詳細に写真確認出来ますので出来のよい写真が撮れると、さらにやる気が出ます。だいぶ長々と駄文になりましたが,本年もよろしくお願いします。

<中川コメント>
コ・ボーグ36EDの正しい使い方です。小旅行にもコ・ボーグなら持参してみるか、という気になるお手軽・高画質が最大のポイントです。欠点は重いレンズを持ち運ぶのが嫌になることでしょう。気分によって使い分けることが出来るのがボーグの良いところです。今年も投稿お待ちしています。

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M31 2014年1月3日 BORG36ED+スリムフラットナー 220mm F6.1 ニコンD5000(IRフィルター換装) ISO3200 45秒露出×4枚コンポジット ステライメージ6.5にて画像処理 ナノトラッカー+アングルプレート35+アイベル製極軸望遠鏡 撮影地:静岡県賀茂郡河津町 撮影者:栗原 誠二様 オリオン中心部(栗原誠二)_01s.jpg
オリオン座中心部 2014年1月3日 BORG36ED+スリムフラットナー 220mm F6.1 ニコンD5000(IRフィルター換装) ISO3200 45秒露出×4枚コンポジット ステライメージ6.5にて画像処理 ナノトラッカー+アングルプレート35+アイベル製極軸望遠鏡 撮影地:静岡県賀茂郡河津町 撮影者:栗原 誠二様 機材(栗原誠二)s.jpg
今回の撮影機材:BORG36ED+スリムフラットナー 220mm F6.1 ニコンD5000(IRフィルター換装) ISO3200 45秒露出×4枚コンポジット ステライメージ6.5にて画像処理 ナノトラッカー+アングルプレート35+アイベル製極軸望遠鏡 撮影地:静岡県賀茂郡河津町 撮影者:栗原 誠二様 

<撮影者のコメント>
中川昇 様。いつもブログを楽しく拝見させていただいております。正月休みに伊豆に旅行に行き、その際にナノトラッカーとコ・ボーグで写真を撮ってきましたので、お送りいたします。また、機材の写真もお送りします。

ピント合わせのため、ヘリコイドL(7841)を使っています。F6.1ですが、像がシャープなため結構ピントはシビアですので、ヘリコイドはあった方がよいと感じています。コ・ボーグは非常に軽いので、APS-Cの一眼デジカメを付けても、ナノトラッカーとのバランスは良好です。アングルプレートの効果が大きいと思います。昔135mmレンズ以下の撮影に使っていた中型の自由雲台を引っ張り出して使っていますが、強度は大丈夫のようです。M42回転台座(4520)のおかげで構図合わせはとても楽です。逆に言うと、回転台座なしですと、自由雲台だけでは構図合わせにちょっと苦労すると思います。

ナノトラッカーのガイド精度ですが、考えていたより良好で、今回の組み合わせですと、30秒露出で6割方、45秒露出で4割方許容範囲に収まります。これもコ・ボーグが軽くてナノトラッカーへの負担が少ないからではないかと想像しています。もっとも、少しムラがあるようで、30秒でも明らかに星像が線状にズレる場合もあれば、1分以上でも大丈夫なこともあります。また、天の赤道付近か極付近かでも違ってくるかと思います。精度には個体差があるかと思いますので、上記はあくまでご参考までにお知らせします。構図合わせなどにより多少極軸がズレた状態で撮影しても、ガイドズレは赤経方向に発生しますので、気にするべきは追尾精度のようです。 

この機材ですと短めの露出で切り上げる必要がありますので、やや無理をしてISO3200で撮影しました(通常はISO1600で撮影することが多いです)。比較的ガイドが良好な4枚でコンポジットしていますが、ややノイズが目立つのは仕方ないところかと思います。また、撮影の対象はやはりM31やM42を始めとする明るめの天体が中心になります(馬頭星雲は露出不足気味ですね)。ですが、三脚を除けば小さめのカメラバッグに全て収まる機材でここまで写すことができると、やはり嬉しいですね。

旅行に行って、夕食後にコンパクトな機材を短時間で組み上げて星雲・星団の撮影をし、露出中に肉眼と双眼鏡で星空散歩という、楽しいひとときを過ごすことができました。今回の機材はとても気に入っていますが、1つだけ難点があると感じています。それは、目的の天体を導入するのにやや時間がかかることがある点です。ナノトラッカーの構造上、天頂付近はやや構図が合わせづらいことと、F6.1のため、明るめの天体は問題なく導入できるのですが、暗めの天体ですと光学ファインダーで判別しにくいことがあります。このあたりを今後工夫できればと思っています。

<中川コメント>
この栗原さんの使い方もコ・ボーグの正しい使い方です。旅行に持参して無理なく撮影が楽しめる。でも結果はきちんと残せる。次も持参してみよう。そう思える限界のサイズなのです。栗原さんの機材の画像をみても、あまり無理のない組み合わせです。これでM31やオリオンの写真がこれだけ撮れてしまうのですからいい時代になったものです。使い勝手の良いナノトラッカー+アングルプレート35IIのセットは残僅少です。

P1120955s.jpg36ED+絞りM427110+オリンパスE-P5ボデー 撮影:中川昇 撮影地:小田原市御幸の浜P1120963s.jpg
36ED+絞りM427110+オリンパスE-P5ボデー ノートリ 撮影:中川昇 撮影地:小田原市御幸の浜P1121049s.jpg
36ED+絞りM427110+オリンパスE-P5ボデー ノートリ 撮影:中川昇 撮影地:小田原市御幸の浜P1120809s.jpg
36ED+絞りM427110+オリンパスE-P5ボデー ノートリ 撮影:中川昇 撮影地:小田原市御幸の浜
<中川コメント>絞りM42のお陰で、前後のボケがきれいな円形ボケになっています。DSC03298st.jpg
今回の撮影機材 左:36ED絞りM427110+オリンパスE-P5ボデー(VF4付) 右:ソニーα7R+M42ヘリコイドシステム+EL50/2.8N 

<中川コメント>
この3連休は初日に2014X1+E-P5でカワセミの超解像度画像をGET!この画像は明日以降に掲載予定です。E-P5の過去画像では一番羽毛が解像しました。ご期待ください。昨日は大好きな小田原に行って海ボーグしてきました。海ボーズではありません。天気も良く、暖かく、最高のリフレッシュが出来ましたが、旅のお供はコ・ボーグとM42ヘリコイドシステムです。この2つは互いにM42つながりなのでアクセサリーの共用が可能で、それが荷物の最小化に大いに貢献しているのです。

今回の成果は、E-P5が今までのテストで想定していた以上に使えたこと、36ED+7110は改めて旅向きだと実感したこと、海は気分転換に最高だということ、絞りM42は特に水辺で有効、などなどです。

P.S.今日は休日出勤していますが、予想通り、ご注文とお問い合わせが殺到しています。今週も外部業者との打ち合わせが目白押しなので、少しでも早くユーザー対応すべく、出勤している次第です。BORG本体はあまりの好調ぶりに、消費税アップ前に確実に在庫が切れそうです。最後の最後はご容赦いただければと存じます。

P.S.2 小田原は今までも何回も行っているのですが、飽きません。子供の頃、茅ヶ崎に住んでいたことがあったので、懐かしさもあるのかもしれませんが、行くとほっとします。山あり、海あり、城あり、花あり、鳥あり、海の幸あり・・・でリフレッシュできます。未掲載画像もあるので、時期をみて掲載します。投稿画像もさらにたくさん届いているので掲載する時間も取る必要があります。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

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