36EDテスト 36ED+絞りM42P1(絞り開放)+7885+7922+EOS50Dボデー ノートリミング 撮影:中西直樹様 <中川コメント>絞り開放だと明らかに周辺が流れます。
36EDテスト 36ED+絞りM42P1(絞り中間)+7885+7922+EOS50Dボデー ノートリミング 撮影:中西直樹様 <中川コメント>絞りを絞っていくと徐々に周辺像が改善します。
36EDテスト 36ED+絞りM42P1(絞り最小)+7885+7922+EOS50Dボデー ノートリミング 撮影:中西直樹様 <中川コメント>最小絞りにしたところ、周辺までシャープになりました。
今回の撮影機材:36ED延長筒(フード) + 36ED + 絞りM42P1【9421】 + M42ヘリコイド【7842】 + M42ヘリコイドL【7841】 + M42→M57変換 + 0.85DG【7885】 + M42延長筒M 【7922】+ カメラマウントNikon用 + ヨックレンズ マウントアダプタ + EOS50D 撮影者:中西直樹様
<撮影者のコメント>
こんにちは、中川さん。中西です。連日の休日出勤、そして遅くまでの残業お疲れ様です。どうぞ、じめじめした嫌な季節になりましたがお体をお大事にしてください。さて、36EDレポート第八弾 風景テスト編(0.85DG)です。
先回の、星像編に引き続き、0.85DGの風景編です。少し離れた山(200~300m位?)を対象にテスト撮影しました。別に面白くも何ともない画像ですが(笑)、葉っぱだらけなので周辺画像を見るのにはちょうどよいと思います(強い光も当たっていて、ちょっと意地悪ですが・・・)
まず、絞り開放の画像に関してです。星像編で既に分かっているように中心部は非常にシャープで、色収差も全く分かりません。ベイヤー配列やローパスフィルターの影響もあり、APS-Cの1500万画素では36EDの能力を完全に発揮できないのではないでしょうか?(逆に、多くのカメラレンズでは1500万画素だと多すぎで、1ピクセルごとに解像できずカメラ側が勝ってしまう場合が多い)
ローパスレスのカメラで、しっかり三脚に固定し、ピントをきちんとあわせるとすさまじい画像が撮れそうです。レデューサーで甘くなるという心配は皆無のようです。ただ、周辺部はAPS-Cでは、やはり流れてしまいます。ただ、以前レポートした夜景編(レデューサー無しの直焦点)と比べると、かなり改善されています。しかも、色ずれは感じられません(像面湾曲のみが残っている?)遠景のパンフォーカス的な使い方でなければ、APS-Cで絞らなくてもかなりいけそうです。もちろん、フォーサーズや、それより小さいフォーマットならトリミングされることになり、流れはさらに軽減されます。
今度は、中間レベルに絞ってみました(夜景編とは異なり、今回はレンズのすぐ後ろに絞りを置いています)。中心部は、正直開放と見分けがつかないレベルです(よって中心部の画像は割愛します) 。周辺は、開放より少し改善されましたが、APS-Cでは、完全には流れが収まりません。とはいえフォーサーズなら、かなりよいレベルではないでしょうか?
最後に、最大限絞ってみました。すると、APS-Cでも完全に、流れが収まりました。これは使えます!夜景テストの際、直焦点では、最小絞りにしても周辺は少し流れてしまいましたが完全に解消されています(絞りが少し後ろにあったので完全に同じ条件ではありませんが・・・)。ただ、手持ちなので若干手振れしているかもしれませんし、回折現象もでるでしょうし、絞り開放の中心部よりは少し甘いようです。ただし、あくまでピクセル等倍での話です。普通の望遠レンズなら、適正な絞り値の中心部さえ、この画像に劣るのではないでしょうか?
最近のデジカメは、感度が高いですし、ボディ内手振れ補正搭載の機種もあります。しかも、レデュサーのおかげで焦点距離が短くなって、明るくなっているので相対的に、ぶれにくくなることもあって、手持ちでもかなり使えそうです。実際、今回の作例は、三脚が都合で準備できなかったので全て手持ちです(もうちょっと絞りを開けても大丈夫そうですし・・・)。
もちろん、新型の補正レンズでは、開放で周辺まで、ビシッと、くると期待していますが(笑)、この結果からすると、つなぎとはいえ0.85DG【7885】も結構お勧めです(リサイズした画像では、開放でも流れは、あまり目立ちませんし・・・)
0.85DG【7885】との組み合わせも、結構いけるということが分かったので、後日、夏の星雲・星団の作例にも挑戦しようと思いますが梅雨に入ってしまったので、しばらくお待ちください(泣)。以上、よろしくお願いします。
<中川コメント>
中西レポート第8弾です。中西さんのパワーは梅雨入りくらいでへこたれる柔なものではありません。今回のレポートでもお分かりの通り、BORGの大きなメリットのひとつは、天体望遠鏡なのに絞りが使えることにあります。しかも、絞りの位置も自由に選べるので、表現の幅が大きく広がるのです。これは決定的に大きなメリットです。梅雨の晴れ間を逃さない中西さんのパワフルな次回レポートに期待したいと思います。中西さん、いつも有益なレポートをありがとうございます。
BORG36EDリーク画像シリーズその1:36ED+K5IIs
<中川コメント>
今日から始まる36EDリーク画像シリーズ第一弾。200mmF5.6EDという明るいスペックなので、K5IIsのフォーカスエイドはピーピー鳴りっぱなし。ピント合わせは余裕です。もちろん、手振れ補正もOK、AFボーグもOK。ブラック仕様同時発売予定です。商品撮影をするたびに、あまりのかっこよさに見惚れてしまい、たびたび撮影が中断するという、いわくつきのBORGです。今後発売まで、折をみて新鮮な商品画像を1枚ずつリークしていきますので、妄想をたくましくしていただければ幸いです。このワクワク感はBORGユーザーだけの特権です。
P.S.ここのところ、ボーグHPのアクセス数が上昇中です。ありがたいことです。今日、関東地方も梅雨入りしましたが、BORGなら悪天候による打撃は最小限。むしろ、梅雨ならではのあじさい撮影、ホタル撮影、カワセミの羽毛の色が出やすい曇りの日が多くなるなどこの時期でしか撮影できないものもたくさんあります。今日もBORG開発者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
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